生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

修士論文を差し置いて・・・

2013年10月12日 22時40分49秒 | 生涯学習
ちょっと、生涯学習に関する本を読み漁っている。

寄寓にも、とある生涯学習の大御所と面談できるチャンスを得ることとなった。そのため、その先生が書かれた著書を、読んでいるのである。一緒に「お食事」ということだが、こういう運命のいたずらがあるから、生涯学習をやっていてよかったな~と感慨深く思っている。

よくよく考えると、日本において、生涯学習の指導教官を持つ通信制大学院は3つしかない。その3つのうち、2つの大学院で学び続け、その2つの大学院において、幸運にも看板教官に指導を受けることができたのだから、恵まれ過ぎといえるのかもしれない。

あと、1つの大学院で学ぶことができれば通信制限定ながら完璧なのだが、関西の大学院だから・・・

さて、その大御所先生と生涯学習について共感を得ることができるだろうか?とはいえ、見解の相違があったとしても、私は私なりの生涯学習を信じるしかないのだが。
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総選挙・・・

2013年10月12日 20時40分47秒 | ちょっと立ち止まって・・・
テレビをつけると、ハンバーガー総選挙なるものが放送されていた。

今、1位の発表があり「モスバーガー」とのこと。食のプロの点数が4,078ptとのことなのだが、ハンバーガーの王者「マクドナルド」が入っていない総選挙で、何が1位なんだろう?

参加は5社のみ。おいしいという基準なら、私が以前食べたことのある某店の1,000円を超えるハンバーガーの方がおいしはずだ。何なんだ、この、何の基準もない言ったもの勝ちの社会は?

食のプロは、何を基準に選んでいるのだろう。味なのか、食べた人の健康なのか、それとも、毎日でも食べられる安心感なのか?見るからに、1つのハンバーガーで軽~く1,000カロリーを超えているような、コレステロールの塊=毒にも見えてしまう食べ物がランクイン。本当に、それが、テレビで放映してもいいことなのか?

食のプロは、試食会場で何十個のハンバーガーを一時期に食べるのか?それなら、食べた順位で食欲の中枢神経がドンドンおいしさを感じなくなってしまうのではないか?それとも、私と同様、食べては戻し、食べては戻し、胃袋をゼロクリアしているのか(それでも食欲と言う最大の調味料は順序良く劣化していくが)。

ハンバーガーの前、レトルトカレーでグリコとS&B食品が10位以内にランクインしなかった。カレーマニアの私としては、グリコとS&B食品がランクインしないこと自体、とても不思議に思う。いや、トップが無印のタイカレーということで、かなり味覚のバイアスがあったとしかいいようがない。

日本人なら、日本が生んだ、日本的カレーの方がよいと思う。タイカレーも「いなばの缶詰」が常備されているので、食べないことはないが、やはり、さらっとしたカレーより、どろっとしたカレーの方がスキである(スープカレーが好きな人には申し訳ないが)。

総選挙と標榜する以上、「総じたもの」から「選んで」「挙げる」ことが求められないのか?総じる点では、非常に限定的であり、加えて、選ぶ方法も、一方的である。「胃にやさしい」とか「健康になる」とか「カロリーが低い」とか、そんな良心的な、毎日食べれるような安心な食品は選ばれない。

資格もそう。基準がないから、誰もが日本一。しかも、在野には、沈黙を守る資格王がいるかもしれないのに、言ったもの勝ちの世界。そもそも、基準やルールがない以上、難関国家資格1つを保有している者と、200のネット資格を持つもののどちらが優れているなんて、比べようがない。

いや、難関国家資格1つだろう!というかもしれないが、では難関国家資格1つと、普通レベルの国家資格30個保有しているもののどちらが優れているか?それでも難関国家資格というのなら、その資格が『ひよこ鑑定士こと「初生雛鑑別師」』だとしても、胸を張って言い切れるのか?

資格の魔道に入った人なら、「初生雛鑑別師」の凄さが判るはずである。私も、欲しくて仕方がなかった資格であるが、もう、年齢的に取得不能のレア資格である。でも、二つ名を「ひよこ鑑定士」と聞いた瞬間、弁護士並みの難関国家資格にもかかわらず、その資格の価値を低く見がちにならないだろうか?

弁護士が1位という人もいれば、医師が1位という人もいる。しかし、初生雛鑑別師こそが1位という人も認められるべきである。その価値観のブレを無視して、モスバーガー1位とか、グリコ・S&Bランク外というのが、なんだか、もやもやしてしまうのである。
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大学講義無料ネット配信!

2013年10月12日 17時47分20秒 | ちょっと立ち止まって・・・
本日の日経新聞朝刊11面の記事。

>大学講義を無料でネット配信する「MOOC(ムーク、大規模公開オンライン講座)」
>と呼ばれるサービスが日本で2014年春に始まる。放送大学や東京大学、NTTドコモな
>どの産学が連携し、11日に推進組織を設けた。米国生まれのムークは英語圏や新興国で
>新たな学び方として急速に広がっている。日本版は国内の大学教育に変革をもたらす可能性がある。
>日本版ムークの推進主体は「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)」。
>理事長に放送大学学園の白井克彦理事長が就いた。

ということで、大学講義無料ネット配信する推進する協議会の理事長に放送大学の理事長が就任することとなった。放送大学生として喜ばしい限りである。

>白井理事長は記者会見で「質の高い学習教材を誰でも利用できるようにする」と述べ、
>原則無料の講義配信で人々の学ぶ機会を広げる考えを表明。福原美三事務局長(明治
>大特任教授)は「100万人の利用者を集めることも不可能ではない」と意気込みを語
>った。14年度は東大、京大を含む少なくとも13校の講義1つずつを配信する。

無料は有難いのだが、運営費はどうやって獲得するのだろう?「参加企業は無償で協力」とあるが、各企業は、どの程度の負担となるのだろう。

修了証も発行されるそうだが、本人認証が十分でなければ、それはただの紙切れである。海外では採用の際に考慮する企業も増えているとしているが、さて、日本ではどうなるのか。

そもそも、入社後の学歴はあまり考慮されない日本文化。本人認証や学びの幅がより広い学位ですら考慮されない日本の現状において、こんな修了証が評価される可能性は低い。

なんせ、既に、「科目群履修認証制度(放送大学では「放送大学エキスパート」が相当)」という、学校教育法第105条の「履修証明制度」に基づく、法令に準拠した制度があるにもかかわらず、社会的には広まっていない。

とはいえ、生涯学習の選択肢が増えるのはいいことであり、今後の行方を見守っていきたい。
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世界トップ10?

2013年10月12日 09時07分21秒 | ちょっと立ち止まって・・・
昨日の日経新聞夕刊14面に、東工大学長の教育改革の発表が掲載されていた。

先般ご紹介した「修士まで最短4年」とともに、「世界大学ランキングトップ10位以内に入る研究大学を目指したい」というコメントも載せられていた。

で、例のごとく、私は悩むわけである。「世界トップ10って、、、何なのよ?」と。悩む理由は2つ。

1.東工大は世界大学ランキングトップ10位以内を目指す必要があるのかという疑問
2.世界大学ランキングって普遍的な信頼性があるものかという疑問

私とは全く関係ない東工大であるが、当然のごとく、東工大には私の払った税金が投下されている。私だけではない。世の中の、多くの方々が払った税金である。それが、訳のわからぬ世界ランキングトップ10を目指すためだけに、本来、東工大が関与しなくてよいものにまで、余計にコストを投下しないかという疑問である。

東工大のベスト10入り=東工大のやるべき大学の使命=我々の幸福という3つが必要十分条件で充足されない限り、ベスト10に入ることは目標とされるべきではない。

というか・・・そもそも、疑問の2にも繋がるのだが、世界大学ランキングの判定要件に考慮される基準は、東工大の「大学」という教育機関として必要なものの網羅的事実なのか?

WIKIでも、ランキング自体、3つあるとしているし、英語圏が有利という問題点も挙げられている。あるいは理系偏重との指摘もあげられている・・・・ということで思い出したのだが、そもそも、東工大って、理系のみの大学。文系がないのに、世界ランキングトップ10にランクインするって、なんか、おかしくないか?


>英語圏の大学が上位に入りやすいという点についても批判がある。例えば、
>上海交通大学が公表している『世界大学学術ランキング』の指標である
>『ネイチャー誌』と『サイエンス誌』にしても英語の雑誌であり、トムソン
>社の論文データーベースにしても英語の論文が多い。また、人文科学系の
>大学ではランキングの上位に載りにくく、英語で書かれた論文も少ないと
>いった問題もある。ピア・レビューについても英語圏の人間が多いのでは
>ないか、名のある大学に有利に働くのではないかなどの批判がある。

>また、審査基準がそもそも米英に有利なように設定されているという批判もある。
>例えば英THE誌の2009年の審査基準では、

>1. 査読(論文の内容と質を、他の学者が評価すること)(40%) 2. 雇用者
>レビュー(10%) 3. 教員&学生比率(20%) 4. 教員一人当たりの論文被引用
>件数(20%) 5. 外国人教員比率(5%) 6. 外国人学生比率(5%)

>となっていた。 しかし、5、6に関しては、そもそも移民政策を取っている
>アメリカが有利なのは当然で、逆に日本のように移民政策をとっていない国は
>前提からして不利である。1に関しても、非常に主観的な要素であって、論文の
>内容のどこに価値を感じるかは個々人の価値観に左右される。その上、学者も
>人間であるから、母国の論文に対しては好意的になりやすいのではないかと
>いう問題もある。何よりも、研究機関としての評価と、教育機関としての評価が
>一緒くたにされており、どの大学のどこが優れているのかが不明確な点も批判
>されている(中には、教育機関としてはイマイチでも、研究機関としては優れて
>いるという大学も存在する可能性がある)。

>また、教育の質や社会奉仕など数値化されない、しにくいものが無視されること
>への批判。スコアではわずかな差でも、順位を付けることで大きく開きがうまれ
>ることへの批判。そしてピア・レビューといった透明性が確保されにくいものへ
>の批判。最後に、高等教育機関がランキングを重要視するあまり、ランキングに
>関係のないものを切り捨て、上位を狙えるものに特化してしまうといった可能性
>の問題がある。

もし、東工大がランキングのために、日本人学生を締め出し、外国人学生比率を100%にしたらどうなるか?あるいは、今回インタビューの学長だけを残し、すべて外国人教員にしたらどうか?

そもそも、学生を育成するには、先のブログの記事でteraさんが書き込んでくださったように、育成するだけの時間=熟成時間というのが必要といえないだろうか?6年を4年で飛び越すことができ、そうやって促成栽培した学生を切り口に、世界トップ10を目指す。それが、本当に、東工大という歴史ある、名門大学が目指すべき道だろうか?

人数を決めずに、優秀な大学生は短期で卒業・修了できる制度をつくることは大賛成である。しかし、そんなのどこの大学でもやっていることである。2年かかるMBAコースを1年で修了できる大学院なんて、いくらでもある。加えて、大学3年で大学院に進学できる大学院も既にある。この2つの制度を合わせ技として持つ大学がなかっただけである。ただ、それは、技術的にできても、学生の心身育成のためにやってこなかっただけかもしれない。

加えて、ランキングを目安にするということは、公的かつ全体的納得感がない限り、私がその昔はまっていた資格修得個数ランキングと同じように、そもそも学びには関係ないところのポイントを稼ぎ、玉石混交であったとしても数のみで判断するといった、形式的を繕うものになりかねない。

私の周囲の東工大出身者は総じて優秀な方々が多い。外に対してエネルギーを投下するのではなく、ランキングにはマイナス要素となるとしても、主として、日本国民にとって、生涯に渡って理系教育の恩恵を受けることのできるような、生涯学習の基地的存在になってくれるほうが、私としてはありがたいのだが。
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