ヤフーニュースで目を引いた記事。
全く知らなかった。こんな制度を取っている自治体が存在すること自体、驚愕の事実であるが、それなりの実績をあげたとある。
「同制度は、進学校としての地位の確立や生徒の進学意欲の向上を目的に14年度に導入。旧帝大などは100万円、他の国公立大(短大を除く)などは30万円を支給する。昨年度までに計56人が受け、総額は計1750万円になっていた」とのこと。
100万円と30万円の2種類かつ56名で1750万円になる計算式は・・・「100万円×1人+30万円×55人=1750万円」である。ということは、「旧帝大など」は1名だけなのね。それどころか、14年度~20年度までで56名ということは毎年8名程度。まだ20年度が確定していないとした場合でも10名程度。大口高校のレベルは不明だが、私の母校を思い返すと・・・この人数、どうなんだろう?市長自身「ある程度の成果は上がったものと考えている」そうだが、成果の上がる前って、どんな状況だったのか?もちろん、大都市圏と鹿児島県を同列に見てはならないのだが、これだけ大学への進学率が上がっている昨今、お金を投下してまで難関大学に進学を誘導しなければならないのか?ちなみに、WIKIで大口高校を調べると、「2016年は、九州大学理学部(進学奨励金100万円第1号)」というのが記載されていたので、先の計算式によれば、この「第1号」さんが、最初で最後の100万円対象者となったのかな?
で、気になるのは「難関大学」の定義。検索能力が高くないので、個別の大学名までわからない。でも、「30万円が支給される大学を目指して学習中」といった内容の学生インタビュー記事も書かれているので、地元ではわかっているんだろうな・・・
ちなみに、大学入試でお世話になる「赤本」を発行しているのが教学社。その教学社が発行している「難関校過去問シリーズ」に名を連ねるのは19大学のみ。「東大」「京大」「北大」「東北大」「東工大」「一橋大」「名大」「阪大」「神戸大」「九大」「早大」「慶大」「明大」「中大」「法大」と「関関同立」の19大学・・・まさか、この大学のみが制度の対象ってことはないでしょうが、ちょっと、気になっています。