ブログ管理者宛のメッセージをいただきました。
いつもは個別にメールで返事をしているのですが、以下の理由により、記事にて返事をさせていただきます。
�実名でないこと。
�通信制大学教育学部の2年に在学中とあるにもかかわらず、来年、大学院の進学を検討していると年次が合わないこと。
�文章が読みづらいこと。
無論、メッセージの場合でも、実名でない人もおられますが、年次が合わない点と、436文字の文章を一度の改行もなく、送信してきたことに若干の不安を覚えたため、メールでの返信は遠慮させていただきました。
特に個人情報もなく、一般的なことなので、公開しても問題はないでしょうし、もし、本当に悩んだ末のメールならば、返答しないわけにもいかないので・・・
1.武蔵野大学大学院のレポートは大変か?
大変と思うくらい大変な書き方もできますが、それほど、力も入れず書くこともできます。なんせ、独自性や新規性は全く必要とされていないので、通信制の大学のレポートの方が大変かもしれません。「あなたの考えは書かないでください」というのが基本パターンですから。字数も2,200~2,600字ほどですから、きっと、書くことができるはずです。
私が大変だったのは、ギリギリまで着手しなかったことと、4単位もの(=SCがなければレポート5通)の提出順序が決まっていたことです。前のレポートが合格にならない限り提出できないのです。ちなみに、不可になったレポートは1通もないですし、友人の情報でも、人間学特講以外で不合格レポートとなった事例は聞いたことがありません。
2.指導教官は選べるか?
選べません。しかし、各テーマ別に、指導教官は2名程度しかおられないので、必然的に、大体の目星はつきます。しかし、その先生が来年度の指導教官のリストに入っているかは別問題です。なんせ、私の指導教官も次の年にはいらっしゃらなかったし、心理系の先生も途中で退官なされました。
そもそも、他大学院でも指導教官が選べないケースもあるのですから、その指導教官に惚れ込んで入学するのでなければ、自分の運を信じて決定された指導教官に従うべきです。
まあ、私の知りうる限りでは、本学には「意地悪な先生」も「おかしな先生」もいないはずです。いい先生ばかりです。
それはそうと・・・私が、一番、疑問に思っていることは、どうして教育学部に在籍しているのに、武蔵野大学大学院を選ばれるのかという点です。無論、本学が廉価な大学院の一つであることは疑いも無い事実です。また、SCの会場は有明キャンパスなので、交通の便も良いでしょう。しかし、SCを1科目履修すると、2単位もので追加1.5万円、4単位もので追加3万円となります。また、履修する単位が増えれば増えるほど、授業料が上がる単位制の大学院でもあります。安全策のため1科目履修を増やすと4.4万円の増加となります。
そのため、すべてレポート、履修はギリギリの40単位にすれば64万円で済みますが、SCや履修単位を増やすとすぐに70万、80万となります。
それなら、今、在籍しているのが教育学部ということなので、同じ教育学部で通信制大学院の明星大学大学院の方が進む進路として筋が通っています。なんせ、通信制大学院で教育学が学べるのは「明星」と「佛教」ですが、都内限定なら「明星」となるでしょう。
そもそも、何故、教育学部から人間学研究科なのか・・・その理由が、大学院のコストなら、明星大学大学院は初年度57万円、次年度は42万円で都合99万円となります。SCと46単位(確か、46単位だったと記憶している)までの単位履修のコストはすべて包含しています。
加えて、SC参加者については6名まで、20万円の奨学金を申請することができます。選考がありますが、受給できると大きいです。ちなみに、その昔、奨学金が5万円時代に、私も一度いただいております。
修士の学位が目的というのなら、それも一つの学ぶモチベーションですから、いいと思うのですが、今一度、何のために進学したいのか?という点を明らかにしておいた方が無難だと思います。
本学は比較的入りやすい大学院ですが、修了率は決して高くありません。コストをかけないため、入学式もないですし、機関紙の送付もありません。すべて、自分のモチベーションで管理していく必要があります。
明星大学大学院は少々高く感じるかもしれませんが、他大学院と比較しても廉価な大学院の部類に入ります。しかも、教室の一室で手作りの入学式があり、機関紙は毎月送られてきます。SCの後は先生方と飲み会になることも多く、最短2年での修了率は6~7割、最終的な修了率も9割といわれており、修了できる可能性が高い大学院です。
どうしても大学院に行きたいが、コストが心配というのなら、放送大学大学院の方が廉価です。ミニマム46.6万円で修士が取得できます。是非、ご一考いただければと思います。
かえすがえすも、「何故、大学院にいきたいのか」という点を含めて、ご検討いただければと思います。