講談社から出版されている 『興亡の世界史』 。
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その第16巻 「大英帝国という経験」 で読んだ記述です。
19世紀末のイギリスでは、出生率の低下が多くな問題になっていました。
その対策として1904年に設立されたのが、「身体的堕落防止委員会」 です。 この委員会が都市化の悪弊だとして、当時の若者を次のように批判しています。 (抜粋して一部要約してます)
「移り気でかっとしやすい若者たちの気質からあきらかになったこと。 それは予測不可能な行動をする新しい種族が重要な分野に侵入しつつあることだ。 都市住民に現れた身体的特徴はこうである。 発育不良、胸が薄く、すぐに疲れ、おしゃべりで興奮しやすく、落ち着きも体力も忍耐もほとんどない」
百年前のイギリスが悩んだ問題が、日本の今日的課題と符合していることに驚きます。
昨今の事件を思い浮かべました。 現在にいたるまでの百年間、イギリスの悩みは解消されていないと思います。
次世代に向けて私たちが出来ること。 私は、改めて倫理の大切さを感じます。
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