マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

職務質問 ②

2011年08月16日 | 喜働

そうです。

不審者とは 何を隠そう、この私でした。

「わたし、理事長ね」

わざと こんな風に話しているのではありません。 黒霧島が身体中を駆け廻っている影響だったのです。

「オートロック交換してるね。 誰かが内側から開けないと入れない。 それで、ここに座って ず~っと焼酎を呑んでるよ。 間違えた。 座っていて、居住者が帰ってきたら、中から開けてやってるね」

姓名。 居室番号。 生年月日。 年齢。 電話番号。 工事の理由。 工事日程。 理事長になったのはいつか。 こんな時間に未だ帰って来る住民が居るのか。 お前は まともに喋れないのか。 理事長が出来るような もう少し普通の人間は住んでいないのか。 何時まで ここに居るのか。

などなど、質問されました。

「これって、『職務質問』 なの?」

こう私が問うたのは、昔 一度だけ職務質問を受けたことがあったからです。 フラッシュバックのように、記憶が甦ったからです。 その話は 次回に。

一方で、私は何となく安心していましたね。 

何故って、こうやって通報してくれる住民が居ることは、まだマンションが健全だ、と思ったからです。

56世帯ありますから、まぁ、私の顔を知らない人も居るはずです。 その人にとっては、不審な男が入口で酒を呑んでいる訳ですから、こうして通報して頂けるのことは、マンションの治安上、とっても安心すべきことだと感じたのです。

いや。 それにしても。 皆の為を考えて 深夜までオートロックを解除してあげている 俺が不審者かよぉ!!

「明日の夜もするのですか?」 これが最後の質問。

「ああ、やってるよ。 だけどさ、やりたかぁねえよ」 これは意味無き遠吠え。

二人は引きあげました。 一人になると寂しいね。 また誰かが、「不審者が居る」 と通報してくれないかなあ? 

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