マンションの管理では 「おかしいこと」 が起きるのは何故でしょうか?
原因は色々あります。
管理組合の役員さんは任命制です。 任命制は悪いことではありませんが、任期に問題があります。
1年交替の場合。 多くの管理組合では任期1年です。 役員さんが管理内容を理解する頃には任期が終了します。 そのため、管理会社の言いなりになるというケースが発生するのです。 メリットもあります。 より多くの人が役員を経験するから問題意識を持つことが出来ます。 但し、役員が終われば無関心、という人も多いのですが。 任期を2年にして、半数づつ替わっていくという方式で運営する管理組合もあります。 毎年、半数だけが新役員に替わるのです。 1年交替のデメリットをカバーして、継続性を維持する良い方法だと思います。
反対に、同じ人が長く役員を続ける場合。 自主管理に多いようです。 色々な経験を積むので、問題対応能力が上がります。 頼もしい存在です。 デメリットは、独断的になりがちな事です。 特に、管理費という金銭が関わりますから、会計や工事などの業務にはチェック機能が必要です。 管理会社とも馴れ合いになることがあります。 ベテランを頼って信頼しても、業務監査機能は重要です。
根本の所では、「自分の資産であり管理費・修繕積立金だ」 という意識が最も大切だと思います。 この意識が欠けていると、マンション管理で 『おかしいこと』 が発生する原因になります。
意識があるならば、総会に出席して管理内容を確認したり、あるいは自分たちのマンションの将来像を考えたりしていくべきです。
居住中のマンションを 『終の棲家』 と考えている人は、約半数近くに達したと調査報告されています。 安全に快適に住み続けるには、管理の質を高めていくことが大切です。
今後、築30年超のマンションが増えてきます。 マンションに永く住むことを皆で考えていきましょう。
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