子どもの通う高校には 『育成会』 があります。 生徒の健全な育成をサポートして、学校の発展に寄与していく組織です。 在校生の会費を主たる財源にして、PTAや同窓会活動とは違う観点から学校運営と生徒を支援しています。
活動の一例として、部活動への助成、皆勤生徒への楯の贈呈、全国大会出場に備えた資金の積み立てなどがあげられます。
育成会の会長はPTA会長など役員のOBがあたり、副会長は現役の学校長・同窓会長・PTA会長で構成します。 理事・顧問には、歴代の学校長・PTA役員・育成会会長などが引き受けています。
先日、総会前の役員会を開催しました。 メンバー構成は、PTAのOB会といった感じもあるので、一緒に活動した時期の話に花が咲きます。
その中で。 育成会の元会長さんが言われた言葉に、強い印象が残りました。 それは、「育成会は良識の府だよ」 の言葉です。
確かに、現役のPTAは、子ども可愛さの意識が強くなります。 また、同窓会のメンバーは、愛校心で行動します。 それに比較して、育成会では冷静に判断しうる状況にあります。 愛情と責任は持ちながらも、客観的な立場から助言・支援を出来ると感じます。
この元会長さんの言葉が持つ意味に、深く感じ入りました。 育成会の性格と目的を端的に表す言葉だと思います。 また、現役のPTA会長時代の事例などでも学ばせていただき、有意義な役員会となりました。
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