「2月は去る」と言いますがあっという間に終わり、今日から弥生3月です。
2月のレッスンは昨日の「フロランタン&イチゴのムース」で無事に終了いたしました。
このメニューは3月もご希望の方にレッスン予定です。
さて、一昨日はリクエストレッスン
久しぶりのオーストリア、ウィーンの銘菓を2種類作りました。
おそらくイートインでもなかなかお目にかかれない・・・けれど食べたらとっても美味しいウィーン菓子
「ワイシャツを着たムーア人(ムーア・イム・ヘムト)」
チョコレート風味の軽いプディングに温かいチョコレートソースをたっぷりかけて、さらに冷たい生クリームをそっと飾ります。
作りたてを2種類のソースをいただく大変贅沢なお菓子
こちらは30年ほど前、今田美奈子先生のお菓子教室の研究科2月のカリキュラムで習ったのですが、そのユーモラスで不思議なネーミングとおいしさと贅沢さのギャップに驚いたのを思い出します。
ここに登場するムーア人は特定の民族の名前・・というわけではなく、その昔にはスペインを支配したイスラム教徒、アフリカ系の人々、北アプリカに住むベルベル人のこと・・・
肌の色が黒っぽい人もいればそうでない人もいたようです。
おそらく世界で一番有名なムーア人といえばシェイクスピアの「オセロー」の主人公のヴェニスグンの将軍です。
たっぷりとかけられた熱いチョコレートソースの黒い色と上からかけた冷たい生クリームの白い色がワイシャツを着たムーアの人をイメージさせたのでは?
とにもかくにも出来上がったら、さぁ早く食べましょう!となり、食べ始めたらスプーンが止まらないおいしさ!
わたしもひとつお相伴して(*^-^*)
残りはチョコレートソースと一緒にお持ち帰りいただきましたご家族にふるまわれてとっても喜ばれたそうです\(^o^)/
もう一品は「ヴィエノワ」
ウィーン風の絞り出しクッキーです。
今回は紅茶の茶葉を加えましたが、サクっと軽いクッキーは上品な味わい💓
紅茶とともにモーツァルトを聴きながらいただきたくなります(*^-^*)
伝統的な銘菓と呼ばれるお菓子は使われる材料は贅沢ながら素朴です。
そして便利に持ち歩けたりしないものもありますから食べる機会は少ないかもしれませんが、これこそ手作りお菓子のだいご味!かもしれません。
2月はもう一品、レッスン以外でリクエストをいただきウィーンの銘菓を作る機会をいただきました。
こちらはまたあらためてご紹介させていただきます。
あぁ~💓美味しかったなぁ~!写真を見てるとまた食べたくなりました(笑)
リクエスト、レッスンご参加ありがとうございました!