7月に入り、昨日までの雨が上がって神戸は晴れ間が出てきました。
今日はシュガークラフトのバースデーケーキのご紹介です。
シュガークラフトは、19世紀イギリスのヴィクトリア女王の時代からウェディング、アニバーサリー(記念日)バースデーなどのお祝いのお菓子としてヨーロッパを中心に作られてきました。
菓子職人が作るような大きな工芸菓子と違って、女性が家族や大切な人のためにキッチンでこまごまと作られてきたことも特長です。
本来はフルーツケーキにシュガーペーストをかぶせて「食べること」を目的に作られますが、発泡スチロールのダミーケーキを使い飾って楽しむ方が増えています。
今日はダミーケーキを使ったお祝いのアニバーサリーケーキです。
Kayoさんのお母様は今年70歳。
Kayo家の子供たちが大学生となり独立されたのを機にお家を二世帯住宅に改築して一緒に住むことになられました。
お母様のバースデー7月2日に合わせて、記念になるようなシュガークラフトを♪というオーダーです。
シュガークラフト☆Table Setting Style♪Kayoさんのお母様のバースデーを祝して
新しいお母様のおうちはパステル調だそうなので、優しいラベンダーピンクのテーブルクロスに。
バースデーのテーブルに集うのはたくさんの仲間たち♪
お客様のために、さまざまな果物やケーキ、お菓子が用意されています。
蝶々の妖精が手作りの花束を♪
鳩の夫婦は今日来れなかった遠方の友達から託されたメッセージカードを♪
うさぎさんは自分の畑で取れた人参やキャベツを両手一杯に抱えてやってきました♪
手前の緑っぽい丸いのがキャベツ・・・のつもり(笑)
Kayoさんからメールで、趣味が多く社交的、人のお世話もしてくださるお母様だとお聞きしました。
一ヶ月ほどもあった納品までの時間、美しい大人っぽいシュガークラフトのデザインも考えましたが・・・
新しいおうちにはきっとたくさんのお友達が笑顔で集うに違いない・・・
ならば「物語のあるテーブルセッティングッスタイル」のケーキにしようと思いました。
実際にお母様のもとへやってこられるたくさんのお友達と、このケーキを囲んでおしゃべりが弾みますように♪
お母様のバースデーを祝して
「健康と たくさんの笑顔と 多くの友人とともにありますように」という願いを託しました。
お届けした昨日、Kayoさんから早速メールをいただきました。
笑顔のお母様がこのケーキを持っておられる写真も添付してくださって!
Kayoさんありがとうございます!!!
写真は私の宝物♪保存~♪保存~♪
で、そのメールを見てびっくり!しました。
お母様もKayoさんも兎年で、兎が大好きなんだそうです。
Kayoさんは「調べてくださったんですね!」と感激してくださったのですが
いえいえ・・・すみません。。偶然だったんです。
しか~し!
このウサギさん、作品の最初の構想では作る予定ではありませんでした。
でもなんだかウサギさんがとっても作りたくなって急遽、登場させました。
Kayoさんからのご依頼のメールはお母様への愛情があふれたものでした。
それを作る途中に何度も読み返していたので、お菓子の神様が降りてきてくれたのかもしれません。
とにかく私もKayoさんもビックリの偶然でした。
お母様、笑顔がいっぱい集うおうちでいつまでもお元気にお過ごしくださいませ。
Kayoさん、素敵なオーダーをありがとうございました!