桜の木に数輪の花がチラホラ、あとは膨らみかけた蕾がぎっしりの状態でとどまってます!
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Skin Care School 週刊発行
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│淳│子│先│生│の│お│肌│の│学│校│
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□ 3月 31日 vol.0770
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編集・発行:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
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3月のCONTENTS
3日発行済み≫季節のお手入れー花粉時期のケアー
10日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
24日発行済み≫豆知識ー大気中の汚染物質と肌、体ー
31日発行 ≫季節のトラブルーアレルギー時期の注意ー
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≪季節のトラブルーアレルギー時期の注意ー≫
お彼岸を過ぎてもまだ寒い日が続き、なんと数日前には東京に雪が舞ったということで“花冷え”どころではないようです。この“花冷え”、きれいな言葉ですね!この意味、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この花は桜を指します。“もうそろそろ桜が咲くころでやっと暖かくなってきたと思ったらまた寒さが戻ってきて冷え込みますね!”というような意味です。まさに今年が当てはまりますね!3月下旬から4月上旬がこの季語の使用時期ですから花とは桜でぴったりですね!そしてもう一つ“花曇り”という言葉があります。同じ時期に使う季語ですが、こちらは桜がせっかく咲いているのにうっすらと雲がかかって、今にも雨が降りそうな天気の時に使われます。俳句の世界観は花=桜だそうで、この時期限定の素敵な表現になりますね!
穏やかな前振りで始まりましたが、桜の咲くころはアレルギーの方にとって最悪のシーズンでもあります。今年は昨年の状況から関東地方は軽めの予報を発信してまいりましたが、人によっては関東地区でも急激にひどく発症している方が増えているようです。確かにスギ花粉のピークは3月ですから今がまさにという時期です。先日会社のスタッフが「抗アレルギー薬を飲んでも効かなかった。咳で夜眠れなかった。」というので風邪の一般薬のお勧め品を教えましたら、「抗アレルギー薬よりずっと楽になった」といっていました。花粉症と風邪はその症状が本当に境が分からなくなりますね!
さてここで耳の痛いお話を一つしておきます。花粉の時期、注射を1本打ったらもう大丈夫!という話をお聞きします。辛い花粉シーズン、本当に楽になるようで、シーズン前に準備として注射をされる方がいらっしゃいます。この注射はいったい何なのだろうと思われる方は私だけではないはずです。1本注射をすると、人によってはそのシーズンの間普通に生活できるそうです。ただし何年も続けているうちに1本では効かなくなる方もいらっしゃるようです。この注射な何なのでしょうか?すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、デボステロイド筋肉注射というもので、ケナコルトAまたはデボ・メドロールという名称です。この魔法のような注射は簡単に言うとステロイドです!なんだかよくわからずに病院で打ってもらうというものではないものです!ステロイド注射の場合は保険適用になりますので説明もしてくれるはずです。しかし、副作用の説明を聞いた人は全体の40%程というデータもありますからそこは注意です。なぜかというとこの注射には恐ろしいほどの副作用があるのです。ざっと調べてみますと、免疫力低下によるトラブル(感染症等)・ホルモン異常・肝不全・糖尿病・精神障害・潰瘍・緑内障・高血圧・副腎機能不全等、すごい副作用です。その他にもムーンフェイスという顔がパーンと腫れる副作用や顔面紅斑といって赤くなる副作用などがあります。これは少し考えないといけません。納得の上ならば良いですが…。
このステロイド注射の他にも注射のタイプはありますからすべてが注意!という訳ではありません。例えばアレルギー反応を抑える体質改善注射であるヒスタグロビンや免疫をつけて完治させる花粉エキス注射、ノイトロトロピンという目の痒みや鼻炎に効く生薬系注射などがありますが、すぐにピタッという訳にはいきませんのでやはりケナコルトAほどの効果はないといえます。できるだけ身体を休め、温かいものを食べるようにしてアレルギーを軽くする方向がやはり大切です。
そしてお肌も、前回お話ししたように花粉症ではないけれど、春に敏感になる“花粉症皮膚炎”!これは意外に多いのでやさしく基本に基づいたケアが大切です。
この時期に、
・いやにツッパリ感がある
・粉っぽくなる
・痒みがある
・ニキビのようにプツプツ出る
・ゴワゴワした硬さを感じる
このような状態が春の皮膚トラブル、外からの刺激が肌ストレスを引き出す“花粉症皮膚炎”ということになりますので、肌が通常のコントロールを失っていると考えケアすることが大切になります。スギやヒノキの花粉症であればもっと強く肌に反応が起こる場合もありますが、花粉症でない場合はちょっとひどい肌荒れくらいに感じられます。ただし痒みが発生したら要注意ですからやさしいケアをしてしっかり肌を保護することを忘れないようにしましょう。
素肌にマスクが一番肌荒れを悪化させてしまい、マスクの縁などにより接触性皮膚炎や細かい湿疹が起こったりしますので、保護として毎日メークアップをした方が直接肌に花粉やアレルギー物質が触れませんので良いと思います。この時期はスギ、ヒノキと大きなアレルギー物質が飛散し、5月くらいまで続く方も多いと思いますので、それまではスキンケアもアレルギー対応タイプにしてやさしいケアをお勧めします。どちらにても紫外線量も急上昇のシーズンですから、日中の保護のためにもメークと夜のやさしいクレンジングからのスキンケアは10年先を考えて必ず実行してくださいね!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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