日本海側の大雪も心配ですが、東京も今年は雪が多いです!そろそろ終了してほしい…。
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Skin Care School 週刊発行
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│淳│子│先│生│の│お│肌│の│学│校│
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□ 2月 23日 vol.0811
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編集・発行:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
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2月のCONTENTS
2日発行済み≫季節のお手入れー肌へのご褒美クリームパックー
9日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
16日発行済み≫豆知識 ー節分、立春、2018年ー
23日発行 ≫季節のトラブルー花粉皮膚炎ー
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≪季節のトラブルー花粉皮膚炎ー≫
春一番が吹いたようです。
春一番は立春~春分の間に吹く東南東から西南西に南寄りに吹く強風です。春一番あたりから通年気温が上昇してきます。ただ春一番のあとはまた低気圧の通過後、冬型の気圧配置になって日ごとに気温の差が大きくなるところが多いようです。そういえば今年はかなり寒さが厳しかったのですが、日本海側の地区の皆様は連日の大雪で大変みたいです。心配ですね。
さて、すでに感じている方も多いようですが、いよいよスギ花粉の本番になりました。2月はまだ冬の延長線ですが、紫外線量も急激にアップしてきます。確かに2月に入り、日も長くなり日差しが変わってきましたね!日差しが明るくなりました。寒風がなければ、日差しの中はほぼ春という感じです。そんな2月ですが、お肌にとっては一番トラブルが発生しやすい季節になります。前回もお話ししましたが、冬枯れにアレルギーとダメージが重なって来る時季なのです。少し復習してみましょう!冬枯れは寒い冬に汗や皮脂の分泌が低下して、暖房によってどんどん乾燥度が増してしまい、シワやクスミの出やすくなる肌を表します。そして、女性は特に冷えを感じる方が多いと思いますが、冷えは血の巡りを悪化させ“気”エネルギーも滞ります。冷えを強く感じる女性は自律神経のバランスを崩しやすくなり、体温が低くなる方が多いのです。体温が低くなると、それに伴って免疫力が低くなり、冬であれば風邪やインフルエンザを発症しやすくなるのです。そんな肌だけではない冬枯れ状態を何とかしておきませんと、それこそスギ花粉症などを発症する方も増えてくる!ということに繋がります。一度発症すると軽いときはあっても回復はしないといわれているのがスギ花粉症です。遺伝的要因もあるのですが、とにかく突然発症される方が多く、風邪のような症状のため、風邪だと思って風邪薬を乱用する人もいます。風邪との違いは、クシャミが3回以上続く!水っぱなが止まらない!これがわかりやすい例です。通常の風邪ですと水のようなサラサラの鼻水のあとに青黄色の鼻水が出てきます。青黄色の鼻水は、体内で風邪のウイルスと戦ってくれた白血球やウイルスなどの死骸が膿となって出てくるのです。これがアレルギー性鼻炎との大きな違いになります。
アレルギー性鼻炎の鼻水は本当に辛そうです。しかも鼻づまりがありますので、スギ花粉シーズンは風邪か鼻炎かわからないほどの厳しさがあります。これはアレルギーの原因物質により大量のヒスタミンなどが鼻や喉の粘膜を刺激することによっておこります。これをくしゃみや鼻水で体外に追い出そうとする訳です。アレルギー反応がしっかり発生してしまうので鼻水・鼻づまりの他に当然ですが肌にもアレルギー反応が出るということです。これを近年花粉皮膚炎といって対応していきます。単純に考えると鼻水・鼻づまりと花粉に反応する訳ですから、目・肌にもアレルギー反応が発生します。一番の原因は“摩擦”です。目がかゆい、鼻水が出るということで、手やハンカチ、ティッシュでの刺激で肌荒れ状態を起こし、肌全体のバランスを崩してしまう訳です。
主な症状は
・顔全体がかゆくなる
・乾燥してカサカサになる
・顔が腫れぼったくなる
・刺激している部分に発疹が発生する
・マスクやティッシュの刺激でヒリヒリする
このような状態が肌に起こったらまず花粉皮膚炎と考えて良いでしょう。バリヤー機能がかなり低下してしまっている状態ですので、ケアの方法は考えていかなければなりません。そしてこのような場合で、肌だけに発生してくしゃみなどがほとんどない場合は、空気中の浮遊物質による反応と考えられます。光化学スモッグ・排気ガス・PM2.5などが挙げられますね。ハウスダストアレルギーの方に関しては冬に死んだダニの死がいなども浮遊しているので皮膚炎を起こしやすいということになります!
ここで注意しなければならないことですが、花粉アレルギー中は辛すぎてノーメークにマスク・メガネという方も多いと思います。しかし、肌にじかに浮遊物を付着させてはいけません!必ずメークをすること!無理ならば最低でもパウダーはつけて頂かないといけません。メークを毎日行い、最低限のケアをしていただくと逆に肌が守れるということを忘れないで頂きたいと思います。ここでひとつお助けコスメを紹介しましょう!以前にも何度かお話したことがありましたが“桃肌爽”という油性クリームが大活躍アイテムになります。まず無添加であるということ、色素・香料・界面活性剤・アルコール・防腐剤など使用せず、軟膏の作り方で作られていますので当然冬は硬くなり、夏は緩くなる油性クリームです。馬油の中でも良質とされる鬣(タテガミ)の下の部分のみ使用しています。特にαリノレン酸が豊富とされ、アレルギーによる症状の緩和作用が期待できます。それにシコン、トウキ、カミツレという植物エキスが配剤されていますので肌荒れ季節にはひとつあると本当に多様に使用できるクリームです。価格もミニサイズですと1,600円とお手軽で、ご家族で使用できますので是非使っていただきたいアイテムですよ!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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