初夏の様相が吹っ飛び、夏のような日々が続きます!今年も暑くなりそうです!
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Skin Care School 週刊発行
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│淳│子│先│生│の│お│肌│の│学│校│
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□ 5月24日 vol.0865
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編集・発行:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
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5月のCONTENTS
3日発行休刊
10日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
17日発行済み≫豆知識ー顔は内臓の鏡“唇”ー
24日発行 ≫季節のトラブル ーカブレー
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≪季節のトラブルーカブレー ≫
つい先日は台風のような大雨でしたね。まさに暴風雨でした。そして次の日が快晴でその差がすごかったですね!おかげ様で福岡には順調に移動出来ました。その移動前に朝のテレビで笹の花が咲いたというニュースを放送していました。60~120年に1度の開花という事ですね!そのニュースを見て何十年か前に“ウルトラQ?”という円谷プロダクションが作っていた番組を思い出しました。「その花が咲けば災いの印」みたいな感じだったと思うのですが、よく覚えていた!と思いながら間違っていると困るので調べてみましたら、昭和41年放映の“虹の卵”というタイトルの物語でした。多くの方が私と同じように思い出したようで、たくさんの記事が出ていました。私が覚えてるくらいですからすごいインパクトだったんでしょうね。石坂浩二さんのナレーションの声まで浮かびますから当時はすごい人気番組だったのだと思います。ちなみに当時はピンときませんでしたが、出現した怪獣はウランを食べるパゴスという怪獣でした。なにより石坂さんのナレーションのインパクトがすごい!と感じました。スーパーヒーローウルトラマンの前の円谷プロの作品だったような気がします。調べてみると確かに120年前の1896年に明治三陸地震が発生しているようです。でも吉兆どちらもありと考えた方が良いですね!120年に1度とは笹の寿命の長さのすごさを感じますね!
さて、今回はすでに初夏の様子ですので、色々な要素で起こる、肌のカブレについて勉強してみましょう。
まずは、カブレとは何でしょうか?「何らかの刺激物質や特定の物質(植物やダニetc)が皮膚に接触することによって起こる皮膚炎の一種である」と言います。皮膚炎ですから当然ヒリヒリしたり、赤くなったり、かゆくなったり、ブツが出たりする訳で、起こってしまうと辛い皮膚炎ですので、きちんと知って対処してほしいと思います。カブレは人によって一度もカブレたことのない人!いつもカブレの状態になる人!何度か経験のある人!色々です。何故このように差があるかも不思議と言えば不思議ですよね。
まず肌=皮膚について知って下さい。
あまり認識していないと思いますが、皮膚は全身を包む臓器です!一番身近な臓器ですからその働きを理解しましょう。全身を包むということで大小ありますが、成人で1.6平方メートル程あるという事で最大の器官となります。もちろん外部からの様々な刺激や衝撃から内部を保護してくれている訳ですが、皮膚そのものにも働きがあります。
皮膚の機能としては
1)角質層(肌の一番表面)のバリア機能
2)水分喪失防止機能(皮膚表面の水分蒸発を防ぐ)
3)保湿機能(皮脂・NMF・セラミド因子でしっとり)
4)体温調節機能(暑い時の発汗や寒い時の血管収縮)
5)皮脂膜形成機能(皮脂・汗などによる保護膜)
6)緩衝機能(アルカリ中和能力)
7)経皮吸収機能=排泄機能
8)免疫機能
ざっと挙げてみましたが、細かく考えるとまだあるんですよ。皮膚ってすごい役割をもって我々の身を守ってくれているんです。そんな肌がカブレを起こすという事はこれらの役割になんらかの変化が起こって発症させていると考えて良いと思います。一番分かりやすいのは赤ちゃんから大人まで起こり、経験のある方が多い汗疹(あせも)!湿疹と汗疹は本当に見分けづらいですが、汗が原因であるとはっきりしていて遺伝的要素は少ない炎症が汗疹です。皮膚内で汗腺が詰まって炎症を起こしますから、発症している所は皮膚がベタベタしていたり、密閉されて起こります。摩擦でも起こります。赤ちゃんは特に汗疹が多いので、背中など圧迫されている所や首に起こります。大人ではピタッとしたジーンズや下着、摩擦の多い脇の下や太もも内側などで発生しますが、原因を取り除いてサッパリさせてあげれば改善が早いですね!汗疹の原因が汗腺の詰まり!とはっきり分かっているのに比べると、湿疹の原因は不明なことが多く、病院でもしっかりアレルギーテストなどしなければ分からない場合が多いようです。例えば虫に刺されました!ホコリっぽい所にいました!日焼けしました!化粧品を変えました!とすると、答えが見えてきますが、特に考えてみても思い当たらない!というカブレも結構あります。そこでヒリヒリしたり、ピリピリしたり、細かい湿疹が発生したり、皮剥けした時の改善を考えてみましょう。
ここで大切なのが先に書いた皮膚の機能です。よく原因が分からないカブレの場合は、皮膚機能バランスを阻害するようなことがなかったかをチェックする必要があります。(蕁麻疹や手術跡などを除いてです)
1)結構何でも強く擦ってしまう!(クレンジング・洗顔・メーク)
2)コットンやガーゼで肌を拭き取るスキンケアを行っている
3)寝不足が続いた
4)メークをしたまま寝てしまうことがあった
5)素顔で外に出てしまうことがある
6)汗っかきである
7)皮脂の多い肌である
8)美容皮膚科などでまめに手入れをしている
9)スクラブや酵素洗顔を使っている、または使っていた
10)半身浴などでよく汗をかく(スポーツクラブやトレーニング含む)
だいたいこの辺の10項目で思い当たれば皮膚表面の保護バランスの減少で起きると考えられます。この外界刺激からのトラブルに対してはひどいときは皮膚科に受診が必要ですが、肌を元に戻す原則に従って自然治癒させてあげると肌力アップが期待できます(ただし無理をしないことが大切です)
まずカブレを感じたら、食生活は見直しましょう。ジュース、コーラや糖分、辛い物、塩辛いもの、油で揚げたもの、お酒、タバコは悪化しやすいものになります。体調を整えるため、ちょっとした生活習慣も大切な見直しの時と思ってください!そしてかゆみの強い時は無理出来ませんが、肌のカブレの対応四原則、清潔にする、冷やす、乾かす、保護するの“清・冷・乾・保”を実践します。
・顔と考えますと、優しいダブル洗顔を擦らないように実施します。その時のすすぎはぬるま湯を流水でしっかり流すように使用(シャワーは刺激になりますから回復するまでは顔に使用しない)
・かゆみ、赤みのある時は水を流水でよく流して肌温度を少し下げます
・保護は最低のものを使用して乾かす感じが特に良いです
・日焼け止めはしっかりして素肌を外界から守りましょう
メークをした方が不思議とかゆみが落ち着いたり、触らないのでおすすめしています。夕方帰ってからも実施したらパウダーくらいはつけて保護して下さい!たくさんのコスメは使わずに最低限のコスメで対応です。少しつっぱるくらいが良いです。繰り返していくうちに通常1週間~10日くらいで肌力が戻ってくるはずです。そうしましたら少しずつコスメを増やしていく感じです。何を使ってよいか分からないときは化粧水はノンアルコール、香料、色素、界面活性剤不使用タイプのもの、クリームは前もお伝えしましたが、桃肌爽という油性クリームは添加物の心配がありません!カブレは皮膚のパワー低下と考えて正常に戻してあげると考えて下さいね。もしカブレが出たら参考にしてください!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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