ハマった！

久々にハマりそうです。
「心霊探偵 八雲」
ちょっと気になってはいたのですが、今まで手を出さずにいた作品のひとつ。
ついに図書館で借りてみました。

なんだか漫画読んでるみたいに一気に読めちゃいました。
ビジュアル向けの作風なので、とっくに漫画化されてると思ってたら、されてないみたいですね。
2冊目以降の表紙が漫画っぽいので、それを見かけて漫画になってると思いこんでたみたいです。

精神が疲れてると、じっくり読むタイプの本は重すぎて、中短編とかエッセイばっかりになっちゃうんですが、この本も中編3本で、読みやすかった。
なにより、主人公 八雲のキャラがツボでした！
皮肉屋で感情表現が不器用でコンプレックスがあって、強さもある。
他に京極夏彦さんや有栖川有栖さんの作品などが好きなんですが、共通するのは、やっぱりミステリー小説でも感情移入できるキャラがいないと、魅力半減。
「八雲」もストーリーとしては、ずば抜けてすごい！わけではなく(失礼だなぁ(^_^;)でも十分面白いです)、キャラの魅力でぐいぐい引っ張られたって感じです。
森博嗣の「すべてがＦになる」なんて、ストーリー自体はすごい面白かったけど、主人公の女の子の、いつの時代の少女漫画から出て来た?風超ブリブリキャラがムカついてムカついて、興味はありつつ、次作に手が出ません。
その点「八雲」はいい！八雲とくっつきそうな晴香ちゃんも、少女漫画っぽさはあるけど許容範囲！

さっそく2・3作目も予約しました。
早く続きが読みたいo(><;) (;><)o