4月は何だか本に集中できなくて、あまり読んでない気がしたのですが、冊数はそこそこ読んでて自分でもビックリ
よく内容を振り返ると、漫画や写真集みたいな、軽い本ばっかりだったので、納得。
4月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2856ページ
くるねこ7
★★★★☆ もんさんの背中にファスナーがっ(爆)。ポッちまさんのくしゃみと「うえぇ顔」がっ(爆)。えーと、クッキングはあんまり興味ないでス。 そして「猫飼いは猫のゲボク」。至言です。「泣くのはお世話が済んでから」を心に刻んで、猫飼い頑張ります。
読了日:04月01日 著者:
よつばと! 10 (電撃コミックス)
★★★★☆ 何となく静かな空気感の10巻。夏が終わったからかな。それにしても、とーちゃんは子育て上手でかっこいいな。惚れそう。いや惚れた! ジャンボもいいお父さんになれそう。いや、もうなってるな。子供いないのになぁ(笑)。
読了日:04月01日 著者:あずま きよひこ
チワワが家にやってきた―犬初心者の予想外 (ダ・ヴィンチブックス)
★★★☆☆ 犬を飼うって、楽しそうだけど、大変なんだな・・・。またこのマルちゃん、ずば抜けて大変そうだ。猫だって大変だけど、これほどではないわ〜。これ読んだら、楽ちん過ぎるかもって錯覚します。もしこんなワンちゃんに当たったら、私はちゃんとお世話してあげられるだろうか。やるしかないんだろうけど、できたらもうちょっと手のかからない子がいいな(苦笑)。
読了日:04月05日 著者:ほしの ゆみ
四畳半王国見聞録
★★☆☆☆ うーん、何か混沌。煙に巻かれた感。阿呆な感じは好きなので、話の部分部分は面白いんだけど、もうちょっと全体像が見えるのが好み。繋がってんだか繋がってないんだか、すっきりしない。個人的に森見さんについては、作品によって好き嫌いがあり、これは作品の雰囲気としては全く違うけど、『きつねのはなし』と似たモヤモヤ感で苦手かも。『夜は短し〜』や『有頂天家族』とかは好きなんだけどなぁ。
読了日:04月05日 著者:森見 登美彦
おやすみ動物園---眠る前に見たい動物たちの寝顔
★★★★☆ 動物の寝顔ってめちゃくちゃ癒されるなぁ(´▽`*) ただひたすらいろんな動物の寝顔が並んでるだけなんだけど、微笑ましくて自然と目尻が下がっちゃう。 猫科は特に親近感♪ 扉のウサギみたいなフェネックもかわいい!
読了日:04月06日 著者:たちばな れんじ
つらつらわらじ(2) (モーニングKC)
★★★☆☆ 1巻はまだ序盤、といった感じで話が転がってなかったので、2巻を買うか迷ってたんだけど、ここでの評判がいいので買ってみた。なるほど、殿様、豪気で粋な計らいですな!男前!大分話が転がり出して、行木の真意、山和木の不安、九作の迷い、和泉の今後の成長など、先が気になる話になってきました。
読了日:04月06日 著者:オノ・ナツメ
定本夜ふけと梅の花 (1984年)
★★★☆☆ 伊坂幸太郎のエッセイで出てきた「ジョセフと女子大学生」「休憩時間」が収録されている作品集。図書館ですぐ借りられたのがこれだったんだけど、1984年刊で旧仮名遣い旧字体ルビ無しで難読漢字や現代では使われない言い回しも多く、苦戦。現代の文章に慣れてしまっていると、文章から話の流れを読み取るのさえ難儀するとは。それでもなかなか面白かった。現代仮名遣いで、分かりにくい言葉には注釈がつくような、初心者向けに編集されたものを選べば、もっと入り易かったかも。 収録作品リストはコメント欄へ→
読了日:04月09日 著者:井伏 鱒二
収録作品◆朽助のゐる谷間◆炭鉱地帯病院◆山椒魚◆ジョセフと女子大学生◆埋憂記◆休憩時間◆シグレ島叙景◆鯉◆生きたいといふ◆岬の風景◆遅い時間◆寒山拾得◆うちあはせ◆夜ふけと梅の花◆屋根の上のサワン◆一ぴきの蜜蜂
ローカル線で温泉ひとりたび
★★★☆☆ 「ひとりたび1年生」の頃から比べると、すっかり旅慣れてきた作者。のんびりした列車の旅もなかなか楽しそうだなぁ。乗物酔いするたちなので、羨ましい。でも何もないような所で、ボーッと景色を見ながら次の列車やバスを待つのは結構好き。素敵なおじさん達との交流が多いのは、作者のキャラクター(小柄で素朴そうな感じ)ならではかも。それにしても、悪天候に祟られるパターンが多くて気の毒(笑)。本としてはそういうハプニングがある方が面白いけど。漫画の後に、写真やメモ的なイラストの追記があるのも、飽きなくて楽しい。
読了日:04月10日 著者:たかぎ なおこ
さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字
★★★☆☆ 体験ものを中心にあちこち回ってて、体験自体は珍しいものが多くて面白そう。ただ、各地にきちんとコーディネーターがついていたり、体験してる場面のみで移動とかが全く描かれてなかったり、風景とか見聞きしたものについての感動(心情)があまり描かれてなかったり、何だかいかにも「取材」な気がした。もうちょっと自由な感じとハプニング要素が欲しかった。旅って感じはしなかったな〜。修学旅行とかバスツアー的なきっちり感。 文化や生活、環境問題とか、現地の事情も真面目に描かれていたのは勉強になった。
読了日:04月11日 著者:小栗左多里&トニー・ラズロ
ほころび時間―フェルトアートの小犬たち
★★★★★ 表紙のワンコの上目使いに目を引かれ、思わず手に取ってよく見たら、なんとフェルトでできたワンコ! 中身も全部フェルトのワンコ!(+ちょっとニャンコ) 細かい所まで凄くリアルで動き出しそう! お気に入りはパグとアメショーの子猫♪ ポストカードブックなので、実際にハガキとして使ったり(惜しくてできないけど)、額に入れて飾ったりして楽しめるのも◎
読了日:04月11日 著者:中山みどり
イロブン 色物文具マニアックス
★★★★☆ 思わず笑ってしまうような、色物の文具の数々。遊び心のあるおもちゃ系文具や、余計な機能を付けたばかりに本来の用途にまで支障をきたしちゃったトホホな文具、やたら完成度の高いマニア指向の文具など、見ているだけでも楽しいけど、実際手にして使ってみたくなる面白文具満載。解説文も笑える。 ホラーな生首の鉛筆削りとか、使って人をビビらせてみたいなぁ(笑)
読了日:04月15日 著者:きだてたく
モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC)
★★★☆☆ まさにモーレツとしか言いようがない・・・
読了日:04月16日 著者:ヤマザキ マリ
逃げる男 (Fx COMICS)
★★★★☆ 色々思うことはあるけれど、感想にまとまらない。 1つだけ、はっきりと思うことは、私もあの熊と暮らしたい。
読了日:04月18日 著者:オノ・ナツメ
ダイオウイカは知らないでしょう
★★★★☆ 面白い。独特の言葉センスで作られた二人の短歌も面白いし、会話部分での、西さんのコテコテの関西弁や、せきしろさんの飄々とした感じも楽しい。 確かにこれ読んだら、短歌を作ってみたくなるけど、この二人のセンスの前には、どんな言葉も陳腐に思えてしまって、ダメだ~。せきしろさんも書いてたけど、三十一文字って結構長いな。
読了日:04月20日 著者:西 加奈子,せきしろ
去年ルノアールで
★★★☆☆ エッセイと創作(妄想?)の合間って感じなんだろうか。どこまでが事実なのか曖昧なのがちょっと気になるけど、暴走する妄想は楽しい。キャラの濃い他のお客さんとかは結構リアルなのかも?(笑) 内容と関係ないけど、つい最近、某女芸人さんの彼氏だと知りました。へえ〜!Σ(@△@)
読了日:04月21日 著者:せきしろ
ダーリンの頭ン中 2
★★★☆☆ ②が出てたんだ、と借りてみたけど、ほとんどの話は、すでにダ・ヴィンチの連載で読んでいたものだったので、新鮮味はなかった。(連載で読んでたのがずいぶん前だったので、もっと後の話が載ってるのかと・・・) でもこういう薀蓄は好きなので、面白く読んだ。イタリアやオーストラリアの旅行本も読んだけど、旅行より、やっぱり二人の日常的な薀蓄とツッコミのやり取りの方が楽しいなぁと思います。これが日常会話ってのが凄い。 「着メロ」は「マクチェロ」にはならないです!納得してないトニーさんに、珍しく日本語の壁を見た!
読了日:04月25日 著者:小栗左多里&トニー・ラズロ
テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)
★★★☆☆ ラオコーンにシャンプーハットが素敵だ・・・。2巻が1巻の勢いや突き抜け感に比べると、どうしても無難な展開というかトーンダウンした印象だったので、3巻は買うか迷っていたけど、レビューが好評だったので買ってみた。うん、盛り返した! 平たい顔族ともコミュニケーションが進んで、ルシウスも楽しそうだ。漫画とは言え、外人さんが日本の食べ物を「うっま・・・」とか言って感動して食べてくれるのは嬉しいものですね(笑)。 映画化はナイなぁ〜↓↓↓
読了日:04月29日 著者:ヤマザキマリ
とっておき名短篇 (ちくま文庫)
★★★☆☆ 「名短篇」シリーズでは好きな話・読みごたえのある話が揃ってたかも。 第一部― 穂村弘『愛の暴走族』 文字通り愛が暴走して、客観的に見ると怖い行動に走ってしまう人々の話。穂村さんの文章がさりげなくも上手い。 蜂飼耳『ほたるいかに触る』 言葉使いの上手さ。 川上弘美『運命の恋人』 現実の延長として読んでいたのに「あれ?こっち側も?」と気付いた時のやられた感。 塚本邦雄『壹越』 ストーリーは単純。旧字体や言い回しの古さから来る世界観を味わう。 第一部はどれも数ページで読みやすい。 第二部以降の感想はコメント欄へ→
読了日:04月30日 著者:
<コメント欄>
第二部― 飯田茂実『「一文物語集」より』 2〜3行程度の短い文章が108話。ごく短い断片的な文章なのに、この世界膨らましたら、それぞれ本1冊書けちゃうんじゃないかというくらい濃密。108話一気に読むと頭が飽和状態になってもったいない。凄い。
第三部― 戸板康二『酒井妙子のリボン』 主人公が親日家外国人達を接待した時の話。宮部さんも解説で文句言ってますが、この展開、女性は受け入れられません(笑)
深沢七郎『絢爛の椅子』 独白調で書かれる内容の不気味さ。「ふっふっふ」がひたすら嫌だなぁ。オチの所がちょっと分からなかった。
深沢七郎『報酬』 いくつかのエピソードが断片的に語られるんだけど、話が変わる時に何の区切りもないので、ダラダラと話す上に急に話題が変わったりする話下手な人の話を聞かされているようだった。
松本清張『電筆』 日本の速記術の開拓者の話。こういうのも書いてたんですね。
大岡昇平『サッコとヴァンゼッティ』 アメリカで思想的な弾圧を背景に、無実の罪で死刑になった二人のイタリア人の実話。証人や検事、判事の話の矛盾とか陪審員への露骨な誘導とか、裁判内容が延々と続き、ちょっとうんざり。話が面白い云々ではなく、事実の不快さに尽きる。
岡田睦『悪魔』 クラスの中の異分子に気付いた若い女教師。ラストは「うわぁ〜!」と叫びたくなるくらい気持ち悪くて衝撃。
北杜夫『異形』 山小屋で出会った男に感じる違和感の正体。なるほどねぇ〜。
第一部、二部は、文章にも透明感があって、好みの話が多かった。 三部がどれも爽やかじゃないなぁ(笑)。ただ、お話としては嫌なんだけど、衝撃やインパクトがある話が多くて、印象に残る。元々ノンフィクションを読む習慣がないせいか、実話系2作はあんまり。
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