日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

10月に読んだ本(その1)

2013-11-03 | 本と漫画の話

10月は当たりもハズレも結構あった印象です(*^^*)

※本当は「ハズレ」はあまり使いたくない言葉なんです…。
 自分の好みには合わなかっただけなんですよね。


2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:3689ページ
ナイス数:647ナイス

球場ラヴァーズ~私を野球につれてって~ 2 (ヤングキングコミックス)球場ラヴァーズ~私を野球につれてって~ 2 (ヤングキングコミックス)
★4 WBC(鳥谷!井端!マエケン!)から今季開幕、後半戦始まった辺りまで。前田智徳骨折も…。復活してくれると信じて待っていただけに、この時期に読むのは一際つらいな…。江村へのブーイングもなぁ…。味方選手でもミスすれば酷いヤジが飛んだりするし、物投げたりするマナーの悪いファンとか、本当嫌になる。 *日南子は就職活動と並行してシナリオスクールへ。やりたいこと、評価されること、食べていけること、悩む悩む。野球から学びつつ前へと進む。星形君の消息も? 「今村君の顔が好きさ」には笑ってしまった。仲間〜(笑)。
読了日:10月1日 著者:石田敦子

ペンギンかも しれないなペンギンかも しれないな
★3.5 町歩き本の中の、絵本の古本屋さん?を紹介した写真で表紙を見かけて、興味を引いたので。「私が私じゃなかったら、私はなんになってたんだろう」ペンギンなら?カエルなら?ラクダなら?…いろんな生き物になった「私」を想像する他愛ない絵本。絵が丸みのある柔らかいフォルムとベタ塗りの色使いのセンスが素敵で良かった。訳が江國香織さんだったけど、これほどシンプルなら、誰が訳してもあまり変わらないかも?(原文を知らないので勝手な憶測です)
読了日:10月1日 著者:ハイディゴーネル

日本全国もっと津々うりゃうりゃ日本全国もっと津々うりゃうりゃ
★4 何だろう、よくわからないけど1冊目より面白かった。場所の選定が良かったのかな。前回の感想を読み返してみたら「行ってみたらあまり面白い事がなく盛り上がらなかった」っぽい所が多かったみたい。今回はそんな地味目な場所でも、面白い所をちゃんと見つけて楽しんでる感じがした。この調子で47都道府県制覇目指して頑張ってほしいな。
読了日:10月1日 著者:宮田珠己

それいけ!ブブヒコ―ダックスフンド団からにげろ!の巻 (ママとパパとわたしの本)それいけ!ブブヒコ―ダックスフンド団からにげろ!の巻 (ママとパパとわたしの本)
★3.5 ページの多い絵本みたいな感じ。《ブブヒコは犬だけどスパゲティが大好き。ある時スパゲティを食べていたら、スパゲティがお皿からはみ出てずっーと先まで繋がって、夢中で食べて行くうちにおかしな所へ…》長いものばっかりの「ながいこく」。胴の長い猫ねぇーこ始め、絵が面白い。アクが強くてちょっと不気味。なんじゃこりゃ、凄いパンチ力(笑)。お話も盛り上がって、さぁどうなる!? …ってあれ?どういうこと?ねぇーこは?これってまさかの○○○? と最後に裏表紙を見たらそのものズバリ。そりゃないよ〜!ってことで-0.5
読了日:10月7日 著者:中川ひろたか

これがほんとの大きさ! (児童図書館・絵本の部屋)これがほんとの大きさ! (児童図書館・絵本の部屋) 
★4 動物の実物大を絵(切絵コラージュ風)で表現してある絵本。絵だけどそれなりにリアルでアートとしてもかっこいい。写真で見るより特徴がハッキリ出て面白いかもしれないな。ダイオウイカの目とか凄い迫力! 巨大な虫はちょっと怖い(゜д゜lll)写真の実物大図鑑も読んでみたいと思ってたので、これを機に読み比べてみたいな。
読了日:10月7日 著者:スティーブジェンキンズ

県民ごはん、作ってみました!県民ごはん、作ってみました!
★3.5 県民性漫画描きのもぐらさんが、ご当地料理を作ってみた体験本。テキトーでもできちゃう手軽なものが中心。合間のページではお取り寄せグルメも紹介。広島の料理はなかったけど、岡山のえびめしでオタフクソースを使ったら岡山の友人に怒られた、というのは笑った(^^;) 岡山と広島の関係性とか、そもそもオタフクソースは甘いからウスターソースとはだいぶ味が違っちゃうとか、色々岡山の方は思うところがあったんだろうな(苦笑)。あとハイカラうどんの語源(一説)の京都さんとか(笑)。ご家族も登場して楽しかった。
読了日:10月7日 著者:もぐら

こんにちは! 動物の赤ちゃんこんにちは! 動物の赤ちゃん 
★3.5 赤ちゃんというのはもう無条件で可愛いものです。反則です(笑)。特にネコ科の赤ちゃんの可愛さったら、触ってみたいのに触れないじれったさに身悶えするほどです。可愛いのオンパレードだったけど、今回はホワイトライオンの赤ちゃんが優勝! *スマホで動画が読み込めるのがユニークだった。でもほんの数秒のものが4つだけ、そのセレクトも微妙でちょっと物足りなかった…。赤ちゃんの声が色々聞ける動画だけは長めで、意外と か細い声だったり、渋い声だったり、珍しい声が聞けて良かった♪
読了日:10月8日 著者:NHK「こんにちは!動物の赤ちゃん」取材班

絵本 化鳥絵本 化鳥
★3.5 泉鏡花の小説を絵本化。鏡花を絵本に?と意外な感じがして手に取ってみた。巻末には小説全文も掲載。橋の渡り賃で暮らす母と子。少年は橋を渡る人々を眺めながら、通る人のこと、学校であったことなどを母につらつらと話しかける。優しくて美しい母親には、過去色々あったようだけど、詳しくは語られない。子供の他愛ない口調で語られてはいるけど、鏡花らしい幻想的な雰囲気のある作品。絵も子供や擬人化した動物が可愛らしく少しコミカルにも見え、でも鏡花の文章が持つ静かさ怖さ神秘性も感じられ、バランスが絶妙。大人が楽しむ本。
読了日:10月14日 著者:泉鏡花

たぶんねこたぶんねこ
★3.5 比較的いつも通りの長崎屋(ちょこちょこと若だんなが騒動に巻き込まれる)話が中心の安定感のある1冊。

◆『跡取り三人』大店の会合で披露された一太郎ら三人の跡取り。両国の大貞親分が「三人のうち誰が一番自分の力だけで稼げるのか」と言い出し、半月競い合うことに。
◆『こいさがし』おたえが知人の娘・於こんを嫁入り準備の行儀見習いとして預かることに。一方若だんなは大貞親分の片腕・富松に頼まれ、持参金付きの縁組を探すことに。*於こんの図々しさにイラっと。それも訳が分かってみれば、ちょっと納得。
◆『くたびれ砂糖』栄吉の修業先に新入りが入り、栄吉が面倒を任されたが、問題児ばかり。おまけに旦那様や番頭達が寝込んでしまい押さえが利かないという。*まー生意気なガキどもでまたイラっと(笑)。
◆『みどりのたま』頭に傷を負い、川で溺れていた男。何とか岸に上がったものの、記憶がない…。 *男の正体はすぐ推測がつく。思い出したきっかけが、ちょっと切ない。
◆『たぶんねこ』神の庭にいた幽霊・月丸が江戸へ帰りたがるので、数日預かってくれと頼まれた若だんな。鳴家が幽霊の入っている巾着を開けてしまい…。

若だんなは自分の体力の無さを分かっているのに結局無茶しがちだし、そもそも妖側は物事の道理が全く通じないし、騒動に巻き込む登場人物も見事に自分勝手なキャラばかり。結構読んでてイラっとする頻度が高い気がする(苦笑)。他の作品でも、作者さんの人物描写はちょっと苦手というか合わない事がちょくちょく。でも読み易さと軽妙さ、可愛いイラストで救われてるし、なぜかこのシリーズは好きなんだよなー。
読了日:10月14日 著者:畠中恵

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイアダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア
★3.5 前作は4才のルークで、今作はレイア姫がどんどん成長して反抗期だったり彼氏ができたり、娘を持つ父の悲哀たっぷり。女の子だし思春期だけに、何だかパパに厳しかったりして、ちょっとヴェイダー卿が気の毒になってしまった(苦笑)。前作の、やんちゃな子供に手を焼くパパっぷりの方が、純粋に微笑ましくて良かったかな。あと、徐々に成長していくのかと思ったら、ページごとの時系列がバラバラみたいで、レイア姫が子供だったり大人っぽかったり、ちょっと混乱した。
読了日:10月14日 著者:ジェフリー・ブラウン 


 『これがほんとの大きさ!』は、アート的なビジュアルの素敵さと、実物大の迫力が両方楽しめる1冊です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月に読んだ本(その2)

2013-11-03 | 本と漫画の話


うぶめ (京極夏彦の妖怪えほん)うぶめ (京極夏彦の妖怪えほん) 
★3 京極夏彦の妖怪えほん。『弟か妹が、生まれてくるのを楽しみにしていたんだ。でも。弟も妹も、生まれてこなかった。お母さんも、帰ってこなかった』死んでしまった妊婦が妖怪となる「うぶめ」。幽霊とは何が違うのか。うまくシンプルな言葉で表現してある。でも絵が怖過ぎて不気味で、そっちに気を取られ過ぎてしまった。「お母さんと赤ちゃん」ではない、これは何か別のもの(妖怪)だ、という底知れぬ気味悪さを表現してあるとしたら、見事なんだけど。絵本としてはキツいなー。(ちなみに同時刊行の『つくもがみ』は怖くない妖怪絵本です)
読了日:10月14日 著者:京極夏彦

つくもがみ (京極夏彦の妖怪えほん)つくもがみ (京極夏彦の妖怪えほん) 
★3.5 京極夏彦の妖怪えほん。「ものを粗末にすると化けて出るよ」とおじいさん。少年、言うことを聞かずに粗末にして…?と思いきや、言われなくても大事に使えるとってもいい子。じゃあどうなるの?…なるほど、そうなるのか! 付喪神だもんね。これはシンプルに「物を大切にしようね」と伝えやすいかも。シリーズリストでは「楽」と付いてるように、全然怖くない、楽しい妖怪絵本。(ちなみに同時刊行の『うぶめ』は「悲」になっていて、絵が怖いです)
読了日:10月14日 著者:京極夏彦

まちには いろんな かおが いて (こどものとも絵本)まちには いろんな かおが いて (こどものとも絵本) 
★4 町で出会った、顔に見えるもの。可愛らしい顔、渋い顔、キョトン顔、ちょっと間の抜けた顔…。それらの顔と会話しながらのお散歩。ただそれだけの写真絵本なんだけど、ユニークな表情が次々出て来て楽しい。町歩きしながら、顔探ししたくなる本。
読了日:10月14日 著者:佐々木マキ

パンダ銭湯パンダ銭湯 
★5 面白かった! 好きだな〜コレ(笑)。パンダの一家が、パンダ専用のお風呂屋さんへ。そこから…順に面白い所を説明していきたいくらい。でもネタバレになっちゃうからな〜。予備知識なく読んで笑ってもらいたいし。「あっ!そうくるか!!」「うわわ!?」「何でそこだけ?と思ったら、それはそうなるのか〜!!」ともう「やられた!」の波状攻撃。 一番インパクトあったのは、「チャ!」ってなるとこでした(笑)。読んだ人なら分かってくれるかな(*´艸`*)
読了日:10月14日 著者:tuperatupera

びっくりどうぶつフレンドシップびっくりどうぶつフレンドシップ 
★4.5 タイトルそのまんま。びっくりするような写真とエピソードが詰まった本。愛情深い犬が他の動物の仮親になった、とかいうのはよくあるけど、「本来なら餌じゃん!」と仰天するような種同士が仲良く寄り添っていたり、凶暴な肉食獣同士が成獣になっても家族同然に暮らしていたり、動物って野生の本能を越えて、こんな風に愛情としか思えない絆を築くことがあるんだ、と感動した。 翻訳はあのムツゴロウさん。
読了日:10月15日 著者:ジェニファー・S・ホランド

みんな猫である (玄光社MOOK)みんな猫である (玄光社MOOK) 
★4 和田誠さんが色々なメディア、装丁で描いた猫の絵だけ集めた作品集。猫づくし!猫好きにはたまらない♪ 画材によって様々なタッチ、雰囲気を使い分けていて、コミカルなものから写実的なものまで、表現豊かな猫達。特に、週刊文春の表紙は色彩、タッチが素敵で気に入ったので、いくつかカラーコピーして飾りたいと思います。
読了日:10月15日 著者:和田誠

#(背番号)18マエケン#(背番号)18マエケン
★3.5 図書館で見つけ、マエケンファンの母にと借りて来た。本を全く読まない母がそれは熱心に読んだ(笑)。口語体で読み易く写真もたっぷり。リーグ3冠を達成した2010年オフに出た本なので少し前の話だけど、今のマエケンと比べると感慨深い。本書では「僕はまだ仮のエース」と語った彼が、今や絶対的エース。結婚して子供も生まれて。WBC代表入りも果たし、MVPまで獲得。目標を着実に実現する強さ。野手が口を揃えて「彼の投げる時は守りやすい」というのも凄い。チームを牽引する存在になれたのも納得。この先どこまで行くのかな。
残念だったのは、話に出てくる他の選手名のふりがなを間違えていたこと。大竹寛(×ひろし←○かん)とか今村猛(×たけし←○たける)とか、新庄剛志(×たけし←つよし)とか。多分聞き書きで、文章に起こした編集の人がよく知らずに思い込みでふりがな振ったんだろうな、と。ちょっと調べれば分かる事なのに雑だなぁ。
読了日:10月16日 著者:前田健太

貝の穴に河童の居る事貝の穴に河童の居る事
★3.5 人形作家・写真家の石塚公昭氏が泉鏡花の短編をビジュアル化。中を見て気付いたけど『乱歩 夜の夢こそまこと』の人だったか。造形や世界観が合わなかったような記憶がある。その苦手意識が影響して、読み始めは文章がさっぱり頭に入って来なかった。現代文じゃないので難しかったこともある。ほの暗い風景などの写真は、雰囲気があって良かったんだけど、やっぱり人形は粗さが気になるし(でも以前ほどじゃなかった)、何よりも人形と合わせて実際の人間も登場するのが微妙だった。人形ならまだしも人物は興醒め。現代人が演じているんだと思うと現実に引き戻されてしまう。絵本や人形劇に生身の人間が混ざっているような居心地の悪さ。ちょっと演出過剰気味なのも気になった。
あらすじ《片腕の折れた河童が、鎮守の明神を訪ねてきて、人間に復讐したいと願い出た。その顛末を聞いてみると…》
読了日:10月21日 著者:泉鏡花,石塚公昭

さみしかった本さみしかった本
★3.5 《図書館に入ってきた1冊の新しい本。沢山の子供達に人気だった本も、時とともに古ぼけてしまい、誰にも読まれなくなって…》お約束通りの展開だったけど、図書館や本、物語に思い入れのある読書好きには、共感できる話。
読了日:10月21日 著者:ケイトバーンハイマー

きんぎょきんぎょ
★3.5 真っ赤な表紙と金魚が目を引いたので。《ジェジェは金魚と一緒に、おじいさんの働いている森の中の図書館へ。あちこちの棚を見て回り、疲れたジェジェは眠くなってしまい…》いなくなった金魚を追って、繰り広げられるファンタジー。展開はわりと分かりやすい。絵に味があって良かった。
読了日:10月21日 著者:ユテウン

ぼくのふとんはうみでできているぼくのふとんはうみでできている 
★4 初ミロコマチコさん。《ぼくのふとんは うみでできている。きょうはねこのシロといっしょにねる。ザーンザーン ぐうぐうぐう》ダイナミックな絵と夢。最初はヘタな子供の絵みたいで好きじゃなかったけど、読み返してみたら、何か妙に癖になりそうな感じもする。意外と絵が(特に目が)怖かった。怖いのは嫌いじゃないから、むしろこの目がたまらん(笑)。 だけどコレ子供は怖くないのかな? 猫が出てきていい味出してた。
読了日:10月21日 著者:ミロコマチコ

明治・妖モダン明治・妖モダン
★3 明治20年頃、銀座の派出所が舞台のファンタジー。しゃばけなどのイメージで読み始めてしまったので、最後まで乗れなかった。各話とも呆気なく後味の悪い締めくくりでモヤモヤする。かといって非情でドライなダークヒーローものにも振り切れてない感じ。悪者を退治しても、なぜか痛快さがない。感情移入できる魅力的なキャラクターもいなかったし。新機軸に挑んでみたのかなと思うんだけど、微妙だった。先入観なく読んだらどうだったかな…、やっぱりちょっと物足りない気がするかな。
【収録タイトル】煉瓦街の雨/赤手の拾い子/妖新聞/覚り 覚られ/花乃が死ぬまで

【ちょっとネタバレ感想】メインキャラが人の情がない妖怪ばかりなので、何が起きても人間らしい感情表現が少なく冷めて見えるので、盛り上がりに欠けたのかな。語り手として、何も事情を知らないで振り回されるただの人を配置するだけでも違ったかも?
読了日:10月21日 著者:畠中恵 


 『パンダ銭湯』は文句なく楽しい!です。パンダの秘密を目撃しちゃいます(笑)

 『びっくりどうぶつフレンドシップ』は、タイトルそのままです。ビックリするような動物の友情物語にほっこり感動します

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月に読んだ本(その3)

2013-11-03 | 本と漫画の話


銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件 
★4 何だろう、めちゃくちゃナンセンスで、何がどうしてそうなるのかよく分からない奇妙な話なんだけど、凄く面白かった。《カナダの銀行に現れた強盗。居合わせた13人から、“もっとも思い入れのあるもの”を奪って行った。その後被害者達に奇妙な事が起こり始める。心臓が爆弾になった人、母親が96人に分裂した人、夫が雪だるまになった人…》渡した物との因果関係も、強盗の目的も不明。命に関わる悲惨な人も、大した事じゃない人も、バラバラ。運命を翻弄される人々。語り手の妻は、日に日に身長が縮んで行く。このまま消えてしまうのか?
読了日:10月21日 著者:アンドリュー・カウフマン

ネコライオンネコライオン 
★4.5 ネコとライオン、同じシチュエーションやポーズの写真を並べて紹介してある写真集。よくぞこれだけよく似た写真があったなぁ!と驚く。可愛らしい子供達、のんびり寛ぐ姿、遊ぶ姿、野性的な姿、集団での一場面…。ありのままを写しているので、狩りや捕食シーンもしっかり掲載されている。うちでだらしなく寝惚けているこの子も、遠い遠いライオンの親戚なんだなぁ。
読了日:10月21日 著者:岩合光昭

いかすぜ! ブブヒコ: 〜チワワとドーナツ! のまき〜いかすぜ! ブブヒコ: 〜チワワとドーナツ! のまき〜
★3.5 フレンチブルのブブヒコシリーズ。《パパしゃんと公園にお散歩に行くと、ドーナツ屋さんが。買って貰ったドーナツを食べようとしたら、コロコロ転がって…》またおかしな国に迷い込んだブブヒコ。今度の案内役はチワワさん。先日読んだ「ながいこく」に行く話に比べると、絵本なのでボリュームもないせいか、ちょっと物足りなかった。アクの強い絵を生かした強烈キャラに出て欲しかったな。 モデルになった著者さんの飼い犬ブブヒコの写真が見られたのは嬉しい。
読了日:10月22日 著者:中川ひろたか

くるねこ 12 特装版くるねこ 12 特装版 
★4 相変わらず、多頭飼崩壊の猫を預かったり、保護された仔猫を預かったり、忙しそうなくるさん。愚連隊も知らない子が出たり入ったりで慣れてるから、喧嘩しないし面倒見がいいのもすごいなぁ。 *胡てっちゃんは足が無事で良かったね。それに末っ子(今のところ笑)なのにめっちゃいい子いい子。 *もんさんと待つ胡さんの“夢の共演”の破壊力(爆)。あとよね胡さんのごめん寝(爆)。 *特典DVDは、19分とそれなりにボリュームがあって満足。個人的には、アニメではくるさんだけ喋って、猫さん達は声無しで文字だけの方がいいかな。
読了日:10月27日 著者:くるねこ大和

猫絵十兵衛~御伽草紙~ 8 (ねこぱんちコミックス)猫絵十兵衛~御伽草紙~ 8 (ねこぱんちコミックス) 
★4 安定の内容。今回は切ない悲しい話より、ほっこり温かい話が多くて良かった。【火喰い猫/猫和尚/だらだら猫/嗄れ猫/奉公猫/猫合戦/併録・にゃんにゃかにゃん】*だらだら猫のノドカのできた猫っぷり、ラストの嬉しそうな様子、こっちまで幸せな気持ちになる。閑助さんはもうちょっと真面目に稼いで欲しいもんだけど(笑)。 *嗄れ猫、猫馬鹿の仲間入りをした初風さんにニヤニヤ。 *猫合戦は純粋に楽しい。猫仙人としてのニタ殿はいつ見ても男前♪
読了日:10月27日 著者:永尾まる

百器徒然袋 五徳猫    薔薇十字探偵の慨然 (怪COMIC)百器徒然袋 五徳猫 薔薇十字探偵の慨然 (怪COMIC) 
★3.5 『五徳猫』の巻。榎さん、終始「にゃんこ!にゃんこ!」とはしゃいでます(笑)。漫画初登場のセツさんはちょっとイメージより可愛らし過ぎかなー?(笑) あと司さんとか沼上君も登場。沼上君はイメージ通り。 ラストの畳み掛けるようなドタバタ劇、怒涛の勢いで人が増えていくのに上手く纏まっていてさすが。
読了日:10月27日 著者:志水アキ

鳥獣略画式鳥獣略画式 
★4 和綴じの豆本シリーズ。鍬形けい斎(けい:草冠に旧字体の恵)。「略画」なので、ごくシンプルな線と色で表現されているのに、見事に特徴が捉えてあって、洒脱な感じがいいなぁ。どれもすごく可愛らしいし。まるっと描いてちょっと耳と首輪描き足しただけの猫の後姿とかたまらん。サラサラっとこんな絵が描けるようになりたい。年賀状とか消しゴムはんこの参考にもなりそう。
読了日:10月28日 著者:鍬形けい斎

人物畧畫式人物畧畫式 
★3.5 和綴じの豆本シリーズ。鍬形けい斎(けい:草冠に旧字体の恵)。動物好きなので『鳥獣略画式』の方が好きだけど、これも戯画的で愛嬌のある人物画で楽しい。説明はないので、何してる場面なんだろう?と想像するのも面白い。
読了日:10月28日 著者:鍬形けい斎

光琳略画光琳略画 
★3.5 和綴じの豆本シリーズ。尾形光琳の絵を酒井抱一が模した略画集。動植物や七福神、干支、牛若丸など故事・物語の場面?etc. 文字は一切ないので、どんな場面か分からないのも多いけど、絵に味があるので眺めるだけでも何となく楽しめた。
読了日:10月28日 著者:酒井抱一

鶯邨画譜鶯邨画譜 
★4 和綴じの豆本シリーズ。酒井抱一『鶯邨(おうそん)画譜』。動植物を中心に人物画も少し。桜、梅、藤、萩など、植物が特に柔らかくすっきりとした筆致と色彩で美しい。
読了日:10月28日 著者:酒井抱一

国芳雑画集国芳雑画集
★3.5 和綴じの豆本シリーズ。歌川國芳『國芳雑画集』。他の豆本がシンプルで風雅な感じの絵が多い中、こってりと密に描き込まれた濃い作品集。真面目な武者絵から滑稽な戯画風のものまで、バラエティ豊か。國芳なら猫もあればなお良かった。
読了日:10月28日 著者:歌川国芳

球場ラヴァーズ~だって野球が好きじゃけん~ 1 (ヤングキングコミックス)球場ラヴァーズ~だって野球が好きじゃけん~ 1 (ヤングキングコミックス)
★4 2013年WBC、開幕〜交流戦始まった辺りまで。日南子編と同時進行でネタが被らないのかな?と心配してたけど、うまくエピソードを分けてある。
開幕戦、まざまざと思い出して悔しさ再燃。というか東京ドームって、ビジター席で巨人ファンが堂々とユニ着たりして応援するのを許してるんだ? スタッフが注意しないの?何のためのビジター席? ただでさえ席数少ないらしいのに酷いな。それとは対照的な甲子園の応援席拡張や応援団の交流。ヤクルト応援団長の話は初めて知ったけど、気持ちが嬉しい。野球ファンはお互い様だよね。
勝子姉さん、広島出身の生粋のカープファンという設定だし、年齢も近いし、カープ体験が被るので一番親近感がある。でも会社ではお局様扱いで辛い思いも色々してるけど、何気にモテてるのが羨ましい(笑)。最近話題のカープ女子は、優勝を知らない世代だし関東勢や新規参入組が多いので、実央編や日南子編が感覚的に近いのかもなぁ。でもどんな世代も、今年のCS初進出の喜び、若手が育ってきて強くなる予感にワクワクする気持ち、そういうのはみんな一緒!
読了日:10月29日 著者:石田敦子

読書メーター 


 『銀行強盗~』は、わりと薄くて字も大きく、挿絵も素敵なので、ナンセンスというかわけの分からない感じも抵抗ない方なら、一読の価値ありです(*^^*)

 『ネコライオン』は、ネコ好きにはもう言わずと知れた岩合さんですから、オススメするのもおこがましいですね(笑)

 『くるねこ』『猫絵十兵衛』『百器徒然袋』は、たまたま好きな漫画の新刊が猫関連で固まっていたという点でちょっと笑っちゃいました。もちろんどれも面白いです。

 豆本シリーズは、図書館で発見したのですが、なかなか面白かったです。ページ数は少ないけど、印刷も綺麗で造本も凝っていて、プレゼントにいいかもなー、と思いました。
でも手が込んでいるだけあって、1冊1680円とか、結構いいお値段
小さいから1冊じゃ見た目がショボイし、気軽なプレゼントには無理だったー(苦笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする