日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

9月に読んだ本

2015-10-10 | 本と漫画の話

9月もあわただしく過ぎました。
このままの調子で年を越しそうです。

ユズは、あの後涼しくなってからも、一度食欲をなくして心配させてくれました。
でも好きなものなら口をつけるので、前回のように痩せるほどではなく、その時食べたがるものをやる、という甘やかしで乗り切りました。
本当はお腹も弱いし、それに配慮した総合栄養食のカリカリを食べて欲しいけれど、「猫は何も食べない期間が長くなると体が食べ物を受け付けなくなる」というような恐ろしい説もネットで目にしたので、食欲をなくした時は栄養の偏りなどは気にせず、一般食や、おやつ的なフードでも、とにかく食べられるものを食べさせる、という方針にしました。
そんなユズ、秋で14歳(推定)になりました。基本的には元気です(^_^)


 2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1875ページ
ナイス数:235ナイス

広島東洋カープ読本広島東洋カープ読本
★3.5 気になった記事だけ拾い読みだけど、過去から現在まで、主力選手だけじゃなく2軍や寮、カープアカデミーに、シュールストロムなどのスカウトやドラフトの話もあり、なかなか幅広く、興味深い記事が色々あった。もっとじっくり読み込んだら、かなり読み応えがあると思う。鈴木誠也については少し見方が変わったし応援したくなった。他で出尽くしているだろうとはいえ、マエケンの話がほとんどなかったのはさみしい。他にも菊池や丸などレギュラークラスの選手に関しては、もう触れるまでもないという感じで、あえて外したのだろう。
読了日:9月1日 著者:
 
竜の学校は山の上 九井諒子作品集
竜の学校は山の上 九井諒子作品集
★3.5 図書館の新着で見つけて。初読みの漫画家さん。基本設定はファンタジーだけど、登場人物達が妙に現実的で面白い。魔王を倒した後の勇者が、村人から腫れ物に触る扱いを受けたり、やさぐれてたり、猿人(ヒト)と馬人(ケンタウロスみたいな半人半馬)が共存する現代社会の労働問題とか、竜の活用方法を模索する大学サークルとか。絵もなかなか綺麗だった。
読了日:9月1日 著者:九井諒子
 
江戸かわいい動物 たのしい日本美術
江戸かわいい動物 たのしい日本美術
★4 江戸時代に描かれた動物が図鑑のように種類別に紹介してある。犬猫はもちろん、あざらしやおうむ、るりちょうなどちょっと珍しい動物まで40種類くらい取り上げてあって、江戸時代の文化の豊かさを感じられる。応挙の虎や原在正の猫のリアルなもふもふ感もたまらないし、鍬形けい斎の略画などは極限までシンプルな線でゆる可愛い。
読了日:9月1日 著者:金子信久
 
火花
火花
★3.5 職場で買った人が貸してくれたので読んだ。150ページほどなので、あっという間に読了。読む前は、お笑い好きの方が楽しめるかと思ってたんだけど、どうなんだろう。むしろ知らない方が新鮮なのかも? あまり売れない芸人さん達の裏側もトーク番組とかでなんとなく知っているし、そうなんだろうな、って感じで、それこそある芸人さんの回顧録的な話だった。単館系のサブカルっぽい映画とかにありそうな雰囲気。 

【以下若干ネタバレ】
気になったのは、「(本を)あまり読まないです」という、人物造形的にはボキャブラリーが限られそうな徳永が、わりと小難しい言い回しを多用していたこと。作者の分身のようなキャラだから、ついそうなっちゃってたのだろうか。神谷さんとの対比も強くなるから、もういっそ読書家キャラにすれば良かったのでは。彼らの口から語られるお笑い論、人生観、なるほどと思ったり考えさせられたりもしたので、もしこういうことが書きたかったのであれば、エッセイで読んでみたかった気もする。
 
読了日:9月2日 著者:又吉直樹

 
くるねこ 16
くるねこ 16
★4 今回も預かり猫さんやら忙しく。生態?が緩やかになるからか、年長組のネタが少ないのがちょっとさみしい。最後のトム氏の話でまた泣かされた…。出てくる猫さんみんな、幸せで長生きしてね(-人- )
読了日:9月2日 著者:くるねこ大和
 
おひとり様のふたり暮らし (コミックエッセイの森)
おひとり様のふたり暮らし (コミックエッセイの森)
★3.5 学生時代の友人で仕事(イラストレーター)のパートナーでもある40代の女二人、共同生活について描いたコミックエッセイ。同居の経緯や、炊事洗濯やお金のことなど共同生活のルール、性格の違いなどのバランスの取り方、周りが気になるあれこれを明かしてくれる。どちらか一方が大雑把で一方がきっちりし過ぎているとストレスが溜まりそうだけど、この二人はバランスよく補いあえてるから続くんだろうな。お互いの親との関係性なども興味深かった。うにさのお母さんの、普段は娘に頼るくせに、息子の事ばかり有り難がるとか、本当そう!
読了日:9月8日 著者:スタジオクゥひよさ&うにさ
 
岩合光昭写真集 ねこ輝く
岩合光昭写真集 ねこ輝く
★4 近くの美術館でやってた「ねこ歩き展」でも見た、庄原のガッチャンが表紙! 味のあるあくび顔で(笑)。猫島として有名な香川県の男木島など、日本各地の猫写真。ねこ歩き展では外国で撮影した写真が多かったので、日本の景色はまた一味違って、馴染みのある雰囲気がまったりと落ち着く。猫の顔も、なんとなく親しみがあるというか、言葉が通じそうな気がする。外国の猫は猫でもちろん素敵。岩合さんが撮る猫は、本当に自然体で飽きない。
読了日:9月12日 著者:岩合光昭
 
おバカ弁当 (タツミムック)
おバカ弁当 (タツミムック)
★3.5 写真が1ページに1,2枚なので、あっという間に読めた。手抜きだったり、おかずの配分が極端だったり、それを弁当に入れますか!という驚きだったり、奇抜な“作品”(前衛過ぎて、もはやそう呼びたい感じ)が多くて面白かった。キャラ弁的なものも一部あったけど、笑いや怒り(笑)を織り込んだユニークな内容で、多くはキャラ弁の対極にあるようなぶっ飛んだもの。他人のだから笑えますが、自分のお弁当がこんな感じだと恥ずかし過ぎるな(^_^;)
読了日:9月13日 著者:
 
消しゴムはんこ2000図案
消しゴムはんこ2000図案
★3 表紙のイメージで(スマホの小さい画面で見たので)もう少しかわいい図案かと思ってたけど、絵手紙とか和の雑貨に使うような、思ったより渋い年配向けな感じの図案だった。植物とか季節の風物とか、デフォルメの少ない細かくリアルな描写で綺麗だったし、種類も豊富だったけど、思ったのとは違ってたかな。
読了日:9月20日 著者:江口春畝
 
今日もネコをいただきます。
今日もネコをいただきます。
★4 ブログを元にしたイラストエッセイ。スコティッシュのまーそんさんと、キジトラ白のおはなちゃん。新入りのおはなちゃんを迎えた初の多頭飼いエピソード、まーそんさんの話、おはなちゃんの話、2匹を通してのネコ全般(習性や個性)の話など、章ごとにまとめてあって読みやすい。写真とイラストが半々くらいなので、どちらも楽しめて面白かった。おはなちゃんの品質表示には、不意を突かれて笑った!! またご縁があったら多頭飼いしたいな〜。
読了日:9月28日 著者:津田蘭子
 
なりたい
なりたい
★3.5 今回は冒頭で神様から難題を提示されたけど、本編の方はシリーズ中ではスタンダードな流れの話が多かった印象。妖や人が問題を持ち込み、若だんなが解決するという基本がくっきりしていた。若だんな自身に関する大きな問題がほぼなく、傍観者に徹することができたからかもしれない。それにしても、妖達の人の論理の通じなさは何年経とうと全く変化などなく、実際こんなのばかり相手にしてたらキレそう(苦笑)。甚兵衛みたいに、人の中にもそういうのがいてタチ悪い。 
序/妖になりたい/人になりたい/猫になりたい/親になりたい/りっぱになりたい/終

読了日:9月28日 著者:畠中恵

読書メーター

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする