2月28日に、肋骨を骨折してしまいました!
自宅リビングで肘掛け付きのチェアに座っていて、身を乗り出した際に肘が滑り、ガクッとなって肘掛けに胸下辺りを強打。
やってしまいましたー。
幸い骨がずれたりしておらず、きれいに(笑)折れていたため、比較的軽症で、普通にしていたら痛みはありません。
咳やくしゃみをしたり、寝る時など姿勢を変える時が痛いくらいで。
2年前にも肩を折っていますが、それまでは骨折とかしたことなかったのに、ここにきて2度目の。
加齢とともに骨が脆くなってきたのかなぁ汗
受け身がへたくそ(反射神経が鈍った)せいもあるかなぁ。
まぁ今回の骨折は、思ったより支障がない(寝返りがしにくいので、慢性的に寝不足ではありますが)ので、良かったです。
そんな2月最終日でした。
2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:1361ページ
ナイス数:188ナイス
八月は冷たい城 (ミステリーランド)
★3.5 女の子側視点からの『七月〜』に続く男の子側の話。七月のネタバレあり。
《“夏の城”に集められた4人の少年。例の鐘に該当者がいない、石像が倒れてきて死にかける、鎌を持った不審な人物の気配…など、次々と不審な事が起きる》
女子編の男の子の正体、“夏の人”の正体?などが明らかに。雰囲気はいいが、やはりミステリーとしては粗があったのが残念。「カマキリに喰われる」の警告の意味は何だったのか?女子編では最終章まで喋らなかった夏の人が男子編では冒頭から饒舌な意味は?夏休みだけ子供が集められる理由は?
【以下ネタバレ】蘇芳の推測による夏の人の引き継ぎシステム。あれも不可解。どちらが受け継ぐか自然と決まる?受け継ぐ方が弱い方を食べる?えらくざっくり。少なくとも、どう考えても病で死が目前の患者の方が、回復して健康体の“みどりおとこ”より弱い。なのに患者側がみどりおとこを食べる事もある?食べると記憶も連綿と引き継ぐ?それはもうオカルト。辻褄の合う説明を放棄している。そこでちょっと興醒めしてしまった。
読了日:2月3日 著者:恩田陸,酒井駒子
白い犬
★2.5 梅佳代さんの実家で飼っていた犬の写真集。アートでも動物写真集でもない。一昔前の家庭で、フィルムカメラで撮ったような、少し懐かしい雰囲気のスナップ写真。ピンボケや手ブレもそのまま、構図も何も気にしない、薄暗い家の中や屋外でフラッシュたいて赤目になってるとか、散らかった物もそのまま映り込んでるとか、とにかくちょっと前の一般家庭の日常がそのまま切り取られていて、家を片付けてたら出てきた古いアルバムのような脈絡もない感じのノスタルジーがある。
そしてあとがきによると犬の扱いも一昔前だったのかなと。今のように、家族の一員的な愛情の持ち方ではなく、家族(人間)とは一線を画した、“飼い犬”もっと言えば“家畜”とでもいうか。愛情もあったのだろうけど、家族の中でも温度差がある。今の感覚で見ると、可哀想な気がするけど、時代とともに価値観が変化してるから一概には言えない。それが良い悪いではなく、一昔前なら当たり前で、祖父母やその上の世代からしたら、犬猫の命を人と同等と捉える意識などそもそもないのが普通だったなぁ、と。そういう意味でも、リアルにそのままを見ているように感じた。決して「ワンコ可愛い♡」にはならない。
読了日:2月3日 著者:梅佳代
いもうとかいぎ
★3.5 《ねぇねはずるい!妹達が次々姉への不満を語り、姉を反省させる方法を考える「いもうとかいぎ」を開く》
昆虫や魚をモチーフにしたキャラクターがキモかわいい。私は姉なので、姉の立場からも何か反論などがあるのかと思ったら、そこは特になく、あくまで妹の視点で終わる。やっぱりなんだかんだ言ってもお姉さんが好き、となるのはいいけど、姉としては物足りないかなぁ。「あねかいぎ」もやってほしいなぁ(笑)。
読了日:2月3日 著者:石黒亜矢子
ざしきわらし (えほん遠野物語)
★3.5 京極夏彦の遠野物語を題材にした絵本シリーズ。町田尚子さんの絵が静かな不気味さを演出。淡々とエピソードを語るスタイルなので、ストーリーに起伏はあまりない。座敷童子が出て行くと家が傾く、というのは、主人に絶対的な力がなくなるという事なのかもしれない。孫左衛門の言う事に使用人が従わない。親戚も財産目当て。主人の抑えがきかないから、次々問題が起きた。ところであの三毛猫は、孫左衛門の家が滅んだ後、座敷童子が移った家に移動したのかな?猫にまで見捨てられた、残された女の子が不憫すぎる。
読了日:2月6日 著者:京極夏彦,柳田国男
ぼくんちのシロ (MOEのえほん)
★3.5 MOEで見た表紙や、ワンコが首輪グイーッと引いてるページの絵が面白かったので。
《ママと一緒に買物しながら“おやまのこうえん”まで散歩に出発。山の上に着いた時、突風が吹いてシロのリードが伸び、猛ダッシュで逃げだした!!》
道中のこじんまりとした商店街の雰囲気がいい。シャッター商店街ばかりのご時勢に、車椅子のお年寄りも、小さな子供連れや妊婦さんも、老若男女が集って、猫もあちこちにいて、なんとほのぼのした商店街か。シロが逃げる場面は、リードが外れてしまった方がハラハラ感が出るけど、それはマズいのかな…?
読了日:2月6日 著者:すずきみほ
カピバラ
★4 悟りを開いたかのような目つき、それでいてのほほんとした雰囲気を醸し出す、癒し系。カピバラって、よく他の動物達と一緒の写真を見るんだけど(この写真集は基本カピバラだけ)、人間だけでなく、いろんな動物をリラックスさせるオーラが出てるのかなぁ。眺めているだけで、ほんわかして、体から緊張感が抜けていく感じでした。
読了日:2月6日 著者:渡辺克仁
カワウソ
★3.5 かわいい♪ ちょこっとだけ添えられた言葉も、時々クスッと笑えるし、写真の邪魔にならない感じでよかった。カワウソの生態も分かるようになっているし、カワウソ愛が伝わる写真集。カワウソには、ドンゴロス袋が人気なんですね(笑)。
読了日:2月6日 著者:佐藤淳一
おかんメール6
★3.5 今回は、海外のおかんメールとかそういうのはなく、わりとオーソドックスな構成だった。メールよりラインが多い。文章にならずに意味不明な断片的な文字が立て続けに並ぶのは、多分途中で送信ボタンに触れちゃうんだろう。しかも何度でもやっちゃう。あと、フリック入力じゃなくて携帯のボタン式の連打する入力方法なんだろうな、とか、予測変換がやらかしちゃったんだろうな、とか推測できるミスも多い。そればっかりだと飽きる。たまに推測不能な「どうした?!」とびっくりするようなのがあって、そういうのは面白かった。
読了日:2月13日 著者:
いっさいはん
★4 姪っ子がまさに1歳半を過ぎたところなので、あるある過ぎて家族で大ウケでした。パジャマの裾が必ず片足だけ上がっちゃうのとか、うちだけじゃないんだ!!と一同驚愕。その「なぜか片足だけ」という謎のメカニズムが知りたい…。誰か研究して欲しい(笑)。現在子供が1歳半前後という人はもちろん、子育て経験者や、小さな子供と触れ合う機会の多い方なら、全部ではなくても、かなり共感できるのでは。もっと描いて!と物足りないくらいでした。
読了日:2月15日 著者:minchi
ネコとサカナ
★4.5 《ある夜、公園でであったネコとサカナ。ちがう世界からきたふたり、でもなんだが、気が合った…》
モノクロの版画(多分)で描かれる、ネコとサカナの友情。本来なら捕食の関係にある両者なのに、とてもほのぼの。ネコやサカナの表情もとてもいい。モノクロだと冷たく静かな印象になりがちだけど、これは絵柄がユーモラスだからか、不思議と暖かさを感じる。途中迷路の場面など幾何学的な絵柄も交えて変化があり、アートとしても楽しめた。
読了日:2月20日 著者:ジョーングラント
あおのじかん
★3.5 日が沈み、夜がやってくるまでのわずかな時間、明るく淡い水色から、徐々に濃い青に染まっていく景色と、青い色の生き物たち。子供の頃、色とりどりのクレヨンを塗った上から、黒で塗り潰して、爪楊枝などで引っ掻いて描いた絵を思い出すような、色彩の綺麗な絵。針で引っ掻いたような細い線の下から、白や黄色、オレンジ、赤などの色が光を放つようにハッキリと眩しくネオンのように見える。絵の美しい幻想的な絵本。
読了日:2月26日 著者:イザベル・シムレール
こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし
★3.5 《子ネズミのミナは、まだ「コワイ」ってどんなものか分からない。コワイが知りたくて、外の世界へ出てみると…》
ライオンやカバ、ゾウなど、大きな動物に出会っては、「コワイってもってる?」と尋ねて回る。怖いもの知らずの子供は恐ろしい(汗)。「怖い」という感覚が分からないまま、ドンドン進む。そして「怖い」を知ったのは…? 絵がリアルなようでデフォルメもされていて、大きな動物に迫力がある。
ちなみにうちの1歳9ヶ月の姪っ子は、まだほとんどの絵本には興味を示さないけど、大きなヘビのページで魅入られていた。これはヤバイ生き物だって、本能で分かるのかなぁ。絵本で挟むように頭をガブッ!とやって見せたら、すぐ覚えて、自分で頭をガブッと噛まれる動作を何度もやってたけど(笑)。
読了日:2月26日 著者:ラフィクシャミ
おすしのずかん (コドモエのえほん)
★3.5 ペンギンのお寿司屋さん。ネタの絵がすごく美味しそう。メニュー表みたいなネタの紹介ページがあって、次のページでは、そのネタの魚などを捕獲しに行く絵が。それで、お寿司屋さんのネタがどんな魚(全体像)なのか分かるようになっている。後半の魚介以外のネタ紹介も面白い。楽しくお寿司が学べる絵本。
読了日:2月26日 著者:大森裕子
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!
★3 ツイッターで時々目にしていた猫漫画。絵が独特で、いわゆる可愛らしい猫ではないので、好き嫌いがありそう。猫のゲ○とかウン○もリアルではないけどしっかり描かれるので、ちょっと汚いかも(苦笑)。女性目線の猫漫画が多いので、男性目線だとこんな感じの飼い方なのかなぁ。というかこの方があまり神経質にならない、大雑把なタイプなんだろうな。思わず噴き出すようなシーンももちろんある。
読了日:2月26日 著者:鴻池剛
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2
★3 猫が1匹増えた。1匹目も成り行きで飼い始めていて、あまり懐いてくれなくて、猫にメロメロ!って感じでもないのに(同居人って感じ)、もう1匹拾って病院通って障害が残りそうでも受け入れて情が移って飼うことになるんだから、結局猫好きなんだろうな。それにしても、この大家さんありえん!これはいくら家賃が安かったとしてもちょっと許せない。転居して良かったよ。
読了日:2月26日 著者:鴻池剛
カピバラ大好き
★3.5 カピバラ写真集2冊目。同じ写真家さんなので、目新しさはあまりない。ひたすらカピバラを愛でて癒される。座った時の後ろ姿のもっちりしたフォルムとか、悟ったようなアーモンド型の目とか、魅力的。カピバラに会える動物園リストも。どのくらい近くで見られるかの距離の目安(触れあえる場合は0m)まで入っていて親切。
読了日:2月26日 著者:渡辺克仁
カピバラに会いたい! カピバラ大好き2
★4 カピバラ写真集3冊目。他の動物と一緒の写真が多めで嬉しい。カピバラは他の動物とも相性がいい。サルとか鳥とか、仲良しで馴染んでいる。時系列ごとのカピバラの1日の過ごし方も紹介されている。
読了日:2月26日 著者:渡辺克仁
読書メーター