日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2023年1月に読んだ本

2023-03-05 | 本と漫画の話

下書き保存して安心してたら3月に突入してました(汗)
1月は往ぬる(行く)、2月は逃げる、3月は・・・って本当だな~(棒)


1月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:1903
ナイス数:195

おじさんはカワイイものがお好き。 (8) (POLARIS COMICS)おじさんはカワイイものがお好き。 (8) (POLARIS COMICS)
★4 ケンタ君という同志を得て、今まで行けなかった所へも積極的にチャレンジし始めた小路課長。ケンタ君に付き合ってくまちゃんコラボのカラオケに行ったり、ついには2人でパグ太郎のコラボルームがあるホテルへ!!大人の男二人でキャラものの部屋を利用するのは、やっぱりハードル高そう。続きが気になる!/鳴戸課長は猫を飼い始めて、少しずつ角が取れている感じ。/まだまだ色々誤解による認識のすれ違いがあるけど、いつかみんな好きなものを心おきなく好きと表明できて、推しの話ができるようになったらいいな。/コラボカフェで会ったマウント男が再登場、SNSやホテルでニアミス。いつかお互いをはっきり認識する日がくるのかな。
読了日:01月06日 著者:ツトム


猫を拾った話。(2) (KCデラックス)猫を拾った話。(2) (KCデラックス)
★4 1巻以降続刊が出てなかったので、もう続きは出ないんだと思ってたら、4巻まで出てた!社畜のイガイさんが拾った弱った小さな猫は、育ってみるとどうやら猫じゃない…?巨大な単眼3本足の謎の生き物「ねこ(←名前)」との暮らしは、ちょっとスリリングだけど、可愛くてほのぼの。猫好きの宅配便のお兄さんや同僚のサトウさん、周りにバレないギリギリのラインでの猫?ライフにハラハラしつつ、生き物と暮らす幸福感もたっぷり。抜け毛からできた「毛玉」と、サトウさんの弟ユウトとの交流も同時進行で楽しめた。
読了日:01月06日 著者:寺田 亜太朗


猫を拾った話。(3) (KCデラックス)猫を拾った話。(3) (KCデラックス)
★4 サトウさん迷走してるな笑。こうしていろんな化け物を想定してると、いつか対面することになっても、受け入れる心の準備ができそう。弟が毛玉(スネコ)に馴染んでるのをみると、サトウさんもねこと馴染めそう。それにしても、ねこの巨大・単眼・3本足は慣れたけど、口のウニョウニョだけはやっぱりなかなか見慣れないな…。
読了日:01月06日 著者:寺田 亜太朗


おじさまと猫(10) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(10) (ガンガンコミックスpixiv)
★3.5 《神田は、息子の星鳴がコミュ障になる原因となった九重輝明と再会。なりゆきで猫カフェの店長と3人、住人が夜逃げしたゴミ屋敷の猫を保護しに向かう》
悪役にも必ず同情できる背景があり、猫を介して打ち解ける。徹底してて安心感はある。輝明は星鳴を傷つけたことにずっと罪悪感を抱いてきた。星鳴とも再会し、許しを乞う。気になるところで次巻へ。多分和解して、何なら森山くんのバンド入りかな。/保護猫がどんどん増えて、ふくまるはストレスで体調を崩す。先輩猫を一番に考えてあげないとね。/店長いいキャラ。
読了日:01月07日 著者:桜井海


税金で買った本(5) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(5) (ヤンマガKCスペシャル)
★3.5 今回は、いつも以上に腹立たしかったり理不尽だったりする話が多かった。
《危険な自転車に撥ねられた利用者/異動してきた正規職員は非正規を見下し仕事を押し付けたり勝手に書類の書式変更、館内飲食可にしようとするなど、嫌なやつ/本の中に1万円挟まっていた。どんな人がやらかしたのか?/美しい図書館と現実/図書館のゆるキャラホーンちゃん、誰が作った?/本を破った人を見つけるためバイトに入った初心を思い出した石平。見つけ出したらどうする?》
非正規雇用の話は、図書館だけに限らず深刻な社会問題だなぁ…
読了日:01月09日 著者:系山 冏


おすしが ふくを かいにきた (MOEのえほん)おすしが ふくを かいにきた (MOEのえほん)
★4.5 ミニチュアと日用品を組み合わせてジオラマのように見立てた作品が人気の田中達也さんが手掛けた絵本。おすしが服を買いに、アイスが帽子を買いに、と、絶妙な見立て技で色々なお店が展開する。どの場面も、これをこう使うのか〜!という驚きがあって楽しい。同じおじいちゃんや犬がいつもいるな、と思ったら、表紙をもう一回見て納得。並行しておじいちゃんと犬の裏ストーリーが展開しているようだ。お散歩中にワンちゃんが逃げちゃって、それをおじいちゃんが探して回っているんだな。ダブルの仕掛けがすごい!
読了日:01月10日 著者:田中達也


くみたて (日本傑作絵本シリーズ)くみたて (日本傑作絵本シリーズ)
★3.5 ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんが初めて手がけた絵本。オレンジのつなぎを着た作業員の人達が、パーツを組み立てていく。完成するのは、組み立てた日用品を他の何かに見立てたジオラマ。洗濯バサミはブランコに、歯ブラシは街灯に。最後にはこの本自体も何かに見立てられて、ジオラマの街ができあがる。日用品がどんな構造をしているかも分かるし、それがさらに何かに見立てられて別のものになるという、二段階の変化になっているところがユニーク。科学絵本寄りかも。絵面の面白さとしては、『おすしがふくを〜』の方かな。
読了日:01月13日 著者:田中 達也


しかくいのの じかん (imagination unlimited)しかくいのの じかん (imagination unlimited)
★3.5 猫から見た、男の子と本の関わり方の成長。
《夜になると始まる「しかくいののじかん」。男の子とお父さんとしかくいのと、ボク。》
絵本の読み聞かせをしてもらっていた男の子が、一人で読めるようになり、成長につれ「しかくいの」はどんどん小さくなっていく。猫好きから見ると、猫の気持ちがよく分かるし、猫あるある。あまり構ってもらえなくなって、ちょっとかわいそう。でも読書中は、集中してて構ってられないのもよく分かる。猫好き+読書好きのジレンマを感じた。
読了日:01月15日 著者:パメラ・ポール


百姓貴族(7)通常版 (ウィングス・コミックス)百姓貴族(7)通常版 (ウィングス・コミックス)
★4 今回も面白かった。牛(酪農)やめた影響が自然の食物連鎖で意外な所に影響が出るというのが興味深い。/北海道の農村を舞台にしたドラマの撮影エピソードが豪快/コロナ禍で北海道に帰れなかったり、取材行けなかったり、でもネタはいくらでもあるみたい笑/猫エピソードかわいい/野菜泥棒に家畜泥棒、農機具泥棒、滅ぶべし!/匂いからフラッシュバックする思い出も農家らしい/虫エピソードも強烈!
読了日:01月16日 著者:荒川 弘


戦争は女の顔をしていない 1戦争は女の顔をしていない 1
★3.5 先に1巻を読んだけど、ストーリーはないので問題なし。/夫と共に従軍し、死んだ夫の遺体を故郷を戻したいと直談判する女性/2人の狙撃手の話が特に重い。初めてドイツ兵を撃った時の話、食料がなく美しい仔馬を撃った話、終戦後、普通の生活になかなか戻れなかった話。/志を高く従軍しているのに(女性は徴兵はなく志願らしい)、同じソ連兵からも、ドイツ兵からも、「女」が戦場にいることを揶揄されたり蔑まれたりする苦しみ/女性特有の生理に関する苦痛。手当できるものがなく、男性の理解もない。血濡れのズボンでの行軍…
読了日:01月16日 著者:小梅 けいと


戦争は女の顔をしていない 3戦争は女の顔をしていない 3
★4 夫が従軍し故郷に残された女達の話/著者が証言を聞き出すために心がけていたことなど。「戦争のことを聞いただけで それを考えただけでむかつくような そんな本が書けたら 将軍たち自身が吐き気をもよおしてしまうような本を」/パルチザンの話。人間の盾にされた家族を撃たなければならない。敵に対する憎悪が加速する/産気付いた民間人のため銃撃を受けながら駆けつけて産まれた命の尊さ/小さな子供達を押し潰していく戦車/戦後、従軍しなかった女性達からの理不尽な差別/戦後も壮烈な記憶が心を苛む。思い出したくない辛い記憶を、残さなければ伝えなければと語ってくれる女性。/一つの戦争が終わって、平和が訪れると思っても、また別のどこかで戦争をしている。ロシアもまた、ウクライナ侵攻を止めない。彼女達の願いは届かない。
読了日:01月16日 著者:小梅 けいと


がっこうに まにあわないがっこうに まにあわない
★4 表紙がタイガー立石を彷彿とするような独特の雰囲気・シュールさがあり、興味を引いた。躍動感!!絵の迫力がすごい。
《学校に間にあわない!と走る男の子。いつもの道のはずなのに、何だかおかしな町の様子。水たまりにはワニ、巨大なイヌ、グニャグニャの歩道橋、開かない踏切。やっと着いた学校では…》
正直この混沌とした風景は夢オチでは、と思ってしまったけど、予想とは違った結末でビックリした。
読了日:01月20日 著者:ザ・キャビンカンパニー


大根おろしアート―簡単、かわいい、盛り上がる!大根おろしアート―簡単、かわいい、盛り上がる!
★3.5 SNSでバズった大根おろしアート。前半は表紙のシロクマを作った人(きみまろっく)の作品と作り方が、後半は色んな人の作品と作り方が載ってて、可愛いのやリアルなのや、雰囲気の違う作品がまとめてあって面白かった。基本的な作り方(準備)をマスターしたら、あとは頑張って形を作るだけと、比較的挑戦しやすい感じがする。ちょっとやってみたくなった。
読了日:01月20日 著者:


木戸番の番太郎(2) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)木戸番の番太郎(2) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)
★3.5 実在する左甚五郎が登場する回が面白かった。落語も今は古典扱いだけど(もちろん創作落語もある)、当時のトレンドを取り入れて新しい噺を作ってたんだって分かりやすい。お菊ちゃんアイドル化も好き。オタ芸笑。うわばみは可愛いなぁ。
《王子の狐/竹の水仙/へっつい幽霊/ちはやふる/てれすこ:こんにゃく問答/置き泥/鹿政談/お菊の皿/目黒のサンマ/代書屋》
読了日:01月24日 著者:くるねこ大和


カワイスギクライシス 1 (ジャンプコミックス)カワイスギクライシス 1 (ジャンプコミックス)
★4 ジャンプ+で読んでて面白かったので既刊を購入。地球侵略のため調査に来た宇宙人(リザ)が、猫のあまりの可愛さに文字通り腰砕けになり、さらに猫だけじゃない地球の「可愛い動物」のレベルの高さに驚愕、滅ぼすのを思い止まり、地球の(主に可愛い動物の)調査を進めるというコメディ。可愛いに触れた時の情けないリアクション、一気に下がる知能指数。本船の仲間(「危険すぎる」と可愛い動物のことを伏せている)に様々な誤解が生じるのも面白い。

かわいい動物だけで毎回これだけ派手に大騒ぎできて、6巻まで出ててもまだマンネリ感が出てないのが凄い。/捨てられた猫を拾って飼うことになるリザ。捨てた人間を特定して、同じ目に遭わせる。これは動物好きはきっとみんな思うことで、胸がすく思いがした。本当に全ての虐待したり捨てたりする人間を、同じ目に遭わせてやりたい。
読了日:01月27日 著者:城戸 みつる

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