日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2018年3月に読んだ本

2018-04-11 | 本と漫画の話

2月末から4月頭にかけては色々ありました。

まず2月末に大風邪をひきました。治りかけたらまた発熱し、インフルエンザ?と検査しても違う。結局細菌性の風邪で、熱などの症状は治まったものの、激しい咳だけが続き、後に咳喘息と判明。一時は夜も寝られないくらい止まらなくて肋骨にヒビが入ったほど…。咳が落ち着いてきたのは3月も下旬に入ってでした。4月に入っても、花粉や黄砂の影響か、時折咳き込みますが、随分落ち着きました。

それから大きな変化が! 4/9、なんと再び猫を飼い始めました。 それも2匹。動物病院の里親募集中だった兄妹猫を引き取りました。 生後半年ほど経っていて、まだ慣れていないけどとても可愛いです♡


3月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2173
ナイス数:138

だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)
★3.5 姪っ子に読み聞かせ。『だるまさんが』はだるまさん単独でのアクションなのに比べ、これはイチゴさんやバナナさんが出てきて、2人でのアクションなので、一緒に動いてマネすると喜んでくれた。より楽しみやすい感じ。特にお尻をぶつけあう「ぽにん」がお気に入り。
読了日:03月05日 著者:かがくい ひろし
 
ぼくのヒーロー
ぼくのヒーロー
★3 カープ緒方監督の妻かな子さんと娘佑奈さんの合作絵本。絵本は…、うーん、特に起伏のないストーリー(というほど内容もない)で、挿絵の実在の選手達を見て楽しむくらい?後半はローカルタレント西田篤史さんのカープの思い出エッセイ。旧市民球場時代の弱いカープから新球場ができて盛り上がり、強くなっていったカープの思い出。広島人ならほぼ似た体験と記憶を共有している。その時々の気持ちを思い出してジンと来たりはするけど、目新しさはない。前半後半全く別物で、1冊にする必然性もないし、話題性のわりに正直物足りなかった。
読了日:03月12日 著者:緒方 かな子,西田 篤史
 
北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
★3.5 日本在住のスウェーデン人オーサさんのコミックエッセイ。今回は各地を旅して色んな体験をしている。外国人ならではの視点に期待したけど、外国人ゆえにそれが地方独自の特色なのかが、判別がつきにくいせいか、1つ1つのエピソードや体験を深く掘り下げられず、なんとなくぼやけた内容に感じた。日本ではこうなんだ!という驚きと、○○地方ではこうなんだ!が、説明がないと多分分からない。考えてみればそうだよな、日本人だからこそなんだ、地方の違いに気づけるのは。外国人としての日本とのギャップの部分は今回も楽しめた。
読了日:03月12日 著者:オーサ・イェークストロム
 
クレヨンで描いた おいしい魚図鑑
クレヨンで描いた おいしい魚図鑑
★3.5 魚図鑑といっても、魚そのものではなく、それを料理したものを描いた図鑑、というか画集。サンマやサバなどの焼魚、煮魚、お寿司にツナ缶etc. クレヨンとクレパスを使って描いている。クレヨン画でこれほどリアルな表現ができるものなんだ!という驚きがあった。アップの画像もあるので、気になる細かい部分の描写も見ることができた。巻末に使用しているクレヨンの写真などあったけど、実際描いている所も見てみたくなった。
読了日:03月17日 著者:加藤 休ミ
 
珍品堂主人 - 増補新版 (中公文庫)
珍品堂主人 - 増補新版 (中公文庫)
★3.5 読んだのは課題図書だった『黒い雨』と教科書の『山椒魚』だけ、ただ小説ではないけど「さよならだけが人生だ」の『厄除け詩集』は大好きで、他の小説を何かちゃんと読んでみたいと思っていたところ、タイトルとあらすじに惹かれて。実在の人物(秦秀雄)をモデルにした作品。好きが高じて骨董屋のようになった“珍品堂”と、周りの一癖も二癖もある同業者や骨董好きと、腹の探り合いをしながらのやりとりの様子や、思い立って料亭を始めてからの騒動など、終始狐と狸の化かし合い。特に料亭の相談役から徐々に内情に侵食し乗っ取りにかかってくる蘭々女との攻防にハラハラ。ただ読んでて面白かったのは、骨董の真贋をめぐる様々な駆け引きの場面だった。増補版としてこの作品についての作者解説や実際に珍品堂と行った骨董紀行エッセイ、白洲正子のエッセイなどでモデルの秦氏の人となりなども知れて面白かった。
読了日:03月19日 著者:井伏 鱒二
 
虚談 (怪BOOKS 幽BOOKS)
虚談 (怪BOOKS 幽BOOKS)
★4 元デザイナーの文筆家で、記憶力が良く、幽霊など理屈に合わないものは信じないスタンスで…と、著者を彷彿とする語り手による、怪談っぽい短編集。知人などから、不思議な体験の相談を受けるが、次第に整合性がなくなり、ではどこからが現実なのか、嘘や錯誤が混じっているのか、全て嘘なのか、挙句にはその知人の実在まで疑わなければならないような不安な結末を迎える。個人的にスッキリ解決しないモヤっとした結末の話は嫌いなんだけど、これは不思議とどの話も不気味極まりないのにカラッとした読後感で、サクサク読めて、面白かった。
読了日:03月19日 著者:京極 夏彦
 
こぐまのケーキ屋さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)
こぐまのケーキ屋さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★3.5 Twitter漫画を書籍化したもの。パティシエ兼店長がこぐまというシュールな設定だけど、それがスッと受け入れられてしまうほどに店長がかわいい。ケーキの事しか知らないこぐまをフォローしながら優しく見守ってる店員さんも素敵で、まるで保護者みたい。ネットでちょこちょこ読んでいたので、既読の話が多かったけど、巻末描き下ろしで、こぐまがケーキ屋さんになるきっかけになったエピソードが読めたので良し。
買ってみると本のサイズが変形版で、B6の透明コミックカバーがギリギリ入らなかった。あと1,2ミリ縦が短ければ入るのに!というくらい僅かな差。それならせめて縦はB6に合わせてくれても良かったんじゃない…?

読了日:03月19日 著者:カメントツ

 
雑談藝
雑談藝
★3 ラジオでの雑談をまとめたもの。特にテーマもなくフリーダムに脱線していく話を文字に起こしている形なので、まさにとりとめのない雑談を聞いている感じでサラッと流し読み。
読了日:03月20日 著者:いとう せいこう,みうら じゅん
 
すゞしろ日記 参
すゞしろ日記 参
★3.5 山口晃画伯のゆるゆる絵日記。緻密な作品と対照的なこの気の抜けた絵と文がジワジワくる。締め切りに追われて手抜きになるのもご愛嬌。前巻だかで、飼犬がいるみたいなので、もっと出して欲しいと感想で書いたけど、今回そのワンちゃんが主役のアート鑑賞記が収録されてて嬉しかった。忙しい画伯に代わって美術館に行くポチ、可愛い。
読了日:03月26日 著者:山口 晃
 
奇跡の切り絵 切り師 長屋明の超絶の技
奇跡の切り絵 切り師 長屋明の超絶の技
★4.5 ドローイングの線を切り抜く「糸切り絵」という独自のスタイルをはじめ、細密画のような細かい切り絵など、まさに超絶技巧の切り絵作品集。細いものはわずか0.1ミリほど。海外で展示した時に、ただのドローイングだと思われ、興味を持ってもらえなかったことから、見せ方も工夫して、アクリルに貼って少し浮かせた状態にし、影を見せるようにしたという、それほどに細かい。真似する気も起きないほど。途中でうっかり切れちゃったりしたら立ち直れなくなりそう。ただひたすらに感嘆しながら見た。
読了日:03月26日 著者:長屋 明
 
キツネまわりみち ~グータラしててもやる気はあるから~
キツネまわりみち ~グータラしててもやる気はあるから~
★3.5 キツネの絵描きさんが主人公の漫画、イラスト集。締め切りギリギリまで余裕こいてダラダラしちゃうキツネさんと、発破をかける役の弟子のコギツネくん、かわいい。
読了日:03月27日 著者:tama
 
はぴはぴ くるねこ 1 (enterbrain)
はぴはぴ くるねこ 1 (enterbrain)
★3.5 発売直前まで『くるねこ』のよりぬき傑作選的な本かと思ってスルーしてたけど、20巻を区切りにタイトルを変えた新作(くるねこの続き)と知って慌てて購入。もっとハッキリ分かりやすく新作だと宣伝して…。2巻同時刊行も紛らわしかったよ。良かったのは、新規読者に向けて、冒頭に愚連隊メンバーの紹介が詳しめに入っていたこと。メンバー増えたし20巻もあると、加入の馴れ初めとか忘れちゃった子もいたから、有難かった。尻尾ずばん!とか胡ゆくんの衝撃の顔とか初っ端から笑いました。ひみつさんはQちゃんのモデルなのかな。
読了日:03月30日 著者:くるねこ 大和
 
はぴはぴ くるねこ 2 (enterbrain)
はぴはぴ くるねこ 2 (enterbrain)
★3.5 トメちゃん…。うちの子達を見送った時と重なって、色々思い出して、やっぱりお別れはつらい。三途リバーから何度も奇跡の生還、化け猫認定。よく頑張ったね。命は湖から流れ出る川の例え、確かになぁ。ポンプを使ってでも、水があるうちは諦めたくないよなぁ。何かちょっとした事をスイッチに、もういないんだ、と実感して涙の堰がきれるのも、あるあるすぎて。トメちゃが蜘蛛に偽装したハイテクドローンで見てるんだと思ったら、苦手な蜘蛛も少しは見られる気がし…、…うちの子は何か他の装置でお願いしたい(苦笑)
読了日:03月30日 著者:くるねこ 大和
 
【Amazon.co.jp限定】早乙女くんとQちゃん  (2)  (特典:描き下ろしイラスト データ配信) (バーズ エクストラ)
【Amazon.co.jp限定】早乙女くんとQちゃん (2) (特典:描き下ろしイラスト データ配信) (バーズ エクストラ)
★3.5 マリーさんが激ヤセ&売れ残り猫を飼い始めたのにはビックリ!!前巻ではちょっと押しが強くて早乙女くん逃げろ!と思ってたけど、猫の事知らなさすぎて何度も病院に駆け込むの、いい人だなと好感度上がる。本多先生の前世、あの方だった!!数年前のお留守番エピソードも楽しい。そして最後のニョコイさんの話は不意打ちでヤラレタ。同時刊行の『はぴはぴくるねこ』2巻のトメちゃで泣かされてたのに、さらに泣かすかチクショー!!(;´༎ຶД༎ຶ`)
読了日:03月30日 著者:くるねこ 大和

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