遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古伊万里 双馬竹紋中皿

2020年12月06日 | 古陶磁ー全般

ひさしぶりの古陶磁です。

先日、Dr.Kさんのブログで、「伊万里 染付 双馬文 輪花形中皿」が紹介されていました。

そういえば,たしか、故玩館にも似たような皿があったはず!?

ということで、捜したところ、意外にすんなりと見つかりました。

 

2頭の馬が描かれた古伊万里皿です。

 

径 19.6㎝、高 2.7㎝、底径 11.8㎝。江戸後期。

 

愛嬌のある馬が、マンガチックに描かれています。

 

 

 

こんもりとした竹の下にいます。

2頭の馬の構図やタッチは、Dr.Kさんの皿とよく似ています。

 

裏面は無地、いたってシンプルです。

Dr.Kさんの皿と違って、伊万里によくある染付の圏線や唐草模様がありません。

代わりと言っては何ですが、大きな目跡が4個あります。

こういう裏面は、江波皿、もとい(^^;)、志田窯の皿に多く見られます。

輪花皿でもありませんし、いずれにしても、それほど上等な品とは思えません。

展示品の仲間入りは無いようです(^.^)

コメント (4)
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