小さな細工物といえば、他にもあったはず・・・・・・ガラクタの山をかき分けてみると・・・・ありました(*^‗^*)
小さな棚と小物類です。木製。
幅6.2㎝、奥行3.5㎝。高5.6㎝。
木製小物類。すべて、轆轤引きで成型してあります。
小さな急須です(径1.1㎝)。
さらに小さな急須(径0.8㎝)。
さらにさらに小さな・・・○○立て?(径0.7㎝)。
穴まであいてます。
息をころして、慎重に棚の上に置きました(^.^)
茶釜(径1.8㎝)。大きく感じますね(^.^)
これは何でしょう?(径1.7㎝)
菓子器?高杯?(径1.8㎝)
一つづつ、そーっと棚の上に置いていきました。
やっと、完成!(^.^)
ところで、この木製細工物は一体何でしょうか?
よくわからないまま、漠然と、雛飾りの一部ではないかと思っていました。
実際、根津美術館で開かれた『特別展 虎屋のおひなさま』(2020年)では、展示されたミニチュア台所道具に、似た品がありました。しかし、雛飾りというよりも、少女の遊び道具に近い気がするけど・・・・・
答えは意外なところにありました。
何気なく、棚の底を見ると・・・・
ラベルが貼ってあります。
「日本玩具人形類統制協會」と記されています。
青いラベルには、「登録商標 京都京極 〇〇井屋」とあります。
戦時中の京都土産ミニチュア玩具ということがわかりました。
「日本玩具人形類統制協會」は、昭和13(1938)年に設立されました(昭和15年に、「日本玩具統制協會」と名称変更)。この頃から、戦争が深刻化し、物資が不足して、昭和17年には金属(ブリキ)製の玩具が製造禁止になり、協會は、素材の査定や資材の配給などを行いました。この棚の底に貼られたラベルは、日本玩具人形類統制協会の査定を受けた證書でした。
このミニチュア茶棚玩具は、昭和13,14年ごろの作だったのです。
なるほどと納得して、ふと気がついてみると・・・
ア~チャ〜 重力の法則!
元のバラバラ茶道具。
振り出しに戻りました(^^;