先回のブログで紹介した扁額の部屋(仏間)の隣りは、中の間と呼んでいる部屋です。
この部屋は、文字通り、真中の部屋で、窓が何処にもありません。非常に暗く、昼間でも、電灯を燈す必要があります(^^;
その向こうの部屋との間は、書の襖で隔てられています。
右端から一枚ずつ見ると、
漢詩でしょうか、なかなか達筆ですが、読めません(^^;
作者は、有竹渓とあるのですが、どんな人物か不明です。
襖の反対側には、絵が描かれています。これまた、何の絵かわかりません。いずれ、ブログで紹介します。
この襖は、ボロボロだったので、故玩館改修時に表装し直しました。が、業者と信じられないようなトラブルがありました。そのことも一緒にブログで。
この部屋はとにかく暗い。少しでも光をとるため、天井の一部を透明にして、二階からの光が入るようにしています。二階自体が暗いので、屋根の一部に透明瓦を使って、光を入れています。その光うちの一部が、透明床を通して届くわけです。設計士ではなく、私のアイデアです。当然その分、改修費は増えるわけですが、この増分に対しても設計料ON(^^;
表具屋とのトラブルもそうですが、割り切れない事が多く、改修はストレスフル(^^;