遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

巨大ブロッコリーのお味は?

2021年03月21日 | ものぐさ有機農業

 

畑にある時は、それほどとも思わなかったのですが・・・

 

とてつもない大きさに・・・

 

して、そのお味は?

「ブロッコリー転じて

    ベートーベンとなる」

そのココロは?

「うんめー」(^^;

 

それとも・・・

「大ブロッコリー

    総身に味はまわりかね」

やっぱり、お味はおお味か。

 

くだらない、お味ギャグでした(^.^)

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また草取り道具を買ってしまった

2021年03月19日 | ものぐさ有機農業

春になってきました。

人間だけでなく、鳥、虫、そして草も動き出します。

草は取ってもきりがない。かといって、取らないとどうしようもなくなってしまう。

毎年この時期になると、なるべく楽をして草を退治する方法はないかと頭をめぐらします。もちろん、除草剤なぞは論外。

で、つい、手頃な値段のアイデアグッズに手を出してしまうのです(^^;

 

今年最初の品がこれ。

「スーパー草取りフォーク」の名で、この種の道具を多く作っているモンブラン製です。

・フォークで深い根の雑草も根こそぎ掘り起こす!

・二つツメで細い小さな草も逃がさない!

のキャッチコピーがついています。

 

二つのツメとは、フォークのツメと後ろ向きに出た小さいツメです。

フォークツメは押して起こして草を取る。小さいツメは引いて草を取る。

フォーク全体の形が微妙に曲がっていて、てこが効きやすいようになっています。

もう一つの売りは、女性や高齢者など、力が弱い人でも、楽に使えるということです。

 

早速、犬走り横の小砂利の場所で実地体験。

 

 

根元までグッとフォークを押し差します。

 

起こしてやれば、てこの原理で抜けてくる。

 

簡単にすっぽりと取れました。

 

その脇にある山土の上に生え始めた草たち。小さなものは後ろ側の小フォークで掻き取り、どんどんはかどります。

 

2分ほどでこの通り。

 

もう少し手強い草・・・・石垣の下には、タンポポがビッシリ。

 

グッと差し込んで、

 

根ごとスッポリ、

という具合にはいきません(^^;

その理由は、土(砂利混ざり)が硬くて、タンポポの根本までフォークが刺さらず、てこが十分に働かない。根が太くて長いので途中で切れてしまいます。

やはり、草の種類や場所などによって、向き不向きがありますね。

 

手持の草取り道具を並べてみました。

  

右から古い順、左端が今回の品です。

右端の品は全くダメ.てこはうまく働かないし、刃先には頻繁に石が挟まり、そのたびに取らねばなりません。

右側の5個は、すべて蟹さんツメ型の草取り器です。これらは、限られた場所で使うのには良いかもしれません。私は、5個のうちのまん中の3本を、もっぱら、タマネギ、サツマイモの苗を植える道具として使っています(^.^)。一番小さいのは、以前紹介した「おばあちゃんの草取りツメ」で、苔の間の小さな草取りに活用しています。

今回の品は、これら蟹ツメ型の物よりも、ずっと使いやすく、使い途も広いです。ただ、硬い場所や頑丈な草には太刀打ちできません。

蟹ツメ形と比べて、今回の品はフォークの間に石が詰まり難いです。よく見ると刃の間隔が狭いのと、蟹ツメ型のように扇方に開いていません。石咬みが少ない理由です。わずらわしさから解放されます。

一方、草はフォークの間にどんどん詰まります。そのたびに取り去ってやらねばなりません。

また、このメーカーの製品は、刃が鋭いので注意が必要です。

が、これくらい鋭い刃でないと、雑草には太刀打ちできないのも事実です。

結局、私の草取りグッヅ7種のうちで、普段使っているのは左側の3種です。

今回の品も実用の域には達していますが、総合的には、やはり、左から2番目、同じメーカーの「草取り一番百発百中」が一番ですね(^.^)

 

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ムクドリの好物は芽キャベツの葉

2021年03月17日 | ものぐさ有機農業

春になりました。

もう、冬野菜はほとんど終わりです。

畑をぐるッと取り囲んだヌートリア柵もそろそろ撤去です。

右はキャベツの列、左はエンドウ、その隣は白菜(ほとんど終わり)とブロッコリー、左端はタマネギです。

茎ブロッコリーは例年通りの出来でしたが、普通のブロッコリーはなかなか活着せず、3回目にやっと定着しました。ずいぶん時期遅れでスタートしたのですが、何とかなりました。

近くへ寄ってみると・・

葉先が、少し鳥に喰われています。ムクドリです。

ムクドリの大好物はブロッコリーです。そのままでは、丸裸になってしまうのですが、今年は防御策は何も講じませんでした。超時期遅れなので、敵も食べる時期を失したのでしょうか(^^;

ここまで大きくなっています。

 

最後のキャベツもほとんど無傷。

 

で、キャベツの畝の端にある芽キャベツたちはというと・・

 

無惨につつかれてボロボロです。

ムクドリにやられています。

パチンコで鳥を追い払っていた12月ごろには、畑南の木に鳥たちがいつもたむろしていたのですが、その後姿を見かけなくなっていました。いなくなったわけではなく、春先になって活動がふえ、あちこちに出歩いていたのですね。故玩館主人の目をぬすんで、芽キャベツをむさぼり喰ったのでしょう(^^;

実は、キャベツの畝には、黄色のタコ糸がはってありました。これが効いて、ずっと無傷でした。もうそろそれ冬野菜も終わりということで、1週間前にタコ糸を取り除いたばかりでした。

その後、すぐにやられてしまったのです。

 

でも、

主葉の下には、芽キャベツがしっかりとついています。さすがのムクドリたちも、これには気が付かなかったようです(^.^)

芽キャベツの場合、葉はほんの少しあればいいので、傷だらけでも生育は大丈夫。

 

念のため、ネットをかけました。

 

これからは、アンパンマンに守ってもらうおうかな(^.^)

 

 

 

 

 

 

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これでもかの御用品? 古伊万里菊々紋小皿

2021年03月15日 | 古陶磁ー全般

先回の伊万里菊竹紋小皿を入手してからほどなくして、同じ店で、またもや、十六弁菊紋の皿をみつけました。

ちらっと見て、「なんだ印判皿か」とパスしかかりました。いかにも明治・大正~昭和初期にかけての印判小皿にありそうな図柄だったからです。

ところが、手にとって見れば、由緒正しき伊万里染付皿ではありませんか。あわててゲットした次第です(^^;

 

径 12.2㎝、高 2.5㎝、底径 7.7㎝。江戸中~後期。

これまで紹介した小皿と同様、縁にほつれが多くあり、金継ぎで補修しました。

 

裏の唐草紋の描き方もこれまでの小皿とほとんど同じです。

 

今回の目玉は、なんといっても、爆発する菊紋(^^;

禁裏御用品の十六弁菊花紋はほとんど3個で、全体は3回対称のデザインです。ところが、今回の品は6回対称のデザインです。描かれた菊は、実に18個!

伊万里菊々紋小皿ですね(^^;

その間を埋めているのは、竹でしょうか?

 

十六弁菊花紋の描き方は、外周円の内側に花弁の丸い部分を16個描き、そこから中心の小円へ向かって直線を32本引いています。この方法なら、手早く描けるのでしょう。そのかわり、中心付近の16弁配置が乱れています。

それに対して、先回の3個の菊花では、

逆に、中心の小円部から外へ向かって筆を走らせています。きっちりとした16弁花が描ける代わりに、時間がかかるのでしょう。

 

先回の小皿と比較してみました。

左の皿では、びっしりと描かれた竹紋で、3個の十六弁菊花は、大分存在感が薄れています。

一方、今回の小皿には、これでもかというくらい菊花紋が描かれています。もうこうなてくると十六弁菊花紋という感じがしません。地上から次々と放たれるバルーン?

アールデコデザインの走りですね(^^;

江戸モダンの小さな菊々紋皿(^.^)

もしこの小皿が宮中で使われていたとすれば、世界に冠たるハイセンスの禁裏といえるでしょう(^.^)

 

今回の品で禁裏御用品関係は最後です。

小さな菊々紋皿から、伊万里焼の多様性をあらためて認識した次第です。

 

【追記】2022.12.13

伊万里コレクターのDr.Kさんから、九州国立博物館で、御用品陶磁器の特集展示がなされている事をおしてていただきました。

そのポスターをみると、上左から二つ目の皿が、今回紹介した品にそっくりです。半信半疑であった今回の古伊万里菊々紋小皿ですが、確かに、江戸中期の禁裏御用品であることがわかりました。

 

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これも禁裏御用品? 古伊万里染付竹菊紋小皿

2021年03月13日 | 古陶磁ー全般

前のブログで、江戸時代に宮中で使われたと思われる2種類の皿を紹介しました。

その皿を入手した店で、半年後、似た皿をみつけました。

同一手、2枚です。

いずれも、周囲に使用痕が多くあり、私が金継ぎで補修しました。

 

16弁の菊花、3個が竹の間に散らされています。

皿を3分割した絵柄というよりは、3回対称のデザインと言った方が良いでしょう。

径 11.5㎝、高 2.6㎝、底径 6.1㎝。江戸中~後期。

以前の2枚の皿より、一回り小さい、文字通りの小皿です。

 

裏の圏線、唐草模様など、以前の皿とほぼ同じです。

唐草模様は、丁寧に描かれています。

 

竹の円弧もふくめれば、この皿は丸づくしです。

十六弁菊花の外周をぐるっと円がめぐっているので、手っ取り早く八重菊になっていますね(^.^)

圏線は轆轤で回せば楽に描けるとしても、菊花の周の円などはフリーハンドで描くのでしょうか。

菊花をよく見てみると、まず円を描き、それに沿って花びらの丸い部分をグリグリと16描き、直線で結んで16弁の花にしているようです。手慣れた職人技とはいえ、大変ですね。

よく見てみると、竹の方がもっと手がこんでいます。

これだけびっしりと竹が描き込まれていると、16弁菊花の重みが薄れます。

それでも、この皿は禁裏御用品なのでしょうか。

御用品というより、どことなく鍋島の雰囲気が少し感じられる?・・・・・相変わらず、自分の品には贔屓目の遅生でした(^.^)

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