待ちに待った、紅葉真っ盛りの時期。
天気予報をみると3連休は日曜日しか晴れない模様。
ということで、今回のハイキングは日帰りとする。
JR五日市線・武蔵五日市駅から、西東京バスで「檜原都民の森」へ。
行楽季節ということで臨時便を含め4台のバスが出た。
満員のバスを1時間10分立ちっぱなしで、都民の森に到着。
入念にストレッチをして歩き始める。
準備体操をする人間は周りに誰もおらず、ここはまだ観光地なのだと実感。
まずは案内所に立ち寄り、パンフレットをあさる。
ウッドチップが丁寧に敷き詰められた「大滝の路」をとれば
ほどなく東側の展望が開ける。
滝見橋からは、落差33mという三頭ノ大滝を眼前に眺められる。
なかなか、いい形の滝である(登攀はできそうにないが)。
滝の落ち口から、滝見橋を振り返るとこんな感じ。
ここからは、その名も「ブナの路」をとる。
"ブナ林大好き派"の血が騒ぎ、ワクワク感を止められない。
いきなり、キノコの密生を発見し、ビビる。
三角形の傘と、この密生ぶりは、ヒカゲシビレタケ?(よくわからん)
ケヤキ、カツラ、サワグルミ、サルナシ等、落葉広葉樹帯を谷筋に登る。
ムシカリ峠では一旦、左に寄り道する。
ブナが綺麗な稜線である。
100mもしないうちに、三頭山避難小屋に着く。無人の清潔な小屋。
おおっ、西側に富士山が見えるではないか。
小屋の前では、東京都の委託を受けたという若者が通行者アンケートを
とっていた。登山歴を聞かれ、正直に「33年」と言ったら驚かれた。
さらに先を5分で、本日の初ピーク。大沢山(1482m)に着く。
静かな静かな、目立たない頂上である。
ムシカリ峠に戻り、三頭山を目指す。
黄葉は今が最盛期。このタイミングにこのコースに来るとは!
東京の山は全く知らないが、ガイド本で「ブナ林」とあり期待していた。
我ながらナイスチョイスである。
三頭山西峰(1524.5m)ピークに到着。ここに正午前に着く予定だったが、
まだ11:07。それでも、弁当を広げている家族連れハイカーなどで
山頂部は混雑していた。
西側に見えるは日本一の秀峰・富士。
東側は木の枝越しに、雲取山や鷹ノ巣山が眺められる。
当初、ここから三角点峰に寄って、直接、鶴峠分岐に下るつもりだったが、
ずいぶん時間に余裕がある。このまま下山しても、帰りのバスをひたすら待つ
だけである。
そこで、事前にちょっと調べていた、ブナ林がメチャ美しいらしい東尾根を
とり、神楽入ノ峰や、1322mピークを迂回と、北側のトラバースルートから
当初予定の鶴峠分岐に合流するコースを歩いてみることにした。
地図をみると、合わせて2時間の寄り道となる。
1322m峰(もしかしたら小焼山か?標識なし)を過ぎ、すぐ先でトラバースルート
の分岐を鋭角に折れる。
稜線上もさることながら、北側のトラバースルートは、山に深く抱かれた
感じがして、もう最高だ。
鶴峠分岐に到着。12:30、ここで昼食。
北へ尾根づたいに下山する。激しい下りが続くが、相変わらずブナが美しく、
つらさも感じない。
ほどなく入小沢ノ峰(1302m)。予めネットで見知っていた私製プレートは
木から外れ、地面に置かれていた。
再び激しい下り坂。膝をかばって、恐る恐る下りる。
少し登り返したところが糠指[ヌカザス]山(1175m)の薄暗いピーク。
さらに急坂が続く。もう勘弁して。
右に人工林が出てきて面白みが減ったので、心を無にして「下山マシーン」となる。
林の中を、カツーン、カツーンと乾いた響きと、カサカサと何かが走るような
音がひっきりなしに聞こえる。
獣か、鳥か、飛行機か、いや、スーパーマンか… そんなはずはない。。。
音の主は、ミズナラの実(要するに大きなどんぐり)が落ちる音。
Mr.Dashの歩く振動か、そんなに強くないが風によるものか、
いずれにせよパラパラと連続して降ってくる。
実際にひとつ、頭のすぐ横をかすめていった。森からの狙撃である。
足元には、発芽しかけの実がいっぱい。
本日最後のピーク、一応、三角点があるイヨ山(979.1m)を過ぎれば
あとは植林の中の一本下り。
一瞬、右足を踏み出したところにあった石が転がった。
足をくじきそうになる瞬間、左足に体重が残っていたので体勢を立て直す。
さすがに疲れてきたのかな。とにかく、こんなところで転ばないように。
奥多摩湖の南側を走る自動車道に出て、暴走するバイクたちにおびえながら
麦山の浮橋に向かう。
浮橋は、ダム湖の対岸に渡るために、フロートをつけたイカダのような
ものを連接してある珍しい橋。歩くとひっくり返りそうになって面白かった。
小河内神社バス停では、わずか10分待っただけで14:41発のバスが来た。
JR奥多摩駅からはホリデー快速(東京駅に直通)の乗り継ぎに
ちょうどいいタイミング。
しかし、ここでも座れずに、御茶ノ水駅で乗り換えるまで1時間半、立ったまま。
市川でようやく座れて心底ほっとした。両足はもう棒のよう。
東京での登山は、山よりも、行き帰りの電車・バスで疲弊する。
津田沼駅前のデニーズで、ちょっとリッチに、ピールとひとくちステーキ。
帰宅してから日本シリーズを観つつ、即、洗濯。風呂に入ってバタンキュー。
改めて今回撮った写真を数えると、なんと120枚。
西側尾根を寄り道した結果、地図上は6時間のコースタイムとなったが、
今日は昼食、休憩含め約5時間で踏破。先週より足が動いた感じ。
踏破ピークは大沢山(1482m)、三頭山西峰(1524.5m)、神楽入ノ峰(1447m)、
入小沢ノ峰(1302m)、糠指山(1175m)、イヨ山(979.1m)の6峰となった。
天気予報をみると3連休は日曜日しか晴れない模様。
ということで、今回のハイキングは日帰りとする。
JR五日市線・武蔵五日市駅から、西東京バスで「檜原都民の森」へ。
行楽季節ということで臨時便を含め4台のバスが出た。
満員のバスを1時間10分立ちっぱなしで、都民の森に到着。
入念にストレッチをして歩き始める。
準備体操をする人間は周りに誰もおらず、ここはまだ観光地なのだと実感。
まずは案内所に立ち寄り、パンフレットをあさる。
ウッドチップが丁寧に敷き詰められた「大滝の路」をとれば
ほどなく東側の展望が開ける。
滝見橋からは、落差33mという三頭ノ大滝を眼前に眺められる。
なかなか、いい形の滝である(登攀はできそうにないが)。
滝の落ち口から、滝見橋を振り返るとこんな感じ。
ここからは、その名も「ブナの路」をとる。
"ブナ林大好き派"の血が騒ぎ、ワクワク感を止められない。
いきなり、キノコの密生を発見し、ビビる。
三角形の傘と、この密生ぶりは、ヒカゲシビレタケ?(よくわからん)
ケヤキ、カツラ、サワグルミ、サルナシ等、落葉広葉樹帯を谷筋に登る。
ムシカリ峠では一旦、左に寄り道する。
ブナが綺麗な稜線である。
100mもしないうちに、三頭山避難小屋に着く。無人の清潔な小屋。
おおっ、西側に富士山が見えるではないか。
小屋の前では、東京都の委託を受けたという若者が通行者アンケートを
とっていた。登山歴を聞かれ、正直に「33年」と言ったら驚かれた。
さらに先を5分で、本日の初ピーク。大沢山(1482m)に着く。
静かな静かな、目立たない頂上である。
ムシカリ峠に戻り、三頭山を目指す。
黄葉は今が最盛期。このタイミングにこのコースに来るとは!
東京の山は全く知らないが、ガイド本で「ブナ林」とあり期待していた。
我ながらナイスチョイスである。
三頭山西峰(1524.5m)ピークに到着。ここに正午前に着く予定だったが、
まだ11:07。それでも、弁当を広げている家族連れハイカーなどで
山頂部は混雑していた。
西側に見えるは日本一の秀峰・富士。
東側は木の枝越しに、雲取山や鷹ノ巣山が眺められる。
当初、ここから三角点峰に寄って、直接、鶴峠分岐に下るつもりだったが、
ずいぶん時間に余裕がある。このまま下山しても、帰りのバスをひたすら待つ
だけである。
そこで、事前にちょっと調べていた、ブナ林がメチャ美しいらしい東尾根を
とり、神楽入ノ峰や、1322mピークを迂回と、北側のトラバースルートから
当初予定の鶴峠分岐に合流するコースを歩いてみることにした。
地図をみると、合わせて2時間の寄り道となる。
1322m峰(もしかしたら小焼山か?標識なし)を過ぎ、すぐ先でトラバースルート
の分岐を鋭角に折れる。
稜線上もさることながら、北側のトラバースルートは、山に深く抱かれた
感じがして、もう最高だ。
鶴峠分岐に到着。12:30、ここで昼食。
北へ尾根づたいに下山する。激しい下りが続くが、相変わらずブナが美しく、
つらさも感じない。
ほどなく入小沢ノ峰(1302m)。予めネットで見知っていた私製プレートは
木から外れ、地面に置かれていた。
再び激しい下り坂。膝をかばって、恐る恐る下りる。
少し登り返したところが糠指[ヌカザス]山(1175m)の薄暗いピーク。
さらに急坂が続く。もう勘弁して。
右に人工林が出てきて面白みが減ったので、心を無にして「下山マシーン」となる。
林の中を、カツーン、カツーンと乾いた響きと、カサカサと何かが走るような
音がひっきりなしに聞こえる。
獣か、鳥か、飛行機か、いや、スーパーマンか… そんなはずはない。。。
音の主は、ミズナラの実(要するに大きなどんぐり)が落ちる音。
Mr.Dashの歩く振動か、そんなに強くないが風によるものか、
いずれにせよパラパラと連続して降ってくる。
実際にひとつ、頭のすぐ横をかすめていった。森からの狙撃である。
足元には、発芽しかけの実がいっぱい。
本日最後のピーク、一応、三角点があるイヨ山(979.1m)を過ぎれば
あとは植林の中の一本下り。
一瞬、右足を踏み出したところにあった石が転がった。
足をくじきそうになる瞬間、左足に体重が残っていたので体勢を立て直す。
さすがに疲れてきたのかな。とにかく、こんなところで転ばないように。
奥多摩湖の南側を走る自動車道に出て、暴走するバイクたちにおびえながら
麦山の浮橋に向かう。
浮橋は、ダム湖の対岸に渡るために、フロートをつけたイカダのような
ものを連接してある珍しい橋。歩くとひっくり返りそうになって面白かった。
小河内神社バス停では、わずか10分待っただけで14:41発のバスが来た。
JR奥多摩駅からはホリデー快速(東京駅に直通)の乗り継ぎに
ちょうどいいタイミング。
しかし、ここでも座れずに、御茶ノ水駅で乗り換えるまで1時間半、立ったまま。
市川でようやく座れて心底ほっとした。両足はもう棒のよう。
東京での登山は、山よりも、行き帰りの電車・バスで疲弊する。
津田沼駅前のデニーズで、ちょっとリッチに、ピールとひとくちステーキ。
帰宅してから日本シリーズを観つつ、即、洗濯。風呂に入ってバタンキュー。
改めて今回撮った写真を数えると、なんと120枚。
西側尾根を寄り道した結果、地図上は6時間のコースタイムとなったが、
今日は昼食、休憩含め約5時間で踏破。先週より足が動いた感じ。
踏破ピークは大沢山(1482m)、三頭山西峰(1524.5m)、神楽入ノ峰(1447m)、
入小沢ノ峰(1302m)、糠指山(1175m)、イヨ山(979.1m)の6峰となった。