Mr.Dashのぶろぐ館

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2018年11月18日(日) [山城三十山]天狗杉と天ヶ森(ナッチョ)へ、明るい明るい里の秋!

2018年11月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
「山城三十山」では「高谷山(たかたきやま)」として記載されている天ヶ森(ナッチョ)の山頂

■今回のコース
花背峠→天狗杉→花背峠→杉ノ峠→和佐谷峠→百井青少年村→思子淵神社→百井分校跡→
天ヶ森→天ヶ森登山口→小出石バス停


遊山トレッキングサービスの登山教室では、少しずつ、「山城三十山」を歩いてきている。
今では登山の対象にならない山を除いても25座ほどは行けると考えている。

この日は天狗杉と天ヶ森の2座へ。
今年の台風禍による倒木にの多さには心が痛んだが、心地よい風と、おだやかな百井の
里の秋に癒された一日だった。



京都バスを花背峠で下りて、まずは片道20分ほどの天狗杉へ往復する。
花背峠には樹齢数百年クラスの巨大な杉の丸太が置かれていた。



ちみなに数日前から、このように丸太がどんどん運び込まれていた。



峠から少しだけ西へ。そこが天狗杉への登山口だ。
いきなり固定ロープの急登が始まるが、すぐになだらかな尾根に出る。



しかし、尾根は倒木の嵐。迂回したり、越えたり、くぐったり。



天狗杉の三角点ピークに到着。
このピークは「山城三十山」が確定した80年ほど前には、京都北山随一のササの
ブッシュだったそうだ。今ではミヤコザサは探さないと見つからないくらいだ。



山頂直下から京都市街の眺め。



花背峠に戻り、北東に続く舗装林道に入る。
しばらく行くと、「ラインOLコース」の標識を見る。
きれいなOLさんがラインダンスを踊ってくれるはずもなく、これは花背山の家の
オリエンテーリングコースの入口というわけ。



林道をちょっとだけ離れると、琵琶湖が見える。



右へ視線を移すと、鞍馬無線中継所の電波塔が見える。



左へズームすると、比良山系の蓬莱山が遠望できる。

林道を先へ進むと、山の中から子どもたちの歓声が響く。
この日は花背山の家のイベントで、元気な子どもたちが探検しているようだ。



やがて右側にこんな廃墟が出現。



その隣に、大きなキャンピングカーの廃車。誰かが住んでたのか?

和佐谷峠で右折し、植林の谷筋を下っていく。
ほどなく作業林道に出ると傾斜が緩み、百井青少年村のキャンプ場に出る。



かなり立派な管理棟。あー、こんなキャンプ場が自分のものだったらなぁ。

舗装道に出る。対向できないような細い道だが「国道」477号線だ。
百井町の集落に続いている。



ふと青空を見上げたら、ヤマナシの実がたわわ。
ともちゃんは落ちていた新しい実を拾うと、かじってみて「梨の風味がする、
ほんのり甘い」と感想。一般には生食するものではないが。。。



思子淵(しこぶち)神社。
このあたりから朽木あたりまで、幾つか同名の神社があるが、木材を筏で運び出す
際の安全を守る神様らしい。
杉丸太をそのまま活用した、素朴きわまる鳥居がいい。



百井町の国道分岐で、ノスタルジーあふれる看板に出合った。



満開のサザンカ。



大原小学校百井分校跡。
開校は1905(明治38)年と古いが、過疎の波に勝てず1991(平成3)年に休校となった。



百井分校の端っこに立つイチョウとカエデ。

村の人に許可をもらって獣除けゲートを開け、レンコン畑を横断し、藁谷に続く
林道に最短距離で取り付く。



ここのカエデも、きれいに色づいていた。



未舗装の林道は幾つも似たような分岐があって迷いがちだが、正しいルートを
詰めると、ヘアピンカーブが出てくる。その坂の手前にムラサキシキブの花が咲いていた。

ヘアピンカーブ坂の出口から細い尾根の山道に取り付く。
落葉が積もるトラバース道を進み、小出石への分岐を直進する。



倒れかけたシカ除けフェンスに沿って、一気に天ヶ森(ナッチョ)の山頂へ。
「ナッチョ」の別名は、年貢を納める「納所」が訛ったものという説がある。
納めていたのは木材か、木炭か。その場所は、まさか山頂ではなかろうが、
どこだったのか。興味は尽きない。



ケルンが積まれた山頂からは、木の枝の向こうに琵琶湖大橋が望める。

ところで、山頂には同じバスに乗り合わせていた先行する集団がいて、
記念写真の撮影を頼まれた。
あとでこの中の2人から話しかけられた。
以前、三田の羽束山を下見したときに、ちょっと会話して、岡村醸造所のことを
教えたことを憶えていてくださった。
最近、山で声をかけられることが増えてきたなぁ。



あとは、色づいた雑木林の中、積もった落葉を踏みしめながら、小出石に向けて
ひたすら下るだけ。



たまに倒木が行く手をさえぎるが、たいしたことはない。



最後は国道477号線に出る。バス停まではあとわずかだ。
大原でバスを乗り継ぐのだが、バス待ちの行列の長さと言ったら!
国際会館行の臨時バスには幸運にも座ることができた。


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