Mr.Dashのぶろぐ館

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2018年11月13日(火) 四郷串柿の里と燈明岳へ、里の秋を楽しむ!

2018年11月14日 | 山登りの記録
■メイン写真
静寂につつまれた燈明岳

■今回のコース
文蔵の滝駐車場→堀越癪観音→畑山→神野分岐→文蔵の滝→駐車場⇒道の駅くしがきの里
⇒かつらぎ温泉・八風の湯


和歌山県かつらぎ市の四郷は、柿の果樹園と串柿で有名。
400年ほど前から始まったそうで、この時期、集落をつなぐ農道沿いに串柿が吊るされる。



今回、これを観にいくとともに、役行者ゆかりま堀越癪観音、燈明岳を訪ねた。
ちなみに四郷とは、東谷、平、滝、広口の4村落の総称だ。



柿の葉の紅葉もいいな。



堀越癪観音。
癪の病に霊験ありという。ひどい腹痛のことを昔は一括して「癪」と呼んだ。
役行者の母君が癪を患ったときに、行者自ら十一面観世音菩薩を刻んだところ、
母君の癪はたちどころに治癒したという言い伝えがある。



境内にある、さざんかの老樹(県の天然記念物)。みごとに満開!
幹周りは1.45m、樹冠径5m超、樹齢500~600年という。



境内に飾られていた実。見たことがなかったので家の人に聞けば、ブドウガキとのこと。
ほおーっ、さすがは柿の里。珍しいものがあるものだ。
調べてみると、ブドウガキは別名、シナノガキやマメガキというらしい。

山道に入り、燈明岳をめざす。
はじめの植林地は、通行には支障がないものの倒木が多い。今年の台風の影響が目立つ。



いったん林道に出て、すぐに山道に入り直す。



展望デッキ周辺のカエデが綺麗だった。
ぽつぽつ小雨の中なので、紀ノ川から龍門岳にかけての眺めはほとんど楽しめなかった。



展望デッキからすぐで、燈明岳に着く。
役行者の石像が収まった小さな祠がある。三角点はあるが、展望は得られないのが残念。



槙尾への古い標石がある。



葛城第12番経塚。役行者が拓いた葛城二十八宿のひとつである。



畑山(818m)の山頂は、ホント地味なところ。



向かって右側の雑木林がきれいだ。



青いジープの残骸。昔からずっとここにある。



神野への分岐。地形図には736.7m三角点の記載があるのだが、
三角点の白い棒だけが立っていて標石が見当たらない。



クサギかと思ったが、ゴンズイのようだ。



神野の集落に下りてきた。日本の原風景みたいなところだ。心が落ち着く。



リンゴ畑もあった。南斜面にあるとはいえ、このあたり、涼しいのだろうな。



カリンもたわわに実っていた。甘い、いい香りがした。



ここも干し柿が壮観だ。



ひときわ鮮やかな黄色に目を奪われた。
熟れて残った果実を見て、この木がザクロであることがわかった。



フユザクラかな? けっこうたくさん花をつけていた。



ちょっと季節外れか、タカサゴユリが咲いていた。
サクラといい、一体、季節は今、どうなっているのか!!



最後に立ち寄ったのは、文蔵の滝。
紀の国名水百選の一つ。高さ10数m、文覚上人が荒行をしたという。
鳥居の横、絶壁の間に進んで行くと、水音が聞こえてくる。



ぬれた岩場を細心の注意でへつっていくと、岩壁に330度囲まれた滝の姿が現れる。
一人ずつしか観られない狭い足場。しぶきがズボンにかかる。
それにしても珍しい地形だ。



帰りに「道の駅くしがきの里」に寄る。
当然、おいしそうな柿はいっぱい並んでいたが、
和泉大津からの鮮魚コーナーがあったのには驚いた。鍋谷トンネルが開通して
物流がよくなったのだろう。



最後は「かつらぎ温泉・八風の湯」へ。かつて地酒の酒蔵「の半の里」があった場所だ。
湯は複数の泉源から引かれており、違う温泉が楽しめる。
休憩室は、まるで飛行機のビジネスクラスみたいなソファが並べられ、
豪華そのものだった。

ハイキングそのものはらくちんだったが、思わぬ自然の発見がいろいろあった
秋の一日だった。


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