Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2012年1月15日(日)意外にも見せ場たっぷりの低山、兵庫・虚空蔵山

2012年01月29日 | 山登りの記録
兵庫県の低山も、なかなかいいなと再認識している今日このごろ、
福知山線に揺られて藍本駅へ。この日は虚空蔵山へのハイキングだ。
朝の福知山線はすいていて車中でぐっすり寝られるのもいい。



電車を降りて左へ進むと、酒滴(さかたれ)神社がある。
一部のガイドブックでは「酒垂」と掲載されているが、現地の観光案内の
標識や、神社の前の紹介板などはすべて「酒滴」である。

貞観年間(890~)に疫病が流行したときに、スサノオノミコトを名乗る少年の
お告げで、天然の霊窟から滴る水を病人達に飲ませたところ、たちどころに
回復したという伝説がある。この酒滴岩は、裏山の中腹にあるが、今は
水は出ていないらしい。酒滴岩探しは、また別の機会にする。



神社を通り過ぎ、しばらくしたところにバス停「郵便局前」がある。
そのT字路を右折し、田んぼが広がるのどかな道をとる。
右手のため池に絡み、高速道路のガード下をくぐった左が登山口だ。



雑木林に入ると、ほどなく右の渓流に「石舟」と名づけられた手水場が
みえる。上にある虚空蔵堂にお参りする人が、ここで手を清めたそうな。



虚空蔵堂に着く。地元のおっちゃん達が3人ほど、竹箒を持って伽藍を
掃除されていた。もともとは聖徳太子由来の古刹で、規模もかなり大きかったという。
昔の鬼瓦と鯱が脇に飾られているが、彦根城、姫路城と同一のものだという。
虚空蔵山は、西に下山すれば立杭焼の里であり、陶工たちの渾身の作だったに
違いない。

お堂の裏手から、ものすごい急坂となる。途中にお地蔵さんの祠をみて、
16分ほどで稜線に出た。立杭への分岐だ。



標識についている案内板が、なんと陶板である。さすが~。



絶景の岩場で眺めを楽しむ。山頂はすぐ奥で、ここも展望は抜群。



標高わずか592mとは思えない。

ここからルートを尾根沿いに北に取る。登山道はやがて、山腹をトラバースする
送電巡視路と、尾根を忠実にたどるルートに分かれる。
今日はガイドブックにない尾根ルートを取る。
道は、少々、ワイルド感が出てくる。夏場はヤブが濃くなるに違いない。



小ピークを幾つか越え、八王子山の三角点に着く。展望皆無。地味。
風が遮られるのがうれしく、ここで食事とする。

山頂からは2つの選択肢がある。稜線沿いに、薄い踏み跡がまだ続くが、
山頂から東に下りる踏み跡を追ってみた。
まあ、強烈な傾斜。連続する岩場。3点支持の連続だ。



やがて、送電巡視路に合流し、そのまま下りていくとため池となる。
コンパクトであるが、池越しの山々がいい感じ。

里道をたどり、JR草野駅へ。
いろいランドマークが多く退屈しなかったが、結構、早く歩いたようで、
まだ13時にもなっていなかった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2012年1月9日(月)湖南・堂... | トップ | 2012年1月22日(日)山岳部の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事