Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年3月17日(火) [大峰]玉置山の険しい行場・宝冠の森から絶景を楽しむ!

2020年03月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
憧れの絶景ポイント、宝冠の森に到達!!


■今回のコース
玉置神社駐車場→玉置神社→勧業山記念碑→宝冠の森→勧業山記念碑→玉置山→
玉置神社駐車場


※前回歩いた時の模様は、「ここをクリック」!!

大峰奥駈道南部の霊峰、玉置山。
「山と溪谷」2019年2月号に掲載のコースを、再び登山教室で歩いてきた。
昨日の冷え込みで、午前中は雪が残っていたが、今回も快晴に恵まれ快適な
山歩きができた。



玉置神社駐車場まではクルマで移動。
駐車場からは果無山脈、牛廻山、護摩壇山、伯母子岳と、そうそうたる山並みが
一望できる。



まずは玉置神社に向かう。昨日の冷え込みで、雪が残っている。



台風の被害か、杉と石楠花がごっそり失われたところもあった。



奈良県最大の杉と言われる「大杉」。胸高幹囲8.7m、樹高40m。



大杉の隣に立つ杉には根元まで近寄れる。これでさえ、相当なデカさだ。



このあたりはコケの種類も多く、「もふもふ感」に心が和む。



玉置神社にお参り。
神武天皇が熊野の海岸から大和をめざす東征の途上に安全を祈願し「十種の神宝」を
奉じたとか。また、役行者や弘法大師も、宝珠を境内の玉石群の下に埋めたとされる。



境内には巨杉が多い。これは夫婦杉。



神代杉。樹高20m、幹周り8.5m。
樹齢3000年というが、神武天皇より古くからあった神社ということから、
2600年以上古い年代に合わせたのかどうかは定かではない。



勧業山記念碑の4差路で昼食をとる。



ここからは宝冠の森へ続く尾根をたどる。途中3つの小ピークを越えていく。
ブナやヒメシャラの林が美しい。



笠捨山も真っ白だ。3月の山は、こうして時折、季節の揺り戻しが起こる。



最大の難所であるキレットの通過。長い鎖場をクライムダウンする。
今回もハーネスを着用してもらい、念のためロープで確保して行動。
時間はかかるが、もしものことを思うと、きちんとしておいた方がいい。



キレットの登り返しも鎖場。
ただし、鎖に頼り過ぎてもいけない。身体が岩に近づきすぎて足の動きが
制限されるからだ。鎖を両手で持ってしまうと、身体が大幅に振られてしまい危険だ。
3点確保する中でも、岩角など動かない、強固なホールドを持つのが基本となる。
日頃はほんわかした山歩きだが、ここは細かい動作までシビアに指示させていただく。



キレットを過ぎても、息をぬけない急な岩場が続く。
背後に見えているピークは西ノ峯(1,123m)。



いよいよ最後のピークが見えてきた。そう、あれが宝冠の森だ。
鎌倉時代には「大毘盧遮那嶽」と呼ばれていたとWiki先生。



宝冠の森のてっぺんは磐座のようだ。



その奥にご褒美の大絶景が広がる。はるばる来たなという実感がわく。
向こうに熊野灘。北山川が蛇行する木津呂も足元に見える。



じゅうぶんに景色を楽しんだら、元のルートを戻る。
再び緊張を強いられる岩場を通過し、勧業山記念碑で尾根道をとって
玉置山の山頂へ。



夕刻の山頂から、歩いてきた稜線をしみじみと眺める。



電波塔の脇を通り、花折塚への分岐を左にとって、最短ルートで駐車場に戻る。
なんとか日没前に到着できた。
さすがに売店はもう閉まっていて、さんま寿司が買えなかったのは残念。


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