Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年3月29日(木) 和歌山県田辺市の奇岩・ひき岩群と、"プチ屋久島"三星山を歩く!

2018年03月31日 | 山登りの記録
■メイン写真
一瞬、まるで屋久島かと思ってしまう三星山の山容。なかなかの急傾斜なのだ


■今回のコース
ふるさと自然公園センター(東入口)→ひき岩群展望台→北入口→ふるさと自然公園センター
⇒龍神宮駐車場→地蔵の分岐(佐向谷分岐)→崎の堂→ゲド地蔵→龍神宮→竜星ノコル→
三星山→西岡ノコル→龍星ノ辻→地蔵の分岐(佐向谷分岐)→龍神宮駐車場

※下見時の様子は、「ここをクリック」!!


2017年度最後の登山教室は、和歌山は紀伊田辺への"遠征"。いや、高速道路の複線化も
徐々に進み、そんなに時間はかからないんだが。

今回はひき岩群と三星山の2つに欲張って登る。
歩いて両方に登るのは時間的に無理なので、まずひき岩群をお散歩し、クルマを
龍神宮駐車場に回送して時間しと体力を浮かせることにした。



ふるさと自然公園センターに駐車。



岩口池は満開のサクラに彩られていた。



スミレも、サクラに負けじと可憐に咲いている。



サザンカはいまだ満開状態。



早くもドウダンツツジが咲く。さすが温暖な和歌山。



ミツバツツジか満開で、これのトンネルをくぐる場面もあった。



東入口から入山し、最初に洞窟に寄る。



田辺層群の砂岩が大きく口を開けた、奇跡的な洞窟である。



その入口にみつけたヒカゲツツジも満開だった。
この山域は、この花もけっこう多くみられるのがうれしい。



ひき岩群の展望台からの眺め。クジラのような巨岩が横たわる。



無数のヒキガエルが並んでいるように見えるオンリーワンな光景。ひき岩群の名の由来だ。



展望台で、まずは記念写真。



北入口に抜けた。ソメイヨシノにはミツバチやクマバチがぶんぶん飛んでいた。



アケビも開花。
いろんな花がみられて嬉しい。百花繚乱とは、このことだ。



クルマを龍神宮駐車場に回し、三星山への周回コースに挑む。



もともとはしっかりした参道だったので、ところどころ古い石段が残る。



地蔵の分岐で、急な修験坂に入る。
すぐ上の分岐で、正面参道と「崎の堂」という大展望の岩場への道に分かれる。



もちろん、崎の堂ルートを選択。大岩の真下に天然の穴が開いていて、そこに石仏が収まる。



ゲド地蔵。名前の由来が分からないが、佐向谷(さこだに)の奥に、ゲドノ谷という谷がある。
「外道=仏教徒が、仏教以外の宗教を指した」とすると、「何らかの仏教以外の意味が
あるお地蔵さん」ということで、矛盾していて面白い。
きっと、意外なストーリーがあるのだろう。



龍神宮に到着。
和歌山県指定天然記念物の、樹齢400年以上というウバメガシが出迎えてくれた。
樹高13m、幹周 4.51m、胸高長径1.81m、胸高短径1.43m。
枝張り東西10.3m、南北27mの、貴重な巨樹。
キクイムシの被害で樹勢が衰えたため、昨年、幹を保護する薬剤が塗られた。



時間の関係で、八幡宮には寄らずに直接、三星山をめざす。



竜星ノコルまでは険しい下り坂が続く。
砂岩が風化してザラザラした砂が登山道にたまり、そこにウバメガシやコシダなど
ツルツルした枯葉が落ちているため、足をすくわれやすい。油断大敵である。



"プチ屋久島"と勝手に呼んでいる三星山が、いよいよ近づいてきた。



本日の核心部、三星山の岩場がもう目の前だ。ド迫力!!



竜星ノコルに到着。「コル」とは「鞍部」のこと。地形的には「峠」「タワ」と同様。
ここから標高差200m弱の強烈な登りになる。



岩、根、幹、頼れるものはすべて使い、慎重に登る。



左側の一枚岩をみると、なんと、この傾斜!!



2本の固定ロープは、贅沢にも古いクライミング用ザイルが使われている。
ここは部分的に、両手でロープを持って腕力で上がらざるをえない難所だ。



今度は右の一枚岩をみる。ここも強烈な角度だ。



苦労の末、たどりついた三星山の山頂。いやー、おつかれさま。
標高たった549mとは思えない充実感だ。山、高きがゆえに尊しからず。



山頂から南に5分ほど下ると、またまた絶景の岩がある。
ここからは、これまで見えなかった南側の展望が得られる。
和歌山県最高所である龍神岳、護摩壇山方面も見通せた。



西岡ノコルからは谷筋を一気に下る。
この1年で、すごく荒れてしまった印象だ。



倒木も多い。とりあえず通り抜けられるように最低限の手入れがなされていた。



数か所ある渡渉は、いずれも新しい丸太橋が架けられていた。
おだやかな流れの沢に魚影が走る。



竜星の辻を経て、地蔵の分岐に戻るため、北西への沢筋を登り返す。
ほどなく小さな鳥居と小滝がある。龍神のご神体とされる場所だ。

地蔵の分岐を経て、午前中に通った道を、夕暮れの龍神宮駐車場へ戻った。
歩きごたえのあるルート。みなさん、おつかれさまでした。


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