岡田JAPAN、2010年W杯南アフリカ大会に向かってスタート!日本は、W杯予選は3次予選から登場となります。第1戦は小雪の舞う埼玉スタジアム2002でタイと対戦です。タイは1次予選でマカオ、2次予選でイエメンに勝利して3次予選に進出。FIFAランクでは格下だけど、日本はタイに過去何度も苦戦しているんです。2004年のアジアカップで先制点を挙げられることもありました。この意外な難敵に勝利して勝ち点3を獲得したいところ。
今日のスタメンです
GK 1 川口能活(cap)
DF 2 中澤佑二
3 駒野友一
8 内田篤人
6 阿部勇樹
MF 7 遠藤保仁
14 中村憲剛
13 鈴木啓太
10 山瀬功治
FW 17 高原直泰
16 大久保嘉人
2トップは高原と大久保、内田は3試合連続の先発出場となりました。
試合は序盤から日本代表が攻め立てます。再三に渡りセットプレーでチャンスを作っていきますが、タイ守備陣の前にゴールどころかシュートを打つことが出来ません。7分にCKのクリアボールをペナルティエリア手前で中村憲剛が左足でボレーを放ちますが枠を捉えられず。8分には遠藤のクロスから中澤が頭で合わせますがGKにキャッチされます。
16分、中盤でのショートパスから、大久保がワンタッチで流して高原へ。これを受けた高原がシュートを放つがボールはゴール右へ。そして迎えた21分、大久保が倒されてFK獲得。やや正面でのFKを、遠藤が直接決めて日本が先制!幸先良くというかようやく先制点を挙げた日本でしたが、その1分後にタイのFW・ティーラテープの豪快なミドルシュートが決まり同点に追いつかれてしまいます…。
この後も日本は試合の主導権を握り、積極的にシュートを放ちますが、勝ち越し点が奪えぬまま前半は1-1で折返し。リードしたかっただけにこの展開は予想外でした。
まさかの引き分け&逆転負けという最悪のシナリオも予感された後半、日本のペースは変わらず。後半5分、相手のハンドでFKを獲得すると、FKのこぼれ球を憲剛がシュートを放つも枠を外します。9分、山瀬が左サイドで切り込むとペナルティエリアに侵入。ゴールラインギリギリまで粘ってパスを出すも相手にクリアされます。ところが、このクリアボールが憲剛に直撃、ゴール前にこぼれたボールを大久保が押し込んでゴール。ラッキーな勝ち越し点で2-1としました!
これで勢いに乗った日本は、11分に高原がペナルティエリア手前でシュートを放つもGKに弾かれます。続くCKで大久保がヘッドで合わせるが、GKが足でセーブ!惜しくも3点目ならず。決まってもおかしくない場面でした!
この後、タイの悪質なファウルで警告が連発。19分にはナロンチャイがこの日2枚目の警告で退場処分。日本が数的優位に立ちます。21分、左サイドからのFKを中澤が頭で決めて3点目!ボンバーヘッド炸裂でタイとの差を2点に広げます。
日本は23分、山瀬に代えて巻誠一郎、36分には高原に代えて播戸竜二を投入します。特に播戸は雪が降っているにもかかわらずユニフォームは半袖!気合が入っています!39分、播戸は遠藤のスルーパスに反応すると、ボールを必死に追いかけますが、タイDFに競り負けました。試合のほうは、ダメ押しの4点目が決まらないままロスタイムに突入。このままタイムアップかと思われた46分、CKから巻のダイビングヘッドが決まり4点目!終了間際に追加点を挙げた岡田JAPAN、4-1でタイに勝利!幸先良く勝ち点3GETです。
よしっ1勝!この試合はセットプレーからの得点が3度、相手のミスもあって4得点。特に遠藤が2得点に絡む活躍。先制点のFKを決めると、最後のCKをお膳立てしました。勝ち越し点を挙げた大久保は、これが岡田JAPANのFW陣ゴール第1号。まぐれだと思っているかもしれませんが、大久保本人は「ボールを見ていたら前にこぼれてきたので足が出た」と狙いに来ていたみたいです。中村憲剛のブロックさえなければ、ゴールは生まれてなかったでしょう。そして巻選手、恩師のオシムさんの目の前でダイビングヘッドを決めました!あまり目立っておりませんでしたが、最後の最後でいい仕事をしましたね。
FW陣が頑張っている中、エースとして期待されている高原選手にまだゴールが生まれません。右ふくらはぎ痛の影響と動きが思いかもしれませんが、次の試合こそはどんな場面でもいいからゴールを決めてほしい!
敗れたタイですが、やはり日本の気候には勝てませんでしたか…。でも、ティーラテープが同点ゴールを奪う場面がありました。頑張った選手もいたんですけどねえ。DF陣は日本の攻撃陣の前に前半は1失点に抑えましたが、後半は3失点。昨年末にアジア王者・イラクに勝った勢いはありませんでした。
今回は快勝したんですが、一時は勝ち越し点が決まらないというシーンがありました。ワールドカップ予選は今後も厳しい戦いが待ち構えています。第2戦は3月6日・アウェーでのバーレーン戦。でもその前に、17日から中国の重慶で東アジア選手権が行われます。今度こそ東アジアの頂点に立ってほしい!そして、第2戦も絶対に勝ってくれ!