東アジアサッカー選手権は男子が最終日。ここまで1勝1分け・勝ち点4の男子日本代表(岡田JAPAN)の最終戦の相手は、同じ勝ち点4の韓国と対戦。日本は優勝するためには、この試合を勝つしかありませんでした。
勝ったほうが優勝が決まる大一番の結果は、1-1の引き分けに終わり、岡田JAPANの優勝は無くなりました。試合は序盤韓国ペースで進み、3分にはキム・ナミルがミドルを放ちましたがGK川口がキャッチします。しかし15分、左サイドのクロスにヨム・ギフンの左足ボレーが決まり先制されてしまいました。
先制された日本は2分後、中村憲剛のミドルがポストに直撃、34分にはFKから山瀬のシュートのこぼれ球を憲剛が狙っていきましたが、相手GKに弾かれました。前半終了間際には、内田が山瀬とのワンツーのあとシュートを放ちましたが相手にブロックされ得点ならず。前半は韓国1点リードで折り返します。
後半11分、日本はCKから田代がヘッドで狙いましたが枠を捉えられず。そして迎えた後半23分、CKから山瀬のミドルシュートが決まり同点に追いつきます。この後日本は矢野貴章、播戸竜二の両FWを投入して逆転を狙いましたが、あと1点が遠く試合終了しました。
はぁ~。残念ながら初タイトルを逃しました。最終成績は1勝2分け・勝ち点5、総得点3の2位でした。
今回の東アジア選手権は、故障者が続出し思うような戦いが出来ませんでした。FW陣は決定的な場面でシュートを放っても点が決まらず。3試合でFWが挙げたゴールは、北朝鮮戦での前田の同点ゴールによる1得点のみに終わりました。中国戦では悪質なファウルが続出しました。特に安田理大がGKに蹴られた場面はレッドカードを出すべきだったと思います。韓国戦でも同点に追いついたものの、終盤はファウルが相次ぎました。中盤でのパスミスも酷かった印象を受けました。
東アジア選手権で課題が多く見つかったかもしれない岡田JAPAN、今後のW杯予選の戦いぶりに期待したいと思います。言い忘れましたが、今大会の男子優勝は韓国でした。男子は優勝を逃しましたが、女子は優勝に王手が懸かっています。最終戦の相手は中国戦です。是非とも男子の分まで頑張って欲しい。