日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ウオッカが安田記念V2達成!そして牝馬初のGI6勝目!

2009年06月08日 | 競馬

東京競馬場で行われたGI5連戦も残すところあと1つ。5週連続GIの最後を飾るのは、春のマイル王決定戦・第59回安田記念です。このレースは「アジアマイルチャレンジ」シリーズの最終戦であり、香港からも2頭参戦してきました。今年は⑥ディープスカイと③ウオッカの歴代ダービー馬対決に注目が集まりました。ウオッカは昨年の勝ち馬で連覇がかかっており、前走のヴィクトリアマイルでは7馬身差の圧勝劇を見せました。ディープスカイは昨年のNHKマイルカップ以来のマイル戦、昨年のダービー以来のGI制覇を目指します。2強以外では、悲願のGI初勝利を目指す⑬スーパーホーネット、高松宮記念優勝馬・⑰ローレルゲレイロ、8歳のベテラン・⑨カンパニー、昨年ダービー2着馬・②スマイルジャック、昨年2着の⑯アルマダ&⑱サイトウィナーの香港勢などが出走しました。


直前の単勝オッズでは、ウオッカが断然の1番人気で1.8倍、ディープスカイが2番人気(3.7倍)、3番人気にはスーパーホーネット(6.8倍)。10倍以下のオッズは3頭のみで、4番人気のカンパニーが20倍台と大きく離れました。
ほぼ揃ったスタートで始まった安田記念、まずローレルゲレイロが好スタートを切り、⑪コンゴウリキシオーが押しながら前進、アルマダは3番手から。もう1頭の香港馬・サイトウィナーが7番手、ウオッカは内側の9番手の位置、10番手集団にはディープスカイとスーパーホーネットが競り合うかたち。カンパニー15番手、隣に①スズカコーズウェイ、後方2,3番手の位置にスマイルジャック、④ファリダットが最後方でレースを進めます。
前半800mは46秒台で通過し、先頭はコンゴウリキシオーが引っ張り、ウオッカは7番手、ディープスカイは中段の位置で4コーナーから最後の直線に入る。直線でディープスカイが内側、ウオッカはその外に持ち出すが、前が塞がれて抜け出せない!ピンチに陥ったウオッカはまだ馬群の中、内側でスマイルジャックが躓いて失速。先頭争いではゲレイロが僅かにトップのところを、ディープが割って入って抜け出した!外からスーパーホーネット、ファリダット、大外からカンパニーも追い込んでくるが、ディープスカイがほぼタイトルを手中に収めたところで、馬群で苦しんでいたウオッカが真ん中から突っ込んで来て、ディープスカイをゴール前で捕らえてトップでFINISH!最後で差し切ったウオッカ、逆転勝利で安田記念連覇達成です!


最終成績&払戻金
1③ウオッカ      1:33.5
2⑥ディープスカイ    3/4
3④ファリダット     1
4⑨カンパニー      ハナ
5⑧ライブコンサート   1.1/2
6⑱サイトウィナー    1
7⑬スーパーホーネット  ハナ
8⑯アルマダ       1.1/4
9②スマイルジャック   1.3/4
10⑩タマモサポート    ハナ
11⑫トウショウカレッジ   クビ
12①スズカコーズウェイ   1.1/4
13⑦アブソリュート      クビ
14⑮リザーブカード      クビ
15⑰ローレルゲレイロ    クビ
16⑭マルカフェニックス    1/2
17⑪コンゴウリキシオー   2.1/2
18⑤ホッカイカンティ     1.3/4
単勝 3 180円
複勝 3 110円 6 130円 4 620円
枠連 2-3 290円
馬連 3-6 290円
馬単 3-6 460円
ワイド 3-6 170円 3-4 1,300円 4-6 1,920円
3連複 3-4-6 4,100円
3連単 3-6-4 10,000円

ウオッカがゴール前でディープスカイを差し切って安田記念の連覇を達成。最後にかわされたディープスカイが2着、ファリダットとカンパニーの3着争いは、ハナ差でファリダットに軍配が上がりました。3番人気のスーパーホーネットは7着、ローレルゲレイロは失速して15着に終わりました。香港の2頭は、サイトウィナー6着、アルマダは8着という結果でした。
優勝したウオッカは牝馬最多記録となるGI6勝目、獲得賞金も牝馬史上初の10億円を突破し、名実ともに「史上最強牝馬」を証明しました。このレースを連覇したのは、1952,53年のスウヰイスー(スウィイスーと読みます)、92,93年のヤマニンゼファーに次いで3頭目。鞍上の武豊騎手は14年ぶり3度目の勝利で、今季GI2勝目となりました。
最後の直線で塞がれて前に進めない時は本当にヤバくて、ウオッカが負けるんじゃないかと思ってたんですが、残り100m辺りで強引に真ん中を割って入り、ゴール前でディープスカイを抜いたシーンは「マジで!?」という感じでした。ヴィクトリアマイルの時は鮮やかな勝ちっぷりでしたが、この日は末脚と持ち前の根性で勝ち取りました。ディープは「勝った!」と確信していたら、最後にかわされて悔しい敗戦。悲願のウオッカ越えはいつの日になるんでしょうか…。
ウオッカはGI6勝のうち5勝が府中コースで、これまでの勝ち方も記憶に残るようなものでした。ダービーでは17頭の牡馬を蹴散らして、64年ぶりの快挙達成。2008年の安田では岩田騎手とのコンビで完全復活、あの時は飛ぶような走りでしたねえ。秋の天皇賞ではダイワスカーレットとの死闘を制し、ヴィクトリアで歴史的大勝、そして2009年の安田記念では不利を受けながらも逆転Vでした。ウオッカ陣営は宝塚記念の参戦を予定していますが、マイルの疲労が出るかもしれないから回避してほしいんですが…。正式決定した時は、ファン投票1位に応える走りを見せてもらいたい。次のGIで勝てば通算7勝目、シンボリルドルフとディープインパクトに肩を並ぶ事になります。日本が誇る女帝は年内限りでの引退の予定、残り少ないレースも強い走りを期待したいと思います。



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