日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

AFCチャンピオンズリーグ 一発勝負のベスト16

2009年06月25日 | soccer

アジアのクラブチーム№1を決める戦い・AFCチャンピオンズリーグは、24日に各地で決勝トーナメント1回戦が行われました。アジア連覇を目指すガンバ大阪と川崎フロンターレの日本勢対決、名古屋グランパスと鹿島アントラーズはホームで韓国勢と対戦。ベスト16は負ければ終わりの一発勝負。点の取り合いがあれば、PK戦にまでもつれ込む試合もありました。


名古屋グランパスVS水原三星ブルーウィングス@瑞穂陸上競技場
ACL初挑戦でグループリーグを首位で通過した名古屋は、ホームでG組2位・水原三星と対戦しました。前半開始から水原が立て続けに名古屋ゴールを脅かし、ホン・スンハが左サイドを駆け上がった後にシュートを放つもサイドネット、19分にはパク・ヒュンボムがミドルを狙いますが、名古屋GK・楢崎正剛がファインセーブ。水原ペースで迎えた22分、名古屋は味方のパスを受けた小川佳純が抜け出し、最後は右足で決めて1点を先取。名古屋は30分、カウンターから玉田圭司が振り抜くところを相手DFに阻まれ、こぼれ球にダヴィが狙いますが、GKの正面に阻まれました。
名古屋が1点をリードして迎えた後半、20分に玉田が右サイドを切り込み、左足で押し込んで2点目。水原は3分後にエドゥーのゴールで1点差に追い上げますが、更なる反撃を許さず。名古屋が2-1で水原に勝利してベスト8進出です。


鹿島アントラーズ VS FCソウル@カシマサッカースタジアム
悲願のアジア制覇を目指す鹿島と韓国の強豪・FCソウルの対決は、序盤から試合が動きました。前半4分、ソウルは右サイドのFKをキム・ジンギュが合わせますが、ボールは高く上がってバーを越えます。直後に相手のクリアミスから興梠慎三が右足で押し込んで鹿島が先制!立ち上がりに1点を奪った鹿島ですが、その後はピンチが続きます。12分にセットプレーでのピンチがありましたが、GK・曽ヶ端準が胸で落とした後に右足でクリアしました。しかし22分、鹿島守備陣の連係ミスからイ・スンヨルに押し込まれて同点に追いつかれます。この後スンヨルのスルーパスを受けたダムジャノビッチに合わせられ、一気に逆転かと思われましたが、ボールはポスト→ゴール前でクリアしてピンチを免れました。この後もソウルのチャンスを鹿島守備陣が守りきり、前半は1-1で折り返します。
後半、鹿島は4分過ぎに左CKを岩政大樹が頭で叩きつけますが、GKに弾かれてもう一度CK。2本目のCKは青木剛が合わせて勝ち越し!鹿島がベスト8入りへ大きな1点を奪ってみせました。勢いに乗る鹿島は8分にカウンターからマルキーニョスが走り込んだ後にシュートを放つもキャッチされる。12分にはFKからマルキーニョスがヘディングするも枠を捉えられず。ところが後半19分、小笠原満男が相手にひじ打ちしたとして、この試合2枚目の警告が出されて退場処分。鹿島は10人でプレーをする事に。小笠原の退場で試合の流れが変わり、32分にキ・ソンヨンのFKが直接決まって再び同点に追いつかれてしまいます。この後鹿島はマルキーニョスと青木がシュートするも、勝ち越し点が奪えず。勝負は延長戦に突入。
延長前半2分、鹿島はマルキーニョスがドリブルで持ち込んで、最後は中央でフリーの野沢拓也が放ちますが、ボールはバーを越えていきます。4分にはマルキーニョスのヘッドが相手に当たる。延長前半終了間際にソウルは絶好の位置でFKを獲得し、ソンヨンが狙うも壁に直撃。延長後半、13分にCKから中田浩二のヘディングがバーに直撃。延長戦でも決着がつかず勝負はPK戦に突入。1人目は両チームとも失敗し、2人目は鹿島・増田誓志が失敗したのに対し、ソウルはイ・サンヒョプが成功。3人目は両チームとも成功して2-1。4人目、鹿島は岩政が成功し、ソウルはアジウソンが曽ヶ端に止められて2-2のタイ。5人を終えて3-3、6人目も両者決めて4-4となり、鹿島は7人目に内田篤人が蹴りますが、ボールは高く上がって失敗。ソウル7人目パク・ヨンホが決めたところで勝負あり。鹿島アントラーズはPK戦の末ソウルに敗戦。2年連続で決勝トーナメント初戦敗退です。


ガンバ大阪VS川崎フロンターレ@万博記念競技場
ACL連覇を目指すガンバ大阪は、グループステージを余裕で1位通過。対する川崎フロンターレは終盤に2連敗を喫してH組2位。ベスト16でいきなり日本勢同士の対決が実現、ガンバにとっては試練の一戦を迎えました。
前半はガンバが主導権を握り、3分に左サイドのFKを遠藤保仁がセンタリング、明神智和が頭で合わせますが、川崎GK・川島英嗣がセーブ。こぼれ球に中澤聡太が押し込むも決まりません。18分には山口智がヘディングを見せますが、またもGKに阻まれます。遠藤→山口のホットラインが繋がるもゴールならず。そして前半27分、ガンバはレアンドロがドリブルで持ち込んだ後、左足で決めて先制ゴール!1点を追いかける川崎は33分、中村憲剛がミドルを決めて同点に追いつく!しかしその6分後、ガンバは加地亮のクロスにレアンドロが頭で決めて2点目。40分、川崎はレナチーニョが打つも決まらず。レアンドロの連続ゴールでガンバが2-1とリードして前半を終えます。
川崎は後半、鄭大世を下げて養父(やぶ)雄仁を投入。7分に憲剛がミドルを狙いますが、ゴール左に外れてしまいます。15分にはジュニーニョが強烈なミドルを放ちますが、これはGKがセーブ。ガンバは後半17分、ルーカスがシュートするもGKの正面。26分、川崎は途中出場の黒津勝がループを見せますが、僅かにラインを割ります。
2-1で迎えた後半30分、レナチーニョが左足で放ち、ボールはポスト叩いた後そのままゴールに突き刺さって同点!後半35分、ガンバはエリア内でチャンスを作って、二川孝広がシュートするもダメ。そして後半40分、川崎が中盤でボールを奪ってカウンター、憲剛のスルーパスに黒津が抜け出し、最後は左足で決めて逆転!連覇に絶体絶命のガンバは、播戸竜二を投入。播戸はロスタイム直前にミドルを打ちこみますが、GK・川島のファインセーブでゴールを奪えず。ガンバはロスタイムに猛攻を見せるも、川崎守備陣が何とか守り切って試合終了。点の取り合いとなった日本勢対決は川崎が逆転勝利、ガンバは連覇の夢が断たれました。


決勝トーナメント1回戦は、名古屋と川崎がベスト8進出、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが初戦敗退という結果になりました。名古屋・小川選手は今大会4得点目で、ゴールの数ではダヴィを上回りました。初出場でベスト8まで進出、豪州代表のFW・ケネディ選手が入団することが決まり、ダヴィとの2トップは脅威になるかどうか。川崎は途中出場の黒津選手が結果を出し、中村憲剛が1ゴール2アシストで逆転勝ちを演出しました。ガンバに勝った勢いで悲願のタイトルを奪いたいところです。
前回王者・ガンバ大阪はレアンドロが自らの復帰を祝う2ゴールを挙げたんですが、逆転負けを喫してベスト16で姿を消すことになりました。アジアを続けて制覇するのは本当に難しいのかもしれません。鹿島はまたしてもアジア王者の夢を掴むことができませんでしたね。ホームでは負けないという自信があったのに、ソウルに2度も追いつかれ、PK戦の末に敗れました。日本国内では12回もタイトルを獲得、Jリーグで連覇も達成しているのに…。
残り1試合の浦項VSニューカッスルは浦項が6-0で圧勝してベスト8入りとなりました。これでベスト8がすべて出そろい、ウンムサラル(カタール)、ブニョドコル(ウズベク)、アルイテハド(サウジアラビア)、パフタコル(ウズベク)、名古屋、川崎、ソウル、浦項が勝ち上がりました。ウズベク・日本・韓国勢が2チーム残り、サウジはベスト16に4チーム進みましたが、アルイテハドだけですね。準々決勝の組み合わせは一体どうなるのか、名古屋と川崎は決勝まで進出できるのか?アジアの戦いはまだまだ続く…。




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え~っ!?杉内が交流戦MVP

2009年06月25日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスの連覇&史上初の完全優勝で幕を閉じた2009年プロ野球セパ交流戦。24日に表彰選手が発表され、最優秀選手(MVP)には杉内俊哉投手が選ばれました。日本生命賞には、中日のブランコ選手、日本ハムのダルビッシュ有投手が選ばれました。

杉内投手はこの交流戦で3勝0敗、防御率が1.23、36奪三振の好成績を挙げて優勝に大きく貢献。3勝のうち2勝は完投勝ち、44イニングの登板数は全球団を通じてトップでした。杉内投手は会見で、MVP受賞について「自分でいいのかなと思った。3勝で選ばれるとは思わなかった」と少し戸惑い気味でしたが、賞金200万円の使い道は「妻と相談し、半々くらいで話をまとめたい」と語りました。
自分の予想では全体の貢献度でオーティズだろうと思っていましたが、交流戦MVPが杉内に決まった時は「マジかよ?」と驚いてしまいました。この選考は予想外だったという人も多かったんじゃないか?杉内は防御率で全体3位、勝利数ではホールトンとジャマーノと同じく3勝で5位タイ、奪三振数は4位タイ。主要タイトルは全てダルビッシュがトップでしたが、チームではトップでした。MVPの決め手となったのは2週連続の完投で、巨人戦では東野との投げ合いを制し、横浜戦では横浜打線を散発の3安打に抑えて完封勝利を収めました。これらの活躍を見せたんだから、MVPは妥当だったかもな。
交流戦の個人成績を確認してみると、投手部門では右のエース・ホールトンが防御率1.85で全体5位、勝率10割は杉内と同じくトップ。ホークスの守護神・馬原は、この期間で7セーブ挙げて全体の3位。4度の救援失敗さえ無かったら交流戦セーブ王でした。打撃部門では、オーティズが6本塁打22打点、22打点はブランコ(24打点)に2打点及ばず2位タイ。長打率はチームトップの.614で5位でした。田上は6本塁打20打点の活躍を見せました。長谷川は交流戦でも好調をキープし、打率.309はオーティズを上回り、出塁率.411は全体10位でした。その他の成績では、昨年のMVP・川崎は犠打ランキング3位タイの9犠打、本多の7盗塁は盗塁ランク3位タイでした。

交流戦のMVPが発表された24日は、摂津・ファルケンボーグ・馬原の「SBM」が、ホークスの応援隊長・「白戸家」のお父さん犬による応援隊長特別賞を受賞しました。チームの交流戦連覇と「ソフトバンクモバイル」のイメージアップにも貢献したことが受賞理由とされております。受賞式では「燦然と輝くお父さんライト型トロフィー」が贈られたそうです。この人たちも祝ってあげてください。シーズンオフには「白戸家」との共演が見てみたいですね。
金曜日からはパリーグの試合が再開。福岡ソフトバンクホークスは大宮と所沢(西武ドーム)で埼玉西武ライオンズと対戦します。昨年は交流戦優勝した後に7連敗と失速しましたが、今年は交流戦の勢いをそのままに、同率首位から単独首位に躍り出て、その後はぶっちぎりでのパリーグ優勝を決めてほしいと思っています。




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