日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

東西重賞ともに波乱決着!WIN5も久々に1億円台の配当が出たぞ~!

2012年07月08日 | 競馬

七夕から一夜明けた7月8日は、中京競馬場ではダート重賞のプロキオンステークス、福島競馬場ではサマー2000シリーズの開幕戦・七夕賞が行われました。プロキオンは伏兵馬が積極的な走りを見せれば、七夕賞はゴール前で大混戦!そしてWIN5も大荒れだ~。


中京4日目のメイン競走・第17回プロキオンステークス(GⅢ・ダート1400m)は16頭で争われました。昨年まで阪神で開催されていたこのレースですが、今年から中京に場所を移し、正式名称も「東海テレビ杯プロキオンステークス」に変更。今年はダート交流GI3勝を誇る①スーニ、現在2連勝中の⑩ファリダット、フェブラリーステークス2着の⑦シルクフォーチュン、左回りコースでは3着以内によく入る⑭アドマイヤロイヤル、③テイクアベッド、⑮インオラリオなどが参戦しました。
ばらついたスタートで始まったこのレース、スーニとシルクフォーチュンはダッシュがつかず。芝コースでの先行争いで、⑥トシキャンディが好スタートを切ったインオラリオをかわして先頭でダートコースに入り、インオラリオ2番手、3番手にテイクアベッドが追走。4番手グループに④タンジブルアセットと⑯ニシオドリーム、②アースサウンドその後ろの6番手。中団グループには⑬ワールドワイド、⑤ダノンエリモトップ、9番手にアドマイヤロイヤル、10番手スーニ、⑩セレスハントが11番手、12番手に⑫シャア。人気のファリダットは15番手、シルクフォーチュン最後方と言う展開。
3,4コーナー中間点を過ぎ、逃げるキャンディをテイクアベッドが並びかけ、4番手のタンジブルが外に持ち出す。後方のファリダットは大外へ。残り400mを切り、トシキャンディが2番手以降を突き放して逃げ切りを図りに行く。2番手争いではアドマイヤロイヤル、大外からファリダット、フォーチュンが追い込みトシキャンディを追い詰めるも届かず。トシキャンディが後続を抑えてそのまま先頭でFINISH。快心の逃げ切り勝ちで重賞初勝利を掴みました。

ダート短距離重賞・プロキオンステークスは、スタートから積極果敢な逃げでトップを走り続けたトシキャンディが、最後まで先頭を譲らず優勝。混戦の2着争いはアドマイヤロイヤルが入り、1番人気だったファリダットが3着。2番人気だったシルクフォーチュンは5着と言う結果。上位人気2頭は直線で大外から猛追したんですが、時既に遅しといった感じでした。
勝ったトシキャンディは14番人気で、単勝で11,920円の万馬券。3連単・⑥-⑭-⑨で302,950円の高配当。優勝タイム・1分22秒6は中京ダート1400mのレコードタイム。鞍上の酒井学騎手はゴール後にガッツポーズを見せておりました。この馬は前走まで19戦4勝、最近は1200mばかり走ってきました。重賞初挑戦&距離延長で挑んだ今回、実力馬を抑えてレコードV。秋に行われるJBCスプリントにも弾みがつくと思われます。


2年ぶりの福島夏季開催も8日で最終日を迎え、この日のメインは「夏の福島」のフィナーレを飾る名物重賞・第48回七夕賞(GⅢ・芝2000m 16頭立て)が行われました。ディープインパクト産駒の⑤トーセンラー、ダイヤモンドステークス覇者⑯ケイアイドウソジン、昨年の2着馬⑩タッチミーノット、阿武隈ステークスを勝った⑪ニシノメイゲツ、福島テレビオープン覇者⑦ミキノバンジョー、他にも⑫エクスペディション、③ダイワファルコン、①ゲシュタルト、⑨シンゲン、⑧アニメイトバイオなどが出走しました。
レースは横一線のスタートで始まり、スタンド前の先行争いでミキノバンジョーが先手を取り、大外から押し上げてきたケイアイドウソジンが2番手につけ、タッチミーノット4番手、エクスペディション中団、トーセンラーは後方の位置でゴール板を通過。
1コーナー~向正面に差し掛かり、バンジョーが先頭、ドウソジン2番手、3番手にシンゲン、ゲシュタルトが4番手で追走。5番手グループに⑥アスカクリチャン、タッチミーノット、④イケドラゴン。8番手にファルコンと⑬サンライズベガが並走、中団の10番手に②トップカミング、11番手にニシノメイゲツ、その後ろにトーセンラーとエクスペディションが控える。後方グループはアニメイトバイオ、トップゾーン、スマートステージが横並び。
前半1000mは61秒台とスローペースで進み、残り600mを過ぎでミキノバンジョーが逃げ続け、2番手のケイアイドウソジン、3番手シンゲンが先頭に接近。ゲシュタルトは最内に入り、タッチミーノットは真ん中から。最後の直線に入り、依然としてミキノバンジョーが逃げ粘るが、残り100mを切ってアスカクリチャン、さらに大外からトーセンラーが襲いかかり、最後はアスクリとトーセンラーの2頭が並んでゴールイン!最後は3枠同士の争いとなりましたが、写真判定の結果、アスカクリチャンがハナ差で制しました。

ゴール前は5頭が横一戦というハンデ戦に相応しい激戦となった今年の七夕賞は、単勝14番人気だったアスカクリチャンが1着となりました。アスクリと並んでゴールしたトーセンラーは僅差の2着に泣き、重賞2勝目ならず。父譲りの末脚で大外から一気に追い上げ、最後捕らえたのかなと思われたけど…。3着には道中逃げ続けたミキノバンジョーが入りました。3番人気だったエクスペディションは8着、昨年の雪辱を狙ったタッチミーノットは12着と惨敗しました。



というわけで、プロキオンステークスと七夕賞はいずれも単勝2ケタ人気の馬が勝利。WIN5も高額な配当が出ました。
対象レース1 中京10R・木曽川特別 ⑦ムスカテール(2番人気)
対象レース2 福島10R・彦星賞  ⑤イジゲン(1番人気)
対象レース3 函館11R・マリーンステークス  ①エーシンモアオバー(3番人気)
対象レース4 中京11R・プロキオンステークス ⑥トシキャンディ(14番人気) 
対象レース5 福島11R・七夕賞  ⑥アスカクリチャン(14番人気)
この結果、今回のWIN5は「⑦-⑤-①-⑥-⑥」の組み合わせで、払戻金は1億1037万9990円。的中票はわずか7票でした。この配当金はJRA史上6番目の高額配当だそうです。前半3レースまでは上位人気の馬が勝ちましたが、後半2レースは伏兵馬が続けて勝ったため、金額も跳ね上がりました。久しぶりに大台の1億円突破、夢の2億円もそろそろ見たいなあ~。



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次世代のエース候補が快投デビュー!武田翔太プロ初登板初勝利!

2012年07月08日 | HAWKS

パリーグ5位と低迷中の福岡ソフトバンクホークスは、6日からアウェー・札幌ドームに乗りこんで北海道日本ハムファイターズとの3連戦を戦っています。前日の試合は4点差を追いついて引き分けに持ち込みました。デーゲームで行われた7月7日(七夕)の試合は、日本ハムはここまで7勝の吉川光夫、ソフトバンクは2011年ドラフト1位のルーキー・武田翔太がプロ初登板・初先発。19歳の高卒ルーキーが、デビュー戦で圧巻のピッチングを見せました。


スタメンはこちら
1(二)明石健志
3(遊)今宮健太
3(三)松田宣浩
4(指)多村仁志
5(左)内川聖一
6(一)小久保裕紀
7(右)長谷川勇也
8(中)柳田悠岐
9(捕)谷裕亮
 (投)武田翔太
この日は本多雄一とペーニャがスタメンから外れ、明石が二塁を守り、今宮が2番ショートでスタメン入り。また、多村が4番に座り、高谷がスタメンマスクを被りました。


プロのマウンドに初めて上がった武田は初回、日ハムの先頭打者・田中賢介に対しての初球は、151キロのストレートを投げ込み、ストライクを奪います。そして3球目、スライダーを打たせて遊撃フライで1アウト。2死後、糸井嘉男に四球を与え、初めて走者を出しましたが、中田翔をセンターフライに打ち取り、初回は0点に抑えました。
日ハム先発・吉川から先制点を奪い、武田を援護したいホークス打線は2回、1死から小久保のライト前ヒット、長谷川の2塁打で2,3塁と先制のチャンス。ここで柳田が5球目のスライダーを流し打ちし、レフト前へのタイムリーヒットを放ち、ホークスが1点を先制します。4回には多村がレフト線への2塁打で出塁し、1死3塁で小久保のライトへの犠牲フライで2点目。
味方打線の援護を貰った武田は、2回に先頭打者の走者を許すも、続く陽岱鋼を2塁併殺打に打ち取り、ホフパワーにも内野ゴロに仕留めでこの回も無得点。3回には金子誠をスライダーで空振り三振、鶴岡慎也に対しては見逃し三振を奪い、初めての3者凡退。4回は打たせて取るピッチングで2イニング連続3者凡退、5回は2者連続三振の後、ホフパワーに死球を与えてしまうも、金子を2塁ゴロで反撃を許さず。5回まで投げ終えて日ハム打線にヒット1本も許さず、勝利投手の権利を得ます。
6回、武田は先頭の鶴岡にど真ん中のストレートをセンター前に弾き返され、初安打を許します。1死1塁で小谷野栄一をライトフライに打ち取ると、1塁ランナーが戻れずダブルプレー。野手陣の守備にも助けられ、6回も無失点で切り抜けたところでマウンドを降りました。
ホークス2点リードのまま終盤を迎え、8回に2死後に多村四球、内川ヒット、小久保四球で満塁と追加点のチャンスを迎え、長谷川が日ハム2番手・森内寿春のストレートを捉え、センター前タイムリーヒット。多村と内川が生還し、2点追加で4-0。9回にはヒットと四球で2死1,2塁の場面で、松田がダメ押しのセンター前タイムリーで5点目。投手陣も7回以降、神内康→金沢健人→藤岡好明の中継ぎリレーで日ハム打線の反撃を許さず。ホークスが5-0で日ハムに快勝。武田翔太がプロ初勝利を挙げました!


試合結果 パ・リーグ 2012/07/07(土)
日本ハム-ソフトバンク 11回戦 
(ソフトバンク8勝2敗1分、札幌ドーム、14:00、33596人)
H 010 100 021  5
F 000 000 000  0
【投手】
(ソ)武田、神内、金沢、藤岡-高谷、山崎
(日)吉川、森内、乾-鶴岡、近藤
【責任投手】
(勝)武田1試合1勝
(敗)吉川14試合7勝4敗


ドラ1ルーキー・武田翔太投手、プロ初登板で見事初勝利!6回まで20人の打者に対して93級を投じ、被安打1・4奪三振・2与四死球・無失点という素晴らし過ぎる内容で、秋山監督らの期待に応えました。ランナーを出した時も打たせて取るピッチングで切り抜け、日ハム打線を5回までノーヒットに抑え、2塁を踏ませず。1軍のプレッシャーに押しつぶされて滅多打ちされるんじゃないかと思われましたが、堂々たるピッチングを披露しました。
ホークスの高卒新人投手の初登板初勝利は、福岡移転後初の快挙。南海時代から含めると、1981年の井上祐二氏以来31年ぶりだそうです。武田投手は試合後のインタビューでは「やったぞー」と親に報告し、「自分がチームの救世主になる」と抱負を語っておりました。鮮烈なデビューを飾った武田投手、ホークスをAクラスに押し上げるためにも、さらに勝ち星を上げてほしい。
打線の方はチーム全体で11安打。長谷川選手が3打数3安打2打点の猛打賞をマークし、8回の第4打席では日ハムを突き放すセンター前タイムリーヒットを放ちました。松田選手は2安打1打点、柳田選手も先制タイムリーで勝利に貢献しています。
日曜日・8日は、ソフトバンクが大隣憲司、日ハム・ウルフの予告先発。大隣投手は日ハム戦3試合投げて2勝1敗。しかし、前回登板した時は5失点とKOされました。得意の日ハムにリベンジし、武田投手に続けられるでしょうか?




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