日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ロンドン五輪ダブル壮行試合!なでしこは豪州に快勝、関塚JAPANは痛恨の引き分け。

2012年07月12日 | soccer

ロンドン五輪開幕まで残り約2週間となった11日、サッカー男女日本代表の壮行試合が、東京・国立競技場で行われました。女子代表(なでしこJAPAN)はオーストラリア代表、男子U-23代表(関塚JAPAN)はU-23ニュージーランド代表と対戦しました。五輪前最後の国内テストマッチで、両チームとも勝利を飾れたのでしょうか?



女子日本代表VS女子オーストラリア代表
この日のスタメンはこちら
GK 福元美穂
DF 近賀ゆかり  岩清水梓  鮫島彩  熊谷紗希
MF 澤穂希 宮間あや 川澄奈穂美  阪口夢穂
FW 安藤梢  大儀見優季(旧姓・永里)

試合は立ち上がりから日本が試合を優位に進め、開始4分に右サイド・近賀のアーリークロス→抜け出した大儀見がシュートするも、GKにキャッチされます。対する豪州は14分、相手陣内でボールを奪ったサイモンが左サイドを突破してクロス、FWギルが合わせるも、GK福元がキャッチします。日本は17分に宮間のクロス→澤がヘディングシュートを放つもオフサイド、21分には大儀見がミドルシュートを狙うもGKの正面。迎えた前半24分、川澄がペナルティエリア内で相手に倒されPKを獲得し、宮間がゴール左隅に決めて日本が1点を先制します。
先制点を取った後も攻めの手を緩めず、32分に川澄が高い位置でボールを奪い、ドリブルからミドルを放ちますが、GKのセーブに阻まれます。続くCKを岩清水が頭で合わせるも枠を捉えられず。36分には右サイドを突破した宮間がペナルティエリア内でFKをかわして左足クロス→安藤、大儀見が飛び込むも届かず。2点目が奪えないまま前半終了かと思われた45分、右サイドで宮間のスルーパスを受けた近賀の低いクロス→大儀見が左足スライディングシュートを決めて待望の2点目。日本は前半、2点リードで折り返します。
後半、日本は海堀あゆみ、大野忍、矢野喬子の3人を開始から投入。後半5分、豪州は右サイドのウズンラーのクロスをギルが頭で合わせますが、熊谷が競って、近賀がゴール前で冷静にクリア。日本は後半12分、川澄が左サイドでドリブルを仕掛け、DFをかわしてシュートを打ちますが、ボールはバーを叩いてゴールならず。後半13分、宮間の左CKのこぼれ球を澤が右足で流し込んで3点目のゴール!澤の復帰後初ゴールで豪州を突き放します。澤はその直後に田中明日菜と交代してピッチを後に。
何とか一矢を報いたい豪州は26分にサイモンが中央から右足ミドルを狙いますが、GK海堀にキャッチされます。日本は丸山桂里奈、高瀬愛実を投入し、ダメ押し点を狙いに行き、後半42分にCKのセカンドボールを拾った近賀のクロス→前線にいた田中がボレーを見せるも、オフサイドを取られる。ロスタイムには高瀬が反転してからシュートもダメ。試合はこのまま3-0で終了。なでしこJAPANが国内ラストマッチを快勝で飾りました。



男子U-23日本代表 VS U-23ニュージーランド代表
GK 権田修一
DF 徳永悠平 酒井宏樹 山村和也 鈴木大輔
MF 扇原貴宏 東慶悟  山口螢 清武弘嗣
FW 大津祐樹  永井謙佑
44年ぶりのメダル獲得を目指す関塚JAPAN、この試合ではオーバーエイジの吉田麻也選手が欠場し、海外組の酒井高徳選手、宇佐美貴史選手は招集されませんでした。先発メンバーには清武、永井、大津、山村、OAの徳永が入りました。

前半は日本が優位に試合を進め、前半10分に永井が左サイドを突破してからクロスを上げ、中央から走り込んできた東が右足ボレーを放つも、相手DFに直撃。11分には酒井宏のクロス→大津ハンド。13分には清武→扇原の左足ミドルシュートもダメ。16分には大津がDFをかわして右足を振り抜くも、シュートはGKのセーブに阻まれます。30分、左サイドの徳永のパスを受けた大津が、胸トラップからオーバーヘッドシュートを狙ったが、GKの正面。決定的チャンスが相次ぎながらもNZのゴールを揺らす事ができません。
押され気味だったニュージーランドは38分、ペナルティエリア付近でFKを獲得し、マクグリンチーが右足で直接狙ってきたが、シュートはGK・権田がパンチングで防ぎます。日本は43分、左サイドの永井のクロス→東の折り返し→清武がシュートを放つも、枠を大きく外します。日本は攻め続けながらも決め手を欠き、前半は無得点で折り返し。

後半に入り、開始25秒に永井が中央でドリブルを仕掛けてからシュートを狙ったが、ボールはポスト左直撃。これは惜し過ぎる!さらに跳ね返りを清武が右足シュートもダメ。後半6分には左CKを山村が合わせるが、GKのパンチングに防がれます。10分には扇原縦パス→東→大津シュートも左に逸れる。何としてでも1点が欲しい日本は後半10分過ぎから杉本健勇、村松大輔、山崎亮平と立て続けに3人投入。すると後半26分、相手のクリアボールを拾った徳永が、中央で右足ミドルシュート。GKが弾いたところを杉本が押し込んでゴール!日本が待望の先制点を奪います!
1点をもぎ取り更に勢いづけたい日本は、後半34分にゴール正面の位置でのFKを清武が狙うも、枠を捉えられず。ロスタイムには途中出場の斎藤学がドリブルで持ち込んでシュートを打ったが、わずかに左に逸れます。このまま1ー0で終わるかに思われた後半48分、日本陣内でボールを奪ったバルバロウセスのスルーパス→ルーカスが右足で流し込んで同点ゴール。終了間際に同点とされた関塚JAPAN、NZに1-1の引き分けです。



国立でのダブル壮行試合は、なでしこJAPANが大儀見選手と澤選手のゴールなどで豪州に3-0の完勝でメダル獲得へまた一歩前進したのに対し、U-23男子代表はロスタイムに悪夢の失点でニュージーランドに痛恨の引き分けに終わりました。男女の明暗がはっきりと分かれましたね。
なでしこVS豪州戦では、2点目を決めた大儀見優季選手が4月のブラジル戦から4試合連続得点をマーク。序盤から積極的にゴールを狙い続け、前半終了間際にスライディングで押し込みました。アシストした近賀選手のクロスも絶妙でしたね~。大儀見選手は五輪代表入りを期に旧姓の「永里」から登録名を変更。改名後初めての試合で「大儀見・第1号」が生まれました。今年に入ってからは本当に絶好調で。改名効果が早くも表れている大儀見選手、五輪でもエースストライカーとしての活躍が期待されます。
3点目のゴールを挙げた澤選手は、代表戦では昨年7月18日の女子ワールドカップ決勝のアメリカ戦以来、約1年ぶりのゴールが生まれました。「めまい症」から復帰してからは不振が続いてましたが、五輪直前に復活をアピール。大黒柱のゴールにチームメイトたちも大いに祝福しておりました。澤選手は代表通算81得点目。これからも日本中を勇気づけるようなゴールを決めてください!

男子代表は本大会に不安を残したままロンドンへ旅立つことになりました。後半から途中出場した19歳の杉本選手が先制ゴールを決めて存在感を示す事に成功。永井選手や大津選手も惜しいシュートが相次ぎましたね。大津選手のオーバーヘッドはカッコよかったし、永井選手の後半開始早々のシュートは決めてほしかった…。逆に清武選手と酒井宏樹選手のドイツ移籍組が良いところが無かった気がします。
試合終了間際の失点シーンでは、村松選手がボールを奪われた事が失点に繋がりました。試合後には権田選手がミスを犯した村松選手を突き飛ばすシーンがあったそうです。関塚JAPANの課題とされている守備の弱さがここでも露呈。このままでは初戦の相手・スペインに大量失点、メダルどころかグループステージ全敗もあり得るかもな…。

国内での試合が終わった五輪代表は、16日に日本を旅立ち、男子代表は18日にベラルーシ戦、21日にはメキシコ代表と対戦。女子は19日にフランスと親善試合を行います。海外でのテストマッチで結果を残して、五輪へ弾みをつけてほしい。



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