

ロンドン五輪2日目となった28日、女子サッカーの第2戦が行われました。金メダル獲得へ好発進を切った女子日本代表(なでしこJAPAN)は、コベントリーでスウェーデン女子代表と対戦。スウェーデンは南アフリカに4-1で快勝し、得失点差でグループFの首位に立っています。勝った方が決勝トーナメント進出、F組首位通過に大きく近づくこの試合、大一番の行方は果たして?
第2戦のスタメン
日本
GK 1 福元美穂
DF 2 近賀ゆかり
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 5 鮫島彩
MF 6 阪口夢穂
MF 8 宮間あや
MF 9 川澄奈穂美
MF 10 沢穂希
FW 11 大野忍
FW 17 大儀見優季
スウェーデン
GK 1 リンダール
DF 2 センブラン
DF 3 バイルンド
DF 4 スベンソン
DF 6 トゥネブロ
MF 7 ダールクビスト
MF 10 ヤコブソン
MF 12 M・ハンマーストロム
MF 14 アルムグレン
MF 15 セーゲル
FW 8 シェリーン
日本のキックオフで始まったこの試合、立ち上がりから膠着状態のまま進み、日本は前半13分に澤の縦パス→宮間→大儀見が胸トラップから左足ボレーを放つも、GKの正面だった。スウェーデンは17分にトゥネブロがシュートを狙うが、GK福元がセーブ。19分にはアルムグレンがペナルティエリア近くまで持ち込むも、岩清水にクリアされる。日本は24分、鮫島が左サイドからミドルシュート。枠を捉えながらもGKにキャッチされる。27分、スウェーデンはヤコブソンが右サイドで川澄と鮫島をフェイントでかわしてシュートしたが、ポスト左に逸れます。その後は両チームとも決め手を欠き、前半は0-0で折り返します。
エンドが変わった後半、日本が開始早々に決定的チャンスが生まれ、川澄が左サイドを突破してシュートを放ったが、GK・リンダールの好セーブに阻まれて先制点ならず。後半4分には大野のスルーパス→川澄左サイド突破からヒールパス→大野の折り返し→最後は澤が右足でシュートしたが、GKに押さえられる。またも決定的で点が取れない…。
後半14分、宮間が右サイドからペナルティエリア内に入り、左足のシュートはバーを越える。後半15分、澤を下げて田中明日菜を投入。その直後に田中がスルーパスを出し、受けた大儀見がDFをかわして左足を振り抜くも、シュートは相手DFに当たってしまう。19分には大儀見が中盤でボールを奪い、大野とのワンツーから抜け出してシュートを打ったが、GKにキャッチされた。後半23分、前線までオーバーラップしてきた近賀がペナルティ内でクロス→大野ボレーシュートはGKの正面。
後半25分、一瞬にしてピンチを迎え、スウェーデンはロングボールから途中出場のアスラニが頭で落とすと、シェリーンにボールが渡って中央でシュートを狙ったが、ここはGKの福元がキャッチ。日本は後半37分、大野に代えて岩渕真奈を投入し、岩渕はその2分後に田中のミドルシュートのこぼれ球を拾ってシュートを打ったが、GKに押さえられる。スウェーデンは残り5分を迎えて時間帯を作ったが、シュートは枠を外してばかり。結局試合は0-0のスコアレスドローで終了。両チームとも勝ち点1を分け与える結果に終わりました。
グループリーグ最大のヤマ場と言われていた「日本VSスウェーデン」戦、日本がスウェーデンの守備を崩したのは良かったんだけど、フィニッシュが甘くてゴールネットを揺らす事ができませんでした。特に後半は再三に渡り決定的なチャンスを迎え、シュートを外したシーンで何度「あぁ~っ!」と言った事か…。決めるべきところは決めてほしかったよお。
日本とスウェーデンは共に勝ち点4ですが、得失点差でスウェーデンが首位、日本2位は変わらず。決勝トーナメント進出に一歩近づいたけど、グループリーグ突破は最終戦に持ち越されました。31日の第3戦は南アフリカ代表と対戦。南アフリカは日本とスウェーデンに比べて実力は劣るけど、身体能力ありそうで怖い…。勝てば勝ち点7となりますが、スウェーデンVSカナダ戦の結果次第では2位通過もあるでしょう。GL最終戦は女子W杯優勝チームの貫録を見せつけてほしいもんだ。




