今年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスに指名された新人6選手の入団発表会見が5日、福岡市内のホテルで行われました。入団会見では、それぞれが個人の目標を色紙に書き記す中、高校生ルーキーが秋山幸二監督の前でビッグマウスを放ちました。
ドラフト1位 東浜巨投手(亜細亜大学) 背番号「16」
東都大学野球通算35勝、22完封の実績を引っ提げてホークスに入団した東浜投手は、学生野球シーズン終了後に母校・沖縄尚学高校で教育実習を行っていました。会見で野球以外の自慢について質問されると「今まで文武両道でやってきた。高校では漢字検定を取り、大学では教員免許を取得するために教育実習をやった」とアピール。そんな東浜投手の目標は、「1年目から先発ローテに入り新人王を取りたい」と誓っていました。右肘の故障の違和感が心配されていましたが、前日のメディカルチェックで異常なしと診断。ぜひとも開幕ローテーション入りを果たし、大学時代のような完封&奪三振ショーで2ケタ勝利を目指してもらいたいです。
ドラフト2位 伊藤祐介投手(東北学院大学) 背番号「49」
伊藤投手はホークスのユニフォームを着て「やっとプロ野球選手になったんだなと実感が出てきた」と話してました。一部報道では「左の中継ぎとして期待される」と書かれてあり、メジャー再挑戦のため自由契約となった岡島秀樹投手の穴を埋められるか?
ドラフト3位 高田知季内野手(亜細亜大学) 背番号「0」
東浜投手の同級生である高田選手は、背番号0にちなんでこう一言。「まさにゼロからのスタート」ダジャレかよ?本職は遊撃手ですが、そこには明石健志や今宮健太といった先輩選手が立ちはだかります。ライバルを押し退けて開幕1軍&レギュラー獲得なるか。定位置を確保した時は、好守で東浜投手を盛り立てられるように…。
ドラフト4位 真砂勇介外野手(西城陽高校) 背番号「64」
今回の入団会見で最も注目を集めたのが、高校生ルーキーの真砂選手。目標を聞かれ「三冠王を狙う。将来は秋山監督を超えられる選手になりたい」と高らかに宣言。これには秋山監督も「真砂君、越えてください」とエールを送らざるを得なかった…。数年後には秋山さんが現役時代に着けていた背番号「1」を継承か?
ドラフト5位 笠原大芽投手(福岡工大城東高校) 背番号「63」
父と兄がプロ野球選手と言う「野球一家」の下で育った笠原投手は、「まずは1軍で初勝利目指す」と抱負を語りました。お父さんと兄・将生投手を越えるような投手に成長し、「ソフトバンクVS巨人」戦で兄弟対決が実現できるといいですね。
ドラフト6位 山中浩史投手(ホンダ熊本) 背番号「39」
自己紹介で「27歳の新人です」と挨拶した山中投手。年齢的にも遅咲きですが、即戦力としての期待は高そう。中継ぎで使ってみたら面白そうなんだが…。サブマリン投法で相手を翻弄させてくれるでしょう。
この6人の新人選手の中から、将来若鷹軍団の中心選手になりそうな選手が出てくる事を願わずにはいられません。東浜投手には「新エース」の期待も大きいし、他の選手も1軍でプレーする姿を1日でも早く見てみたいし、ヤフードームでお立ち台に上がれるように頑張ってほしいなと思っています。