2012年の中央競馬を締めくくるグランプリレース・第57回有馬記念(GI・芝2500m 16頭立て)が23日、中山競馬場で行われました。牡馬クラシック2冠馬⑬ゴールドシップ、香港GI馬で国内無冠返上を目指す⑨ルーラーシップ、春の天皇賞馬⑭ビートブラック、秋の天皇賞馬②エイシンフラッシュ(ミルコ・デムーロ騎手が尿管結石で断念。代打・三浦皇成)が参戦。他にも今秋アメリカ遠征を行った⑧トレイルブレイザー、⑩ダークシャドウ、菊花賞2着③スカイディグニティ、金鯱賞勝利の勢いそのままに有馬に挑む⑥オーシャンブルー、2年連続で3着の⑪トゥザグローリー、中山コースと相性がいい⑮ナカヤマナイト、アルゼンチン共和国杯を勝った⑯ルルーシュ、GI2勝の①ローズキングダム、今回がラストランとなる⑫オウケンブルースリなどが出走しました。
単勝の上位人気は、1番人気がゴールドシップ(2.7倍)、2番人気ルーラーシップ(2.7倍)、エイシンフラッシュ3番人気(10.0倍)、ダークシャドウ4番人気(10.8倍)。5番人気以降はナカヤマナイト、ルルーシュ、スカイディグニティ、ビートブラック、トレイルブレイザーが続きました。
注目のスタートで、ルーラーシップが大きく立ち遅れ!あまりいいスタートじゃなかったゴールドシップは直ぐに後方に下げた。先行争いの方は、④アーネストリーがビートブラックをかわして先手を取り、ビートブラック2番手、3番手にルルーシュがつける。1周目のスタンド前に差し掛かり、アーネストリーがレースを引っ張り、ビーブラ2番手、3番手の一には、内側ローズキングダム、外にルルーシュ、中団の5番手グループにはディグニティ、エイシンフラッシュ、トゥザグローリー、ダークシャドウ、トレイルブレイザーがいて、ナカヤマナイト12番手。出遅れたルーラーシップは最後方から後方4番手まで押し上げ、ゴールドシップは最後方で1コーナーを回った。
1,2コーナー中間点を過ぎたところで縦長の状態となり、先頭のア-ネストリーは1000mを60秒5で通過。ビートブラックがピタリと2番手につけ、3番手ルルーシュ、ローキン4番手。5番手⑦ダイワファルコン、スカイディグニティ6番手。7番手の位置にフラッシュ、ダーク、トゥザグロの3頭が横並び。その後ろの10番手にオーシャンブルー、トレブレ11番手と続く。後方グループは、ナカヤマナイト12番手、13番手のところにルーラー、⑤ネヴァヴション、オウケンブルースリが外から追い上げ開始。ゴールドシップは依然として最後方。
残り800mのところで、ゴールドシップがロングスパートを仕掛け、残り600mで中団まで上がって来た!一方先頭争いでは、アーネストリーとビートブラック、ルルーシュとダイワファルコンの4頭が並んだ。4コーナーを回って最後の直線!ファルコンとビーブラが競り合う中、内からエイシンフラッシュが抜け出して先頭に躍り出る!三浦皇成初GI制覇か!?大外からゴールドシップとルーラーシップも上がって来ている。真ん中からオーシャンブルーもやって来た!ラスト100mでオーシャンがフラッシュを捕らえたかと思ったら、ゴールドシップが一気にかわして先頭でゴールイン!なんという強さだ!!大外から一気の追い込みで豪快に差し切ってみせました!
全着順&払戻金
1着⑬ ゴールドシップ 2分31秒9
2着⑥オーシャンブルー 1馬身1/2
3着⑨ルーラーシップ クビ
4着②エイシンフラッシュ 1馬身1/2
5着③スカイディグニティ 1/2馬身
6着⑩ダークシャドウ ハナ
7着⑮ナカヤマナイト 3馬身
8着⑯ルルーシュ 2馬身1/2
9着⑭ビートブラック アタマ
10着⑦ダイワファルコン 3/4馬身
11着④アーネストリー アタマ
12着①ローズキングダム 1/2馬身
13着⑧トレイルブレイザー 3馬身1/2
14着⑫オウケンブルースリ 1馬身1/2
15着⑤ネヴァブション 3/4馬身
16着⑪トゥザグローリー 10馬身
払戻金
単勝 13 270円
複勝 13 130円 6 530円 9 140円
枠連 3-7 3350円
馬連 6-13 3730円
馬単 13-6 5200円
ワイド 6-13 1250円 9-13 240円 6-9 1360円
3連複 6-9-13 4020円
3連単 13-6-9 24250円
冬の中山に新たなる芦毛の怪物が誕生しました!3歳馬・ゴールドシップが古馬勢を蹴散らして有馬記念を制覇!最後方から一気のまくりを仕掛け、直線では大外に持ち出し、ラスト50mでエイシンフラッシュとオーシャンブルーをまとめてかわしました。上がり3ハロン・34.9秒は16頭中最速のタイムです。これでゴールドシップは皐月賞、菊花賞に次いでGI3勝目。2着には単勝10番人気だったオーシャンブルー。GI初挑戦で2着と健闘したから、来年の活躍が大いに期待されますね。終わってみれば、ステイゴールド産駒の1,2フィニッシュ。今年の漢字である「金」に反映した結果となりました。
3着のルーラーシップは、秋GI3戦連続で3着入線。三たびスタートで出遅れましたが、今回はかなりひどかった。スタート直前にゲート内で立ち上がって、他馬より1秒近く遅れて出るような感じでした。その瞬間をテレビで見た時は「もう終わった」と確信しました。鞍上のウィリアムズ騎手も「スタートがすべてです。やれることはやったけど…」と肩を落としていました。レース後には発走調教再審査の処分が下されました。まあ当然だよな…。
優勝したゴールドシップに騎乗した内田博幸騎手は、4度目の有馬記念挑戦で初勝利。今年のGI勝ちは3度目となります。内田騎手はゴールの瞬間、ガッツポーズで勝利をアピール。表彰式ではロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手(ボクシング)たちと一緒に記念撮影。写真を見ると、身長差が違いますな~。村田さんが背が高いのか、内田騎手が小さいのか…。ステイゴールド産駒は昨年のオルフェーヴルに続いての連覇。芦毛の馬が有馬記念を勝ったのは、オグリキャップ以来22年ぶりです。また、このレースでは3年連続で3歳馬が勝利しています。
グランプリ制覇で競馬界の頂点に上り詰めたゴールドシップ、この1年を振り返ると、共同通信杯で後のダービー馬・ディープブリランテを破り重賞初制覇。皐月賞では道悪の内側から抜け出して快勝。日本ダービーでは5着に敗れた後、秋初戦の神戸新聞杯で勝利。菊花賞では最後の直線で早々と先頭に立って勝利。3000mの長丁場を簡単に克服しました。そして有馬記念で初めて古馬と対戦し、大外から鮮やかに差し切り勝ち。本当にワイルドな勝ちっぷりでした。今年は6戦して5勝、GI3勝の好成績。「最優秀3歳牡馬」のタイトルは間違いなく決まり、あとはジェンティルドンナを抑えて年度代表馬を受賞できるかどうかですね。4歳になる来年は海外挑戦もあるかと思ったら、どうやら国内に専念するそうだ。オルフェーヴル、ジェンティルドンナとの対決が早く見てみたいですねえ。
1年の総決算・有馬記念が終わり、今年の中央競馬もこれにて閉幕かと思ったら、今年はまだ終わりません。24日は阪神競馬場で短距離重賞の阪神カップがあります。これが今年最後の重賞レースとなるんです。⑦アドマイヤセプター、⑬サンカルロ、⑮ファイナルフォーム、⑪クラレント、⑧シルポート、①マルセリーナ、③フラガラッハ、⑩ガルボなどが出走を予定しています。さらにWIN5もありますよ。クリスマスイヴの日に最高賞金2億円の「クリスマスプレゼント」が飛び出るといいですね~。