日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

12月9日の競馬界はいろんな事がありました。

2012年12月10日 | 競馬

今年も残り約3週間となった12月9日は、阪神競馬場で2012年の2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズが行われ、WIN5では史上初の出来事があり、またしても2億円の「夢馬券」が飛び出しました。そして香港から「日本馬GI制覇」という嬉しいニュースが入り、「香港スプリント」でロードカナロアが優勝しました!


第64回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)は、来年の「牝馬クラシック候補生」18頭が出走しました。新設重賞のアルテミスステークスを勝った⑥コレクターアイテム、同レース2着の⑱アユサン、ファンタジーステークスの勝ち馬③サウンドリアーナ、2連勝中の⑧サンブルエミューズ、函館2歳ステークス覇者⑬ストークアンドレイ、マイル戦で2勝の⑮ディアマイベイビー、他にも①ローブティサージュ、⑤プリンセスジャック、⑭カラフルブラッサムなどが参戦しました。
ばらついたスタートで始まったこのレース、④メイショウマンボと⑩レッドセシリアがやや出遅れた。先行争いで、好スタートを切った②タガノミューチャンがハナを主張し、⑦クロフネサプライズが2番手、⑪コウエイピース3番手追走。4番手グループにはサウンドリアーナ、サンブルエミューズ、ストークアンドレイ、ディアマイベイビーが横並び状態。中団の位置にローブティサージュと⑫エイシンラトゥナ、プリンセスジャック、コレクターアイテムは11or12番手。後方グループはメイショウマンボ13番手、14番手⑨レッドマニッシュ、15番手セシリア、アユサンが16番手、カラフルブラッサムと⑰トーセンレディがしんがりで並ぶ展開。
外回り3コーナーを回り、ミューチャンが先頭集団を引っ張るが、先頭グループまで上がっていたディアマイベイビーが先頭に並びかける。さらにコウエイピース、クロフネサプライズも含め、4頭が先頭集団を形成。リアーナが最内を通り、エミューズは真ん中、コレクターはまだ馬群の中。
最後の直線に差し掛かり、サウンドリアーナ、タガノミューチャン、クロフネサプライズの3頭の先頭争いから、サプライズがわずかに前に出る。外からティサージュ追い上げ、さらにレッドセシリアが最内から襲いかかる。大外からコレクターアイテムが追い込んできたが届きそうにない。ラスト100mでローブティサージュが先頭に立ち、クロフネサプライズ盛り返し、セシリアが逆転を狙ったが、ティサージュが2頭を抑えて先頭でゴールイン!

「名牝」への登竜門ともいえる一戦は、大接戦の末、単勝5番人気のローブティサージュが優勝。クロフネサプライズとレッドセシリアの追い上げを退け、2歳女王の座に輝きました。クビ差2着のクロフネサプライズは15番人気、10番人気のレッドセシリアは3着に入り、3連単「①-⑦-⑩」の組み合わせで3,047,070円の大荒れ決着となりました。1番人気に支持されたコレクターアイテムは4着、2番人気のサンブルエミューズは8着、サウンドリアーナは直線失速して17着惨敗。
優勝したローブティサージュは、父・ウォーエンブレム、母・プチノワール、母の父はシングスピールという血統。ウォーエンブレム産駒のGI勝ちはブラックエンブレム以来2頭目です。鞍上の秋山真一郎騎手はこのレース初勝利で、JRAGI2勝目。管理する須貝尚介調教師は今年GI3勝目。須貝厩舎は今年に入って、ゴールドシップなどの重賞勝ち馬を5頭も輩出しており、大躍進の1年といえるでしょう。ローブティサージュはこれで通算成績3戦2勝。来年の桜花賞の期待も膨らむけど、阪神JFの優勝馬はここ2年骨折しているので、彼女も骨折でクラシックを棒に振らないか心配だ。


さて、この日のWIN5は最初の対象レースから波乱が起こり、中京メインの尾張ステークスでは1着が同着となり、WN5史上初の「的中2通り」という結果に。
対象レース① 中山10R 美浦ステークス  9番人気の⑥ドリームセーリングが逃げ切って快勝。
対象レース② 阪神10R オリオンステークス  4番人気⑦エーシンミラージュが勝利。
対象レース③ 中山11R カペラステークス(GⅢ)  4番人気⑨シルクフォーチュンが、大外からごぼう抜きを見せ、鮮やかな差し切り勝ち。フォーチュンはダート重賞3勝目。
対象レース④ 中京11R 尾張ステークス  ゴール前で抜け出した④ラインブラッド(9番人気)と⑥スギノエンデバー(3番人気)が並んでゴールインし、写真判定の結果2頭同着。
対象レース⑤ 阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ  優勝した①ローブティサージュは5番人気でした。

対象全レースで1番人気が全敗。払戻金は「6-7-9-6-1」の組み合わせで1504万6990円(的中20票)、もう1組の「6-7-9-4-1」は最高上限の2億円(的中1票)に到達しました!WIN5で2億円が出たのはこれが3回目。キャリオーバーも発生し、1億93万8320円が次回に繰り越されます。来週も2歳FIがあるから、またもや億馬券が出ちゃったりして。


阪神JFがあったその裏で、香港競馬の年末恒例イベント「香港国際競走」がシャティン競馬場で行われました。アジア№1スプリンターを決める香港スプリント(GI・1200m 12頭立て)には、日本から④ロードカナロアと⑫カレンチャンの2頭が参戦。このレースには昨年の勝ち馬①ラッキーナイン、⑪シーサイレン、⑦タイムアフタータイムも出走しました。
スタートでカレンチャンが後手を踏み、最後方からのスタートを強いられたのに対し、ロードカナロアは3番手からの競馬。レースは⑨セリースチェリーが先頭でレースを引っ張り、⑧キャプテンスウィートが2番手。シーサイレンは4番手につける。3コーナーのところで⑥リーディングシティが2番手に浮上、カレンチャンは中団より後ろ、ラッキーナイン後方2番手、⑩フライングブルーが最後方追走。
最後の直線に入り、逃げるセリースチェリーが後続を引き離そうとするが、キャプテンスウィートとロードカナロアが接近し、残り200mでカナロアが2頭を捉えて先頭に躍り出て、ラスト100mで完全に抜け出し、最後は2馬身半差を着けてゴールイン!ロードカナロア日本勢初の香港スプリント制覇!カレンチャンはスタートミスが響いて7着に終わりました。

ロードカナロアがスプリント王国・香港の牙城を破り、海外GI制覇を成し遂げました。道中は3番手の好位をキープし続け、直線で大外から抜け出し、最後は引き離しての完勝劇。まさに「アジア№1スプリンター」の名に相応しい勝ちっぷりでした。ちなみに、ロードカナロアの香港での馬名は「龍王」だそうです。直線での走りは「龍」のように飛びましたね。日本と香港の短距離GIを勝った事により、「最優秀短距離馬」のタイトル獲得は確実。来年は世界を股にかけて活躍するところが見たいです!




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