日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ローエングリン産駒初のGI馬誕生!ロゴタイプが無敗馬・コディーノ撃破で2歳牡馬の頂点に。

2012年12月16日 | 競馬

衆議院の総選挙、東京都知事選挙、FIFAクラブワールドカップ決勝と話題盛りだくさんだった12月16日は、中山競馬場で2012年の2歳牡馬チャンピオン決定戦・第64回朝日杯フューチュリティステークス(GI 芝1600m 16頭立て)が行われました。
今年の朝日杯は、デビューから3連勝&重賞2勝を挙げている⑤コディーノ、こちらも3戦3勝で京王杯2歳ステークスを制した⑫エーシントップ、デビュー2連勝中の③ゴッドフリート、他にもデイリー杯2歳S覇者④テイエムイナズマ、新潟2歳ステークスを勝った①ザラストロ、小倉2歳王者⑮マイネルエテルネル、重賞2着2回⑧クラウンレガーロ、京王杯2着⑥ラブリーデイ、GI完全制覇にリーチが掛かっている武豊騎手騎乗の⑦ティーハーフなどが参戦しました。



直前の単勝の上位人気は、コディーノが単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持され、エーシントップが2番人気(7.3倍)、3番人気以降はゴッドフリート、ラブリーデイ、⑫フラムドグロワール、ティーハーフ、⑭ロゴタイプ、クラウンレガーロと続きました。
スタートでザラストロとテイエムイナズマが後手を踏み、コディーノは好スタートを切った。まず先行争いでクラウンレガーロがいきなり飛び出したが、エーシントップ、エテルネルが並びかけ、ロゴタイプ4番手に、5番手にネオウィズダム。少し離れた6番手にフラムドグロワール、その後ろの7番手にコディーノが追走。その外側に⑯ノウレッジがピッタリ付ける。9番手の位置にラブリーデイとゴッドフリート並走。11番手⑩ワキノブレイブ、後方グループには⑪アットウィル、⑬ディアセルヴィス、14番手のところにティーハーフとイナズマ、最後方にザラストロ。
残り800mを切って3コーナーのところで、今度はネオウィズダムが先頭、マイネルエテルネル2番手、ロゴタイプ3番手まで浮上。コディーノはまだ5,6番手。16頭が一団のまま4コーナーから直線コースに差し掛かり、ロゴタイプがわずかに先頭に出たが、外からコディーノが並びかけようとする。しかし、坂を登りきってもロゴタイプをかわしきれない。ゴール前まで逆転を狙ったが、ロゴタイプが最後まで粘ってゴールイン!コディーノの追撃を振り切り、牡馬2歳チャンピオンに輝きました!


全着順&払戻金
1着⑭ロゴタイプ     1分33秒4
2着⑤コディーノ      クビ
3着③ゴットフリート    2馬身1/2
4着⑫フラムドグロワール  3/4馬身
5着⑦ティーハーフ      クビ
6着⑯ノウレッジ       クビ
7着⑥ラブリーデイ      クビ
8着⑨エーシントップ     クビ
9着⑧クラウンレガーロ   ハナ
10着②ネオウィズダム     1/2馬身
11着⑪アットウィル      クビ
12着①ザラストロ       クビ
13着④テイエムイナズマ   1馬身1/2
14着⑬ディアセルヴィス    クビ
15着⑩ワキノブレイブ     クビ
16着⑮マイネルエテルネル  1馬身1/4

単勝  14 3,450円        
複勝  14 450円  5 110円  3 280円
枠連  3-7 1,380円        
馬連  5-14 1,560円
馬単  14-5 7,770円       
ワイド  5-14 660円  3-14 2,270円  3-5 360円        
3連複  3-5-14 4,530円        
3連単  14-5-3 54,880円        


2年連続で無敗の2歳王者が誕生なるか注目が集まった今年の朝日杯でしたが、単勝7番人気の伏兵・ロゴタイプが優勝。無敗馬、並み居る重賞勝ち馬達を破って2歳牡馬の頂点に立ちました。道中は3,4番手の位置につけ、直線で前に出て、追いすがるコディーノに競り勝ちました。ロゴタイプは父・ローエングリン、母・ステレオタイプの血統。重賞初勝利で通算成績で6戦3勝としました。
鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、今年のGI2勝目で、2010年にグランプリボスとのコンビで制して以来2年ぶり2度目の朝日杯制覇。管理する田中剛調教師は、開業3年目で平地GI初勝利を挙げました。田中調教師は「ミルコさんが本当に上手に乗ってくれた。腕はさすがですね」とデムーロ騎手を称賛していました。どんな馬でも勝たせる「デムーロマジック」恐るべし…。
圧倒的な1番人気を集めたコディーノは、必死にロゴタイプを追い詰めようとしたもののあと一歩届かずクビ差の2着。4戦目で初黒星を喫しました。3コーナー辺りで一旦先頭集団に並びかけたと思ったら、ちょっと下がる場面もありました。ここで勝てば来年のクラシックの主役に躍り出ていただけに悔しい敗戦となりました。今後の巻き返しはあるのか?

来週・22日は2012年の中央競馬の総決算・有馬記念が行われます!ファン投票1位だったオルフェーヴルが回避を表明しましたが、2冠馬・ゴールドシップ、秋天覇者・エイシンフラッシュ、今度こそ国内GI初Vを狙うルーラーシップ、BCターフに参戦したトレイルブレイザー、春天王者・ビートブラックの他にもダークシャドウ、ナカヤマナイト、スカイディグニティが出走予定。例年に比べて盛り上がらなさそうな予感がする今年の有馬記念、最後のGIレースを制するのは一体どの馬なんでしょうか?
有馬以外にも、21日に中山大障害(J・GI)、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス、23日には阪神競馬場で「阪神カップ」があります。有馬の次の日も競馬があるのは正直違和感があるけどなあ…。とにかくクリスマスの3連休も競馬から目が離せない!



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