「いつだって人生後半」。以前からこう思い続けていますが、55歳となるとそれは強くなるのでしょうか。
「生の限定性に直面した今、これまでとは違った角度から考え直す必要があるのではないかと感じています。単なる哲学的なアプローチだけではなく、より現実的に、本気で向き合わねば、時間というものの持つまやかしに騙されてしまうのではないか?」
最近読んだ、坂本龍一『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』に書かれていたことです。直感的ではありますが、納得できる言葉でした。
この本は、とにかく文体に品の良さが溢れています。