ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

桜の花 歩きながら、身近な場所で花見

2012年04月08日 11時51分29秒 | まち歩き

 先週から桜の花が満開になり、見頃です。まだ少し寒いですが、花見のシーズンということで、名所では多くの人が集まって賑わっていることでしょう。

 今回は、極私的な花見の話です。桜の花が美しいところは、何も名所と限らないということで、田園都市線沿線を中心に私が知っている場所を記していきます。なお、写真はありません。

 (1)田園都市線たまプラーザ駅周辺

 昨日、妻と久しぶりにたまプラーザへ行きました。この駅の周辺の桜と言えば、車で走ると少しばかり贅沢な気分になれるのです。

 川崎市宮前区との境、東名高速道路の付近から坂を下り、大坪バス停を経由してたまプラーザ駅前に出る道が、隠れた名所の一つです。昨日も、たまプラーザテラスと東急百貨店との連絡道から桜並木を眺めている人たちが多かったのでした。実際に見ると、なかなか「圧巻」という感じがします。

 車が往来する道路の並木ですから、茣蓙を敷いて酒盛りという訳にはいきません。歩道もそれほど広くないので、まさに歩きながら楽しむというところでしょう。それが良いところなのです。

 この桜並木は、たまプラーザ駅から少しばかり東のほう(鷺沼駅方面)に歩いたところにある、郵政宿舎とCOGGEYの交差点から美しが丘東小学校前交差点の辺りまでも続いています。この通りもなかなかのものです。そして、その交差点のすぐそばに美しが丘公園があり、ここにも桜の木があります。昨日は桜祭りが行われていました。

 土日の渋滞が難点ではありますが、歩きながら愛でるのであれば一押しと言えます。

 (2)二ヶ領用水

  川崎市の歴史を語る際に外すことはできないこの用水路は、多摩区から幸区まで伸びています。私が小学生であった1970年代は水質の汚濁がひどく、どぶ川と化していましたが、1980年代から徐々に浄化され、現在では鯉なども棲み着くようになりました。

 桜ということでは、私が知る限りではありますが、溝の口駅と高津駅との間がおすすめです。とくに、溝口二丁目と三丁目との間、旧大山街道から国道246号線までの区間でしょうか。短い間ですが、ここも歩きながら愛でるということであればおすすめです。

 ちなみに、二ヶ領用水沿いの道路は、幅が狭く、自動車が通行できない箇所も多いので、注意が必要です。

 (3)高津小学校

 高津区で最も伝統のある小学校では、溝口四丁目と五丁目との境界の辺りがとくに美しい場所です。ここも、茣蓙を敷くような場所ではないのですが、散歩をするにはうってつけのところです。

 (4)緑ヶ丘霊園

 この名称は霊園に多いような気もしますが、JR南武線の津田山駅のそばにある霊園です。昔からの名所で、花見のシーズンとなると多くの人が訪れ、茣蓙を敷いて酒盛りをしたり、お弁当を広げたり、中には焼肉をやったりする人もいます。お墓の中で花見というのも変な話ではありますが、死者の霊とあれこれ語り合い、歌って踊って騒いで精進落とし、ということなのでしょうか。

 それはともあれ、手頃な場所なのがよいのでしょう。霊園の入口のそばにはマックスバリュもあります。但し、曜日によっては駐車場がすぐに満車になりますので、御注意を。

 (5)梶ヶ谷第一公園

 地元ではよく知られているのですが、或る意味で隠れた名所でもあります。近くにコジマNEW梶ヶ谷店があり、ドアーズ梶ヶ谷店であった時代から何度も行っていますので、私もこの公園を知っています。シーズンになると花見客が多く、屋台が出たりすることもあるのです。

 梶が谷駅の改札を出たら目の前の道路を右へ進みます。高津郵便局の前を通り、姿見台交差点を直進すると下り坂になります。次の信号を右折し、少し歩くと着きます。

 この公園は、南西のほうが丘になっています。かなり起伏のある地形であるため、花見にはうってつけの場所ともなっています。近くの道路が狭いため、車で行くことはおすすめできませんが、健康のためのウォーキングには最高のコースですので、ぜひ、歩いて行ってみてください。

 他にもたくさんあるのですが、今回はこの辺で。「花の命は短くて」という言葉の通り、もうじき、シーズンも終わります。


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