小学校から高校まで、日本の都道府県と都道府県庁所在都市を学ぶ機会はないのでしょうか?
今日(12月21日)のクラス授業で、意図的に都道府県名と都道府県庁所在都市名とが異なる場合の県庁所在都市を答えさせる問題を出したのですが、ひどいものでした。
出題したのは、次の県です。
岩手県
宮城県
茨城県
栃木県
群馬県
神奈川県
石川県
山梨県
愛知県
三重県
滋賀県
兵庫県
島根県
香川県
愛媛県
沖縄県
以上のうち、とくに中国地方・四国地方についての不正解が多く、しかも滅茶苦茶な地理感覚に囚われそうにすらなるような解答が続出しました。
また、以前から不思議に思っているのですが、兵庫県庁の所在都市を答えられない学生が少なくないのです。神戸市は有名な都市でないのでしょうか。まさか阪神という言葉を聞いたことがないという訳ではないでしょうに。
もう一つ記しておくと、松山市を知らないのではないかと思われる学生も少なくないようです。夏目漱石の「坊っちゃん」でも有名な都市なのに、読書経験がないのか、ニュースを見たり聞いたりしないのか、どちらかでしょう。
法律学と地理は、当然、無縁ではありません。或る程度は地理を知らないと、事件なり判決なりを理解できない場合すら出てくるのです。
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そもそも、大学で「授業」という言葉を使わなければならないのが、講師時代から今に至るまで釈然としません。以前、私のホームページに設置していた掲示板(BBS)にも書いたことがあります。
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