今年は、4月から大東文化大学の法学研究所長となり、11月3日には新潟大学で行われた日本財政法学会の研究報告を担当するとともに、8年以上も務めた同学会の監事から理事となりました。
今日も23時半から、毎年一度も欠かさず見ているジルヴェスターコンサート(テレビ東京系)です。年末年始のテレビ番組はこれしか楽しみにしていないので、仕事に打ち込めたりします。
もう一つ。このブログには書かなかったのですが、今年はフィリアホールで、アルト・サックスの矢野沙織さんの演奏を聴き(テレビ朝日系列の「報道ステーション」のテーマ曲などでおなじみですが、彼女の場合はフリーキーな演奏も魅力です)、クラリネットの橋本杏奈さんの演奏を聴き(イギリスものだけではなく、ブラームスのクラリネット・ソナタなども聴いてみたいものです)、そして11月24日の「クロード・ドビュッシー没後100年[室内楽回顧展]」(フィリアホール25周年記念コンサート。吉野直子さんを初めに7人が出演)を聴くことができました。私が行ったフィリアホールのコンサートで外れたことはほとんどありませんが、この3つのコンサートは大正解でした。
さらにもう一つ。今年は、このブログで取り上げた"John Coltrane, Both Directions at Once, The Lost Album"と"Eric Dolphy, Musical Prophet : The Expanded 1963 New York Studio Sessions"が発売されました。勿論、購入しました。中学生時代に、たしか溝口でコルトレーンの「ジャイアント・ステップス」を、高校に入って間もない1984年4月下旬にドルフィーの「ラスト・デイト」を秋葉原で購入してから、この二人が残してくれた演奏を何度聴いたことでしょうか。1984年8月31日に初めて行った六本木WAVEで、購入するか否かに関わらず、必ずコルトレーンとドルフィーのアルバム(LPやCD)はチェックしていました。しかも、ドルフィーはコルトレーンのバンドに参加したことがあり、凄いという言葉では足りないくらいの演奏をしていたのです(正規で発売されたインパルス盤よりも、海賊版での"Mr. P. C."や" Miles Mode"のほうがわかります)。
私のジャズ趣味は、かなりの程度でコルトレーンとドルフィーの影響を受けています。コルトレーンが演奏する「チェイシン・ザ・トレーン」、「マイ・フェイバリット・シングス」(これはやはり日本最終公演での演奏が最高でしょう。テナー・サックスのソロでEマイナーを抜けてEメジャーに入った瞬間の数小節のソロは、そのまま、口笛で吹けるほどに頭の中に入ってしまいました)、「アフロ・ブルー」、「至上の愛」、ドルフィーが演奏する「アウト・ゼア」、「ミス・アン」、「エピストロフィー」(モンクの演奏より好きです)、「アイアン・マン」というような曲ばかり聴いていたからかもしれません。
コルトレーンは1967年7月に、ドルフィーは1964年6月に亡くなっていますから、1968年生まれの私は彼らと全く時を共有していませんが、良い物に時間差も何もありません。
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