2018年から都営浅草線に5500形が走っていますが、どういう訳か今年(2023年)になるまで乗ったことがなく、見たこともあまりなかったのでした。
鉄道車両のスタイルにも流行があるのかどうかわかりませんが、京王5000系や東急2020系・6020系・3020系などと似ています。それも当然かもしれません。東京都交通局5500形を製造したのは総合車両製作所横浜事業所、かつての東急車輌製造の横浜製作所です。京王5000系を製造したのも総合車輌製作所、東急2020系・6020系・3020系を製造したのも言わずもがなの総合車両製作所なのです。
東京で、そればかりか全国で最初に他の鉄道会社の路線との相互直通運転を開始したのが都営浅草線(都市交通審議会が付けた番号によれば1号線)です。利用客も多く、泉岳寺駅から押上駅までの区間には京成電鉄、京浜急行電鉄などの車両も走り、賑やかです。最近では東京の地下鉄でもワンマン運転化が進んでおり、都営地下鉄では三田線と大江戸線でワンマン運転が行われていますが、浅草線と新宿線には車掌が乗務しています。
ちなみに、東京の地下鉄で千代田区を通らないのが、この都営浅草線と都営大江戸線、そして東京メトロ副都心線です。副都心線の場合は起点および終点からして当然と言えますが(ついでに記すと港区や文京区なども通りません)、浅草線および大江戸線の場合は千代田区の近くを通るものの、千代田区に路線は敷かれていません。このように記すと「大江戸線の飯田橋駅はどうなんだ?」と尋ねられるかもしれないのですが、飯田橋駅の所在地は複雑で、JR東日本の駅は千代田区、東京メトロの駅は新宿区、大江戸線の駅は文京区にあるのです。そして、文京区にはJRの駅がありません。山手線が文京区を通るのですが、それは巣鴨駅と駒込駅との間で、距離としても僅かなものです。
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