対岸の灯りと月明りをながめながら

2006年12月01日 | 
船は静かに和歌山港を離岸した。
みるみるうちに加速する。

防波堤を抜ける頃には
空の色は濃紺に染まり、
三日月が金色に輝いている。

和歌山から徳島まで2時間の船旅。
片道で2000円。
大阪と徳島を結ぶ大事な路線でもある。
ただ最近は高速バスに客をとられているせいか
電車からの乗り継ぎ客は少ない。

右舷には淡路島の島影が暗闇の中にぼんやりと浮かぶ。
海上でありながら、淡路島や本州・四国の電波を拾うため
携帯電話が使用できる時間帯が長い。

船が徳島港に入港する。
市の中心部から遠く外れた港。
結局、接続する路線バスに乗ったのは、私を含めた3人だけだった。
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