雷門を出てそのまま真っ直ぐ進むと、駒形橋に抜けますが、
この橋の側に立つ堂宇が駒形堂です。
推古天皇卅六年(628)、檜前竹成・浜成兄弟(のちに三社様の祭神)
宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていた時に観音像が網にかかり
この兄弟の手によって上陸した場所がこの場所とされています。
聖観世音菩薩示現の地として、後に馬頭観音が草堂に祀られ
人々は心願成就のお礼に馬の形の供物を奉納したと言われています。
天慶五年(942)に平公雅によって堂宇が建立されたと伝えられ
前述の逸話から「駒形堂」と呼ばれるようになったとも言われています。