亀戸水神宮

2017年02月28日 | 東京のお散歩
亀戸にある水の神様、亀戸水神宮。
しばしばその知名度から、亀戸天神と間違われることが多い神社ですが
亀戸水神の創建は不詳ながら室町時代とされ、亀戸天神が創建された
西暦1600年代後半の地図には、すでに水神宮の記載がある、古い神社です。

旧中川の氾濫による水害除けを祈願するために、大和国の丹生川上神社から
彌都波能賣(罔象女:ミズハノメ)神を勧請したものとされています。

現在は亀戸香取神社の兼務社となっています。


(亀戸水神宮と東京スカイツリー)



(亀戸水神宮)



(最寄駅は東武亀戸線亀戸水神駅)


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新宿高層ビル街・水の風景 NSビルの振り子時計

2017年02月27日 | 東京のお散歩
新宿NSビルは、地上30階/地下3階、昭和五十七年竣工の高層ビルです。

日本生命と住友不動産がデベロッパーとなっており、両者の頭文字から
NSビルと命名されています。

館内中央部は、1階から最上階まで吹き抜けとなっていて、その南側壁面に
『ユックリズム振り子時計』と名付けられた、大きな時計が動いています。

これは、ギネスブックにも掲載されたこともある世界最大「級」の振り子時計で
セイコーが製作した振り子時計です。

振り子は22.5mの長さで、30秒で一往復しています。
しかし、大きすぎる振り子のため、空気抵抗などで振り子の力が弱まるため
時計の下にある小さな水車によって、動力を補助しているそうです。





ゼンマイや電力でなく、水力を補助動力としているところが、
なんとも浄水場跡地のビルらしいですね。
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新宿高層ビル街・水の風景 京王プラザホテル

2017年02月26日 | 東京のお散歩
京王プラザホテルは、淀橋浄水場跡の新宿高層ビル街の先駆け的存在とも言える建物で
地上47階/地下3階、全1438室、昭和四十六年開業の日本初の超高層ホテルです。

ホテルの1階の和食屋に面して、竹やぶと滝組が造られていますが、
通常のこういった店と異なり、公道からもこの「坪庭」を眺めることができます。


もちろん店内の環境を損なうことがないよう造られています。
数ある新宿西口の水の風景の中では、「和」を前面に出した作りとなっています。

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新宿高層ビル街・水の風景 新宿三井ビル55ひろば

2017年02月25日 | 東京のお散歩
55階建の三井ビル前の地下に、55ひろばという広場があります。

ここでは休日などにコンサートやフリーマーケットなどが開催され
普段も晴れた日には地下ながら青空の下でくつろげる共用空間になっています。

この広場の南側(京王プラザホテル側)に、人工の滝が作られています。




レンガを階段状に組んだような滝組は、繊細さと迫力を兼ね備えた
不思議な美しさのあるものとなっています。




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新宿高層ビル街・水の風景 新宿センタービル

2017年02月24日 | 東京のお散歩
新宿センタービルは、昭和五十四年十月竣工の高層ビルです。
地上54階/地下4階で、塔屋やアンテナなどを含めた高さは222.95m、
大成建設施工、東京建物がデベロッパーとなっています。

ここも浄水場跡地らしく、別館1階と、共用部地下に水の流れを作り
付近に勤める人や、散歩する人々の憩いの場になっています。





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富士山の日

2017年02月23日 | 写真
今日は富士山の日。
静岡県の公立学校は休校でした。
一方、山梨県は公立も休みではないという…。

でも将来的には、日本全体が休日になってしまうんです。

今日は皇太子殿下の誕生日ですから…。


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新宿高層ビル街・水の風景 新宿駅西口ロータリー

2017年02月22日 | 東京のお散歩
新宿駅西口地下一階のロータリーに、一条の滝が流れています。

地上と接続する自動車専用の螺旋状の勾配のカーブ地点にあるので
歩行者からは見えにくいばかりか、運転者も気にしていられない場所にあり
なぜここに滝を作ったのか?と疑問に思わずにいられない水の風景です。

かつては2つの螺旋状通路のそれぞれ中心に噴水がありましたが、
平成二十三年の大改修の際に、噴水跡を緑地として、4号街路側、
つまり上下通路の二又部分に「水と緑と光の広場」の意匠を継承すべく
自然の水の流れを再現する滝を設置したそうです。


(下降通路側から)


(上昇通路側から)

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淀橋浄水場跡を歩く

2017年02月21日 | 東京のお散歩
玉川上水の水を、都内の水道水として使用するための浄水場、淀橋浄水場。
この浄水場の跡地が、現在の新宿の超高層ビル街です。

地表面≒浄水場水面と、浄水場池底の二つの「1階」が存在するため
新宿駅のダンジョンと合わせて、初心者に厳しい通路配置になっています。

浄水場跡地の名残なのか、多くのビルに噴水や池など、水を使った施設があり
これらを見ながら散歩するのも、楽しいものです。

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玉川上水を歩く おまけ 江戸城内の遺構

2017年02月20日 | 東京のお散歩
玉川上水は、江戸市中だけでなく、江戸城内への給水も行っていました。

その遺構は、現在の御所のある吹上、江戸時代の西ノ丸に遺されています。
玉川上水によって給水された上水道水は、甲州街道に沿って送水され
半蔵門で城内に導水され、城壁に沿って流れていきます。
乾門でさらに城内の道灌濠方面へ、現在でも送水路が遺されています。




御所の外周であるが故に遺されたであろう、玉川上水の末端の遺跡の一つです。
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青山上水

2017年02月19日 | 東京のお散歩
江戸の六上水と呼ばれる上水道のうち、玉川上水の分水は3本あります。

上流から順に千川上水、三田上水は、「玉川上水を歩く」で紹介しました。
もう1本の青山上水は、分水というより、四谷大木戸の下流の配水設備のうち
最大の幹線を青山上水として運用したと考えても、強ち間違いではないような
そんな分水の上水道でした。

江戸市中のうち、青山・赤坂・麻布・飯倉から芝へ給水していましたが
享保七年(1722)に廃止されました。
明治時代に麻布水道として一時期復活したため、その遺構の一部は
現在でも新宿御苑東縁などで目にする事ができます。

この新宿御苑の遺構は、渋谷川の最上流でもあり、大京町交番前の交差点付近で
渋谷川と青山上水に分かれて、上水は一旦左門町あたりまで北上したのち
再び南下し信濃町から権田原を通り青山方面へ給水していました。


(新宿御苑東縁の流路跡)



(権田原。左側は赤坂御用地)


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玉川上水を歩く 四谷大木戸

2017年02月18日 | 東京のお散歩
玉川上水の終点、四谷大木戸です。
羽村取水堰から四谷大木戸まで43キロ、その標高差わずか100メートルを
たった半年で開削した事は、17世紀半ばの日本の技術力の高さを示しています。

四谷大木戸から先は、江戸城内や城下へ石升や木樋で配水していました。

ここから先も、一部の水路は跡が遺されていますが、「玉川上水」ではないので
またの機会に…。


(四谷大木戸付近)
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玉川上水を歩く 新宿御苑の散歩道

2017年02月17日 | 東京のお散歩
玉川上水は、新宿駅の広大な敷地を渡り、東口側へ出ます。

この辺りでは、流路は完全に失われたかのように思われますが
暗渠化された際の流路が地下に遺されていて、下水越流の排水路として
現在でも水路の役目を果たしています。

新宿御苑の北側では、地上を流れていた玉川上水の面影を遺すべく
新宿区によって、新宿御苑トンネルの湧水を「玉川上水を偲ぶ流れ」として
御苑北側外周の遊歩道「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」に流しています。





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ウグイス色はウグイスに非ず

2017年02月16日 | 写真


梅の枝にとまる鳥。
美しいウグイス色ですが、これはメジロです。
実はウグイスはこんなにウグイス色をしていないそうです。

梅にウグイスというのは、春の代名詞的な言葉ですが
実際にはメジロの方が画になるようですね。
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玉川上水を歩く 新宿中央公園

2017年02月15日 | 東京のお散歩
玉川上水の流路からは、少し北にずれますが、淀橋浄水場への新水路に沿って
新宿中央公園が広がっています。

新宿中央公園は、十二社の池の低地と、淀橋浄水場の間の尾根に位置していて
かつて小西六写真工業(現コニカミノルタ)の工場があった場所に
昭和四十三年に都立公園として開園し、昭和五十年に新宿区に移管されました。

「水の街」の公園らしく、園内には滝と、水道局の淀橋給水所が設けられています。


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玉川上水を歩く 東京消防庁の2つの施設

2017年02月14日 | 東京のお散歩
玉川上水が浅い谷を迂回し、再び甲州街道へ向けて北上すると
東京消防庁の二つの施設に挟まれた区間になります。

右岸の東京消防庁消防学校と左岸の東京消防庁機械装備工場があり
平日には消防学校の訓練の声が響き渡っています。

この他に、東京都消防訓練所や、東消関連の財団法人消防試験研究センターがあり
閑静ながら活気のある暗渠の遊歩道となっています。

この地に消防学校が出来たのが昭和十三年。
それまで幡ヶ谷本町にあったものが、ここに移転してきたのですが
当時はもちろん上水も開渠で、淀橋浄水場へ多くの水を運ぶ途中でした。
この上水の水を直接訓練に使ったわけではないと思いますが
水のある場所ならではの職場(消防学校の学生は、正確には消防職員)です。

なお、現在は玉川上水の暗渠と、消防学校を挟んだ反対には
火を大量に使用する代々幡斎場が建てられています。



(左が装備工場、右が消防学校)



(装備工場は、上水が迂回した谷の斜面を敷地としている)

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