西浅草の東本願寺は、浄土真宗東本願寺派の本山となる寺院です。
東本願寺派は、京都の東本願寺を本山とする真宗大谷派から
お東騒動と呼ばれる昭和四十四年の分裂騒動で分派した一派で
それまでは真宗大谷派浅草本願寺と称していました。
(後に東京別院東京本願寺→東本願寺)
慶安四年(1651)、京都東本願寺(真宗本廟)第十二世教如が
神田に江戸御坊光瑞寺を建立し、後に東本願寺別院となり
明暦の大火によって焼失した後、浅草へ移りました。
明治以降は彰義隊の拠点、明治天皇臨幸による地方官会議議場、
日清戦争、第一次世界大戦の俘虜収容所としても使用され
大谷派の分裂騒動を経て、現在へ続いています。