路面電車の旅 長崎

2007年01月16日 | 
すり鉢上になった長崎の街を
市電が行き来する。

出島界隈の西洋風情と
チャイナタウンの中国風情の中を

川を越え
坂を越えて走る。

この時期、旧正月に向けて
長崎の街は一層華やかに
赤い色に包まれる。

この街もかつて
悪魔によって焼き尽くされた。

そして
度重なる水害にも負けず

今日も長崎の風に吹かれながら
たくさんの思いを運んでいる。
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路面電車の旅 高知

2007年01月15日 | 
路面電車の旅も、いよいよ高知までやってきました。

冬の早朝のJR高知駅。
暖房が効きすぎる夜行列車から降りると、
すこしヒンヤリとした空気が
目をはっきりと覚ましてくれる。

決して寒いと感じるわけではない
南国土佐の潮風を含んだ風。

あぁ、遠くへきたなぁ。
と、街路樹が感じさせてくれる。
その大通りの真ん中を走る「とさでん」。


南からの海風に吹かれながら
威勢よくも、ゆったりとした時間の中を
ゴトゴトと走ってゆく。
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路面電車の旅 松山

2007年01月14日 | 
松山。
夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台でもある。

松山城の周囲と道後温泉、市街中心部を走る路面電車。
松山駅・松山市駅~道後温泉には、坊ちゃんに出てくる汽車をモデルにした
「坊ちゃん列車」が走っている。
蒸気機関車のカタチをしたディーゼル機関車がひく、
明治時代然のオープンデッキの客車に
当時の面影の車掌が乗り込む。

古くからの街に似合う風景。

高層ビルがほとんどない松山。
それでも活気のある市街。
なんとなくホッとする
そんな古くて賑やかな街の路面電車。
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路面電車の旅 広島

2007年01月13日 | 
62年前、この街は世界で初めて原子爆弾の犠牲になった。
路面電車もまた、被爆した。


21世紀。
被爆した車両は、それまで走り続けた街から
引退した。

それでも、このの祈りに
終わりはこない。
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久々に路面電車の旅 岡山

2007年01月12日 | 
岡山駅から地下道を抜けて通りにあがると
道路の中央に路面電車の停留所。


岡山城や後楽園へ行くにはとても便利な電車。


ここをはしる車両のなかには
かつて東武鉄道の路面電車として、日光を走っていた車両も存在する。

ほかの土地でもそうだけど
意外な履歴の車両と出会えるのも
路面電車の楽しみ。

新しい車両が来ると、ちょっとガッカリしたりする。
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東京上空

2007年01月11日 | 
成田からの飛行機で
東京港上空を通過する。

いつもの風景を見下ろす。

こうやってみると東京って緑が多い。

この街のどこかに
このブログを読んでくれている人がいるんだな…
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開通!

2007年01月10日 | 
去る1月5日に、台湾高鐵が開業しました。
今の所、板橋~左營間の暫定開業ですが、
試運転自体は台北駅まですでに行われています。

最終的には南港から高雄までが結ばれることになるそうです。
結局台北駅は終着駅にならないワケですね。

これで台北~高雄が最速90分で結ばれることになるわけですが
当然国内航空会社としては大打撃になります。

スロットの空いた台北松山空港の発着枠を
日本線、韓国線のチャーター便に割り当てるという動きも出ているようです。

新型特急の太魯閣号や、新型通勤電車、
高雄の地下鉄開業、桃園空港までのMRT建設、
各地での高鐵駅アクセスのLRT(路面電車)建設と、
台湾では鉄道の建設ラッシュが相次いでいます。

これからますます便利になりそうですね。

私の渡台回数も増えそうです。
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ぶらり台湾鐵路の旅

2007年01月09日 | 
その日は朝から愚図ついた空模様だった。
いつもの路線バス、260番で台北車站へ出る。

広く吹き抜けた1Fホールの有人窓口は
早朝だけあってまだ人影もまばら。
この日は西暦正月の連休最終日であったが
海側の座席を取ることができた。

今日は東海岸を旅してみる。

1079次自強號 往知本(特急自強号1079号知本行き)
この列車で玉里まで行ってみる。

玉里は台湾の最高峰玉山(3952メートル)の麓の
大理石の産地としても有名な北緯23°30"に位置する、
北回帰線直下の町。


台北駅9:20
開業間近の高鐵ホームを横目に
4月台B側のホームで列車を待つ。

やがて地下トンネルの向こうから
ディーゼルエンジンの音を響かせながら
日本製の車両が9両編成で入線して来た。

台鐵は板橋~松山間が地下区間となっている。
この区間を貨物も電気機関車もディーゼル機関車も
客車の列車も通勤電車も特急列車も
果ては新幹線も走っているのである。

9:27分、定刻よりも1分遅れて発車。
台湾の鉄道はさすがに日本ほど正確に運行はしないが
それでも世界のほかの地域に比べれば
かなり優秀だと思う。
遅れていても必ず何分遅れているかの表示とアナウンスが繰り返される。
この表示に関して言えば、日本よりもサービスがいいかもしれない。

日本の鉄道よりも乗り心地もいいと思う。
機関車が牽く列車も、台湾ではまだまだたくさん走っているが
日本のブルートレインよりも発車の衝撃は少ない。
運転士の「職人魂」がそうさせているのだろうか。

さて、地下区間を抜けた列車はまず北へ向けてスピードを上げる。
ほとんどの列車がとまる松山さえ通過するこの列車は
花蓮までノンストップ。

八堵で左に基隆方面へ向かう線路と別れ、列車はスピードを落として
山間を東へ進む。
やがて列車は南下し始めると、いよいよ東海岸である。

空は雲が低く垂れ込めているが
それでも海は青く輝いている。
晴れていればどれほど美しいことだろう。
この海を隔てて100キロ先は、日本の与那国島。

日本からこれだけ近く、これだけ近代的に開かれた島で
これほど美しい海を眺めることが出来るのも
この地域が海岸間近まで山が迫り
原住民以外が入り込む余地が無かったからだろう。

花蓮を出ると、列車は中央山脈と海岸山脈の間をさらに南へ向けて走る。

山間の風景も、どこか懐かしく美しい風景。
列車の揺れに身を委ねうたた寝しているうちに
玉里到着のアナウンス。
中国語、台湾語、客家語の3言語でのアナウンス。

ドアを手で開けホームに降りる。
南国の冬独特の心地よい温い空気に包まれる。

特にすることはない。

かつてこの町で、日本人が作っていた羊羹が
今でも名物として作り継がれている。
その羊羹を買いに行く。

ただそれだけの旅。

駅でアメリカ人宣教師と出会った。
こんな静かな地方の町で
西洋人と中国語で話をするのも
なんだか変な感じだ。

でも、そんな出会いがあるから
きっと私は旅を続ける。
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昼と夜の間

2007年01月08日 | 
夢を乗せた飛行機は
昼と夜の間を飛ぶ

機窓の風景は
自然が作り出す芸術


同じ風景は
2度と目にできないけれど

だから
どんな風景も宝石よりも輝く
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深セン

2007年01月07日 | 
香港、尖沙咀東駅(尖東站)から九廣鐵路でやく40分。
香港特別行政区と、中国本土との「国境」羅湖に到着。

徒歩で中国本土へ「入国」する。


そこはまさしく「中華人民共和国」。
簡体字と雑然とした人々の群れが
つい数十歩手前の香港とはまるで異なる雰囲気を醸し出す。

深センの街は、高層ビルが建ち並ぶ「経済特区」。
しかしながら、やはり垢抜けなさの目立つ
中国本土の街並みなのだ。
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マカオ

2007年01月06日 | 
香港からジェットフェリーで1時間。ヘリコプターなら18分。
旧ポルトガル領、中華人民共和国澳門特別行政区。

街並み自体もどこか未だにヨーロッパ風の佇まいを残している。

亜熱帯の青い空に映える建物。
ここがどこなのか忘れさせてくれる
そんな「異国情緒」たっぷりの街です。
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香港

2007年01月05日 | 
この狭い街の中に
数えきれぬほどの出会いや別れ
喜びや悲しみが詰まっている

そしてその思いが
夜空を明るく染めるほどの
夜景となって浮かび上がる
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ただいま!

2007年01月04日 | 
東京に帰ってきました。


やっぱり日本が1番!

決まり文句です。
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2007年01月03日 | 
今日の桃園県は雨。
憂鬱に降り続く。

なにもすることなく
ただ
台湾の雨をながめている
そんな1日。
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東海岸

2007年01月02日 | 
台湾の東海岸は、海のすぐ近くまで山が押し寄せている。

その、来るものを拒むかのような地形の為に風景は美しく残されている。

かつて南洋の民族が、木をくりぬいただけの船で北上し、
たどり着いた寶島。

きっと、ここから更に北上した者が、私の祖先なのかもしれない。


この海の向こうは、日本。
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